乳がん20年生!38歳でステージ1の乳がんが発覚した、現在49歳の女性の体験談です。
基本情報
ステージ | Ⅰ |
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告知時の年齢 | 38歳 |
現在の年齢 | 49歳 |
サブタイプ | トリプルネガティブ |
Ki-67 | 38 |
核グレード | 2 |
組織学的グレード | 2 |
乳がんの種類 | 浸潤性乳管がん |
遺伝性の有無 | なし |
腫瘍径 | 1cm台 |
静脈侵襲 | あり |
リンパ管侵襲 | なし |
リンパ節転移 | なし |
手術の内容 | 部分切除 |
乳房再建 | しなかった |
行った治療 | 化学療法(抗がん剤) 放射線治療 |
関連ページ | ・30代の体験談 ・AYA世代の体験談 ・トリプルネガティブの体験談 |
食事について実践していること
乳がんの治療を終えてから、再発予防のために食生活を大きく見直しました。具体的には以下の通りですが、これらの食生活の変化により、体調が良くなり、体重管理もしやすくなったと感じています。
- 野菜と果物を意識的に増やす(特に緑黄色野菜)
- 大豆製品(豆腐や納豆)を毎日の献立に組み込む
- 週に2,3回は魚を食べる(特にサバやイワシなどの青魚)
- 白いご飯やパンから、玄米・全粒粉パンに切り替える
- 赤身肉は週に1,2回に抑え、代わりに植物性タンパク質を多く摂る
- 緑茶を1日3杯飲む
- 食物繊維の摂取量を増やす
- 飲酒は極力控えめに
参考情報 | 情報元 |
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緑黄色野菜はがんを防ぐ働きがある | 虎の門病院ブレストセンター |
大豆イソフラボンが乳がんの再発リスクを減少させた | アストラゼネカ |
青魚をとろう | 小野薬品工業 |
緑茶と乳がん | 国立がん研究センター |
食物繊維と乳がん | 国立がん研究センター |
飲酒は控えめに | 患者さんのための乳がん診療ガイドライン |
運動について実践していること
新たに運動する習慣をつくりました。具体的には以下の通りですが、これらの習慣で体調が良くなり、前向きな気持ちで過ごせるようになりました。
- 毎朝30分のウォーキング(気分転換にもなる)
- 週2回のジム&ヨガ(軽いウエイトトレーニングも行い、上半身の筋力維持)
- 週末にテニス(運動しながら人との交流を深められるのが嬉しい)
- 日常生活でも少しずつ活動量を増やすよう心がける(階段を使うなど)
食事・運動以外で実践していること
食事・運動以外で取り組んでいることや心がけていることは以下の通りです。
- 十分な睡眠を取ることを最優先(毎晩7時間以上の睡眠時間を確保)
- 瞑想やアロマセラピーで心の安定を保つよう努める
- 日々のセルフチェックと定期的な検診
- 乳がん仲間のグループに参加し、情報交換や心の支えを得る
- 喫煙をやめる
同じ乳がん経験者として伝えたいこと
私は11年前、38歳でトリプルネガティブ乳がんステージ1の診断を受けました。当時は恐怖と不安でいっぱいでしたが、今こうして元気に過ごせていることをお伝えしたいです。
乳がんの告知を受けたばかりの方、治療を始めたばかりの方へ。今はきっと不安で胸がいっぱいだと思います。私も同じ思いを経験しました。特にトリプルネガティブという言葉に、さらなる不安を感じたことを覚えています。
しかし、大切なのは希望を持ち続けることです。医学は日々進歩しており、治療の選択肢も増えています。
私の場合、手術・抗がん剤治療・放射線治療を受けました。確かに辛い時期もありましたが、家族や医療スタッフの支えのおかげで乗り越えることができました。
治療中は、自分の体と心に正直に向き合うことが大切です。無理をせず、休息をしっかり取ることも重要です。
私は治療中、瞑想やヨガを始めました。これらが心の安定に役立ちました。また、同じ経験をしている方々との交流も大きな支えになりました。患者会や支援グループに参加することで、多くの情報や励ましを得られました。
すべての治療を終えた今、私は毎日を大切に生きています。乳がんを経験したからこそ、人生の素晴らしさをより深く感じられるようになりました。11年間再発なく過ごせていることに、日々感謝しています。
乳がんがわかったばかりの方にも、ぜひ希望を持ち続けてほしいと思います。辛い時期もあるかもしれませんが、必ず光は見えてきます。
あなたは決して一人ではありません。多くの人があなたを支え、応援しています。一緒に前を向いて歩んでいきましょう。