乳がん15年生!35歳でステージ2Aの乳がんが発覚した、現在50歳の女性の体験談です。
基本情報
ステージ | ⅡA |
---|---|
告知時の年齢 | 35歳 |
現在の年齢 | 50歳 |
サブタイプ | HER2型 |
Ki-67 | ー |
核グレード | 2 |
組織学的グレード | ー |
乳がんの種類 | 浸潤性乳管がん |
遺伝性の有無 | ー |
腫瘍径 | 1cm台 |
静脈侵襲 | ー |
リンパ管侵襲 | なし |
リンパ節転移 | あり |
手術の内容 | 部分切除(温存手術) |
乳房再建 | しなかった |
行った治療 | 抗HER2療法 化学療法(抗がん剤) 放射線治療 |
関連ページ | ・30代の体験談 ・AYA世代の体験談 ・HER2型の体験談 |
食事について実践していること
再発予防と健康維持を目的として、バランスの取れた食事を意識しています。具体的には以下を実践するように心がけています。
- 大豆製品の摂取
女性ホルモンのバランスを整えることを目的として、イソフラボンを摂取しています - 新鮮な野菜・果物の摂取
ビタミンやミネラルよる免疫力の向上を目的としています - 食物繊維の摂取
整腸作用及び免疫力向上を目的としています - 加工食品・塩分を控えめに
発がん性物質の摂取や高血圧のリスクを回避しています - お酒の制限
アルコールは乳がんリスクを高める可能性があるため、なるべく摂取しないよう心がけています
参考情報 | 情報元 |
---|---|
大豆と乳がん | 国立がん研究センター |
塩分とがん | 国立がん研究センター |
飲酒と乳がん | 国立がん研究センター |
運動について実践していること
医師から有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせを勧められましたので、ウォーキング・ジョギング・水泳を始めたほか、軽い重量の筋力トレーニングもするようになりました。
運動は週に3〜5回、30分程度を目安に行っています。行うのは1日1種目のみです。例えば、今日ウォーキングしたら明日は筋力トレーニングっといった具合です。
ただし、過度な負荷をかけるのは避け、無理のない範囲で行っています。疲れや痛みを感じたらすぐに休むようにしています。
それほどハードな運動ではありませんが、基礎代謝や筋肉量は若いころと変わらずに維持できていますし、汗をかくことでリフレッシュもできるので一石二鳥だと感じています。
食事・運動以外で実践していること
まずなによりも十分な睡眠を確保することを最重要視しています。
睡眠はホルモンバランスを整え、免疫力を高めるため、1日7~8時間を目安にし、質の良い睡眠を意識しています。
次に、ストレスをためないように気をつけています。
慢性的なストレスは体調に悪影響を及ぼし、再発リスクを高める可能性があると聞きました。趣味(旅行・アロママッサージなど)や友人との交流など、リラックスできる時間を意識的に作るようにしています。
同じ乳がん経験者として伝えたいこと
乳がんの告知を受けて、治療を始めたばかりの今、たくさんの不安や戸惑いがあることと思います。
でも、どうか覚えておいてください。乳がんの治療技術はとても進歩していて、あなたが想像しているよりもはるかに多くの人が乳がんを完治させています。
治療は長く感じられるかもしれませんが、日々一歩ずつ進んでいることを信じて、焦らずゆっくりと、自分のペースで歩んでいきましょう。
また、治療中は体も心も負担を感じることが多いはずです。そんな時は、無理せず周りに頼ってください。
支えてくれる家族や友人、医療スタッフもそばにいます。小さなことでも誰かに話したり、分かち合ったりすることで心が少し軽くなることもあります。
そして、日常の中に少しの楽しみを見つけることも大切です。お気に入りの本や映画を見たり、好きな香りを楽しんだり、自然の中を散歩したりするだけで、心がふっと和らぐことがあります。
自分を労わる時間を意識して持つことで、また明日へのエネルギーが少しずつ湧いてくるかもしれません。
乳がんという試練に立ち向かっているあなたは、どんな時も本当に頑張っています。そのことをどうか誇りに思ってください。
今は一日一日を大切にしながら、ゆっくりと前に進んでいきましょう。その先には笑顔で過ごせる未来が待っています。あなたの頑張りは決して無駄になりません。心より応援しています。