乳がん15年生!29歳でステージ2Aの乳がんが発覚した、現在44歳の女性の体験談です。
基本情報
ステージ | ⅡA |
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告知時の年齢 | 29歳 |
現在の年齢 | 44歳 |
サブタイプ | HER2型 |
Ki-67 | ー |
核グレード | 2 |
組織学的グレード | 2 |
乳がんの種類 | 浸潤性乳管がん |
遺伝性の有無 | ー |
腫瘍径 | 2cm台 |
静脈侵襲 | あり |
リンパ管侵襲 | なし |
リンパ節転移 | なし |
手術の内容 | 全摘手術 |
乳房再建 | した(自家組織・お腹) |
行った治療 | 抗HER2療法 化学療法(抗がん剤) |
関連ページ | ・20代の体験談 ・AYA世代の体験談 ・若年性乳がんの体験談 ・HER2型の体験談 |
食事について実践していること
朝食について→社会人になってからは寝る時間の方が欲しくてほとんどとっていなかったのですが、乳がんの治療後からは必ずとるようにしています。だいたいのカロリーも計算して、毎日一定になるようにしています。
夕食について→以前は夜はほぼ毎日お酒を飲んでいたので、しっかり夕食をとる事は少なく、お酒のつまみが夕食になっていたのですが、今はお酒を自宅では飲まないようにして、しっかりと食事をとるようにしました。
全体的に→肉中心の食生活から野菜中心の食生活に変更しました。
参考情報 | 情報元 |
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朝食抜きのリスク | 神奈川県政策局 |
飲酒と乳がん | 国立がん研究センター |
野菜と果物をとる | 国立がん研究センター |
運動について実践していること
乳がんになるまでは運動らしい運動はしていませんでした。仕事も座り仕事なので、体を動かす習慣はほとんどありませんでした。
治療後は、毎朝早めに起きて朝のウォーキングを習慣としました。筋トレも考えましたが、やはり大変さや筋肉痛が嫌になりそうで、あまり長続きしなそうだと思い、音楽を聴きながらできるウォーキングを選びました。
30分から1時間ほどの軽度のウォーキングですが、今までは歩く習慣もほとんどありませんでしたので、続けているうちに早寝早起きの生活リズムができてきて、日中の仕事もより集中できるようになりました。
食事・運動以外で実践していること
先の食事と運動の項目とも関係しますが、早寝早起きです。以前は夜遅くまで起きていることも多く、睡眠時間は5時間ほどでした。
特に何をするわけでもないのですが、お酒を飲みながらダラダラとネットサーフィンをして時間が過ぎていましたので、家でのお酒をやめると共に夜更かしもしないようにしました。
早めに寝て睡眠時間をしっかり7時間以上とるようにしました。日中のだるさもなくなり、朝にウォーキングもするようになったので、早寝早起きの習慣ができました。
少しの時間だけでも、朝太陽の光を浴びると体内時計もリセットできるので、おすすめです。
同じ乳がん経験者として伝えたいこと
私は胸が小さく、乳がんは胸のある人がなるものだと思っていましたし、ましてや20代で乳がんになるだなんて想像もしていませんでした。
テレビで乳がんのニュースや情報番組などが流れていても、自分には関係のないことだと思っていましたが、いざ自分がなってみると毎日が怖くて仕方がありませんでした。
でも大丈夫。安心してください。あのときあんなに落ち込んで怯えていた私ですが、15年たった今はとても元気です。治療後から現在に至るまで、ずっと元気に過ごせています。
乳がんは特に新しい薬や治療法が次々と出てきています。私の乳がんはHER2型というもので、昔は予後の悪いタイプに分類されていましたが、今は新しい薬ができて予後の良いタイプとされているほどです。
ですので、お医者さんの指示をよく聞いて、標準治療をしっかりとやりきれば絶対良くなると信じてください。
今を悲観するのではなく、治ったらしたいことをリストアップして、前向きに楽しい気持ちで毎日を過ごすことを心がけてください。
「病は気から」なんてよく言いますが、本当にこういった精神的な前向きさも回復の速度に影響すると感じてますので、気持ちを強く持って、前向きに治療を乗りきりましょう。
そうすれば、10年後20年後、今度はあなたが乳がんになったばかりの人を励ます立場になっているはずです。そのときには、あなたの前向きな姿勢が多くの人に勇気を与えていると思います。