乳がん14年生!32歳でステージ1の乳がんが発覚した、現在46歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ
告知時の年齢 32歳
現在の年齢 46歳
サブタイプ ルミナールA
Ki-67 19以下
核グレード
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無
腫瘍径
静脈侵襲
リンパ管侵襲
リンパ節転移
手術の内容 部分切除
乳房再建
行った治療 ホルモン療法
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食事について実践していること

1日3食、栄養バランスに優れた食事を意識しました。

肉や油物中心だった食生活を野菜や魚を中心にしたメニュー構成にして、アルコール飲料や糖分を多く含んだ飲料水は極力控えています。あと、無添加の豆乳を毎日飲んでいます。

参考情報 情報元
野菜と乳がん 国立がん研究センター
青魚をとろう 小野薬品工業
豆乳の摂取と乳がん 横浜栄共済病院

運動について実践していること

もともと運動はあまり得意ではないので、身体にあまり負担のかからない軽めのウォーキングを毎日30分行っています。

今ではホットヨガにも挑戦中。ヨガは難易度や負担も非常に少なく、楽しみながら身体を動かせるのでリフレッシュにもなり、良い意味でストレス解消にもなります。今1番ハマっている健康維持法です。

食事・運動以外で実践していること

バランスの良い食事・適度な運動・規則正しい生活は常に意識はしていますが、やはり心身共に健康でいるためにはストレスを溜めないことが1番大事だと思っています。

「綺麗な景色をたくさん見る」「やりたいことはやる」「行きたい場所には行く」といったように、運動・食事以外はできるだけ我慢しないようにしています。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

私の妻は早期発見だったため、ステージから見ると軽度な乳がんではありましたが、それからもう14年間も元気に暮らしています。

いや、今の方が若い頃(乳がんを告知された時)よりもアクティブに、イキイキと生活を送っていると言っても過言ではありません。

それは乳がんになり、人生について、自分の生き方について、これからの未来について、いろいろと考えた結果、本当の自分に行き着いたからかも知れません。

もちろん、ステージの程度が低い乳がんだったとは言え、妻も告知された当初はものすごく落ち込んでいましたし、とても不安そうでした。「なんで私が乳がんに」に、と塞ぎ込んでいました。

ただ、乳がんになったことにより、「人生において本当に大切なこと」「自分が本当にやりたいこと」などを改めて考えさられたようで、乳がんを告知され、治療を行ってからというもの、食生活以外の面では特に我慢せずに、いろいろなことにチャレンジしています。

そのせいか、若い頃よりもとても充実した毎日を送ってます。

今は医療技術が著しく進歩していますから、乳がんなんて早期発見ならほとんど完治してしまうぐらいです。進行が進んでいる乳がんでさえも完治が見込めます。

今から14年前に治療した妻は、今の方が元気いっぱいなんですから、なにも心配はいりません。

ちょっと不謹慎ではありますが、今の妻は「乳がんになったことで、初めて自分の気持ちに正直になれて、趣味や視野が広まった」と、神さまに感謝しているぐらいです。

今の時代、乳がんなんて不治の病ではありません。主治医と標準治療を信じてちゃちゃっとやっつけて、新たな自分探しをしてみてはいかがでしょうか。これまでの人生にはなかった、何か素晴らしいことを発見できるかもしれませんよ。