乳がん14年生!24歳でステージ1の乳がんが発覚した、現在38歳の女性の体験談です。

基本情報

ステージ
告知時の年齢 24歳
現在の年齢 38歳
サブタイプ ルミナールA
Ki-67 19以下
核グレード 1
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無
腫瘍径 1cm台
静脈侵襲 なし
リンパ管侵襲 なし
リンパ節転移 なし
手術の内容 部分切除(腋窩リンパ節郭清なし)
乳房再建 しなかった
行った治療 ホルモン療法
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食事について実践していること

食事で心掛けているのは甘いものを取りすぎないことです。糖質ががん細胞のエネルギーになると聞き、取りすぎは良くないと思い、以前よりも甘いものは控えめにしています。

あと、豆乳は乳がんの再発リスクを下げるという話も聞きましたが、私の乳がんが女性ホルモンに反応するタイプで、気持ち的にちょっと気になってしまうため、あえて飲んだりはしていません。

逆に、今までよりよく食べるようにしているのは野菜です。和食を中心にして、野菜の量を増やしています。間食がほしくなったら、甘いものではなく、野菜ジュースやトマトジュースを飲むようにしています。

参考情報 情報元
糖質と脂肪の摂り過ぎに注意 日本医療・健康情報研究所
豆乳の摂取と乳がん 横浜栄共済病院
野菜と乳がん 国立がん研究センター

運動について実践していること

もともと体力がある方ではなかったので、頑張って運動量を増やしました。

毎日YouTubeを見ながらヨガやピラティスを行っているほか、週に何回かは近所の公園までジョギングすることもあります。

あと、ニンテンドースイッチを使って、リングフィットアドベンチャーやボクシングなどの運動を楽しみながらやっています。

最初は続けることが大変でしたが、3日1週間2週間1ヶ月…と経っていくと、運動が日常生活の一部になりました。嫌になるほど疲れる運動ではなく、無理のない範囲の運動に取り組むことが継続のコツだと思います。

食事・運動以外で実践していること

ストレスを溜めないようにしています。どうしても今までは勉強や仕事などで自分に過度なプレッシャーやストレスをかけていた気がします。

ストレスを感じたら「おいしいものを食べる」「一人カラオケをする」「休日なら夜じゃなくても寝る」「アロマを嗅ぐ」など、自分なりに工夫しています。

また、自分と合わない友人とは距離を置くようになりました。自分が変わるのも限度があるので、ストレスの少ない環境や相手を大切にするようにしています。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

私の場合は早期に見つけたため、深刻度は低いものかも知れなかったですが、乳がんは多くの女性がなる可能性があります。「何かをしたからなった」「自分のせいでこうなった」というわけではありません。

だから罪悪感を持つ必要はないのです。心ない人に病気を責められることがあったとしても、気にしなくていいのです。どうかナーバスにならず、今しなくちゃいけないことだけを見つめていてください

それに、乳がんをきっかけに、家族や友人と触れあえる時間が増えることだってあります。

私の場合、家族に思いっきり心配をかけましたが、私以上に心配してくれた家族がいたからこそ、治療を踏ん張って頑張ることができたし、必要以上に不安にのみこまれることがなく済みました。

誰だって病気はするものです。それがたまたま乳がんで、治療が必要になっただけだと思うようにしていました。

今まで頑張ってきたからこそ、ここで自分を省みるための人生の休息期間なんだというくらい大きく構えて、治療の期間を無事に乗り越えられるように願っています。

私はもう10年以上元気に過ごしています。元の日常生活に戻ったどころか、前よりも体力がついて健康なほどです。同じ乳がん経験者として、一緒に元気で明るい未来を開いていきましょう。