乳がん11年生!44歳でステージ1の乳がんが発覚した、現在55歳の女性の体験談です。

基本情報

ステージ
告知時の年齢 44歳
現在の年齢 55歳
サブタイプ ルミナールB
Ki-67 20以上
核グレード 1
組織学的グレード 1
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無 なし
腫瘍径 1cm台
静脈侵襲 なし
リンパ管侵襲 なし
リンパ節転移 なし
手術の内容 部分切除(腋窩リンパ節郭清なし)
乳房再建 なし
行った治療 ホルモン療法
放射線治療
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ルミナールBの体験談

食事について実践していること

当時、病院の先生に「あれを食べた方がいいとか、食べてはいけないとかいう話をよく聞くのですが、先生はどう思いますか?」と質問しました。

先生には「それはないと思います、色々な物をバランス良く食べるのが一番良いと思いますよ」と言われたので、極端に食生活を変えることはせず、今まで通りの食事をしています。

とはいえ、大豆食品や野菜を多く摂る事は健康的に良い事だと思いますし、生活習慣病のリスクを減らすためにも、できるだけ栄養バランスを考えて、適切なカロリーの食事を心がけています。

※参考:がんに良い食べ物・寛解した人たちが取り組んでいる食事法

運動について実践していること

運動不足や体重増加は再発リスクを上げると聞いたので、運動しなくては…とずっと思っていますが、なかなか時間を取って運動するという事ができずに今に至ってしまっています。

そして、脂肪は乳がんの栄養になってしまう事もあるらしく、とても気になっています。

年齢的に代謝も落ちて来ているので、毎日ではありませんが、犬の散歩に行ったり、ちょっとした合間にストレッチなどをしています。運動と言うほどのものではありませんが、ちょこちょこ体を動かすようにしています。

食事・運動以外で実践していること

今までと同じ生活をしていてはダメだと思い、当たり前ですが、まずタバコをやめました

そして一番大事なのは「自分の命は自分で守らないといけない」ということです。乳がん関係だけでなく、毎年会社で行う健康診断をしっかりと受けているほか、なにか体調に異変を感じたらすぐに受診することを心がけています。

あと、ゆっくり睡眠を取ることや、自分なりの心身のリラックスができること(私の場合は音楽鑑賞や美術館巡りなど)を行い、ストレスをため込まないこと、悩み過ぎないことを心がけています。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

私が告知を受けた時は、やはり大きなショックで頭の中が真っ白になりました。漠然と「どうしよう…これからどうしたらいいのだろう…」と、何も分かりませんでした。

「はい‥‥」と返事をしただけで、その後は何も言えませんでした。

しかし、先生が「これはしっかり治さなくてはいけない病気です。しっかり治しましょう」と言ってくれました。その言葉で「そうか、治せばいいんだ!」と思ったら、スーッと気持ちが楽になったのを覚えています。

告知を受けたばかりの時は、毎日ネットで色々検索したり、病気のことばかり考えていました。

それからはどんどん治療が進んで行き、すべての治療が終わった後の定期検査も、3ヶ月から半年、そして1年…と、間隔が長くなっていきました。

気づいたらあっという間に11年がたちました。不安しかなかった当時からすると考えられないことですが、少しずつ落ち着きを取り戻し、仕事復帰もしました。

今はまだつらいかもしれませんが、必ず元の生活に戻れる日が来るので頑張ってほしいです。そして、また笑顔でいてほしいです。