乳がん10年生!42歳でステージ2Aの乳がんが発覚した、現在52歳の女性の体験談です。
基本情報
ステージ | ⅡA |
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告知時の年齢 | 42歳 |
現在の年齢 | 52歳 |
サブタイプ | HER2型 |
Ki-67 | ー |
核グレード | 2 |
組織学的グレード | ー |
乳がんの種類 | 浸潤性乳管がん |
遺伝性の有無 | ー |
腫瘍径 | ー |
静脈侵襲 | ー |
リンパ管侵襲 | ー |
リンパ節転移 | ー |
手術の内容 | ー |
乳房再建 | ー |
行った治療 | 抗HER2療法 化学療法(抗がん剤) |
関連ページ | ・40代の体験談 ・HER2型の体験談 |
食事について実践していること
まず、野菜や果物をよく食べるようにしました。食物繊維や抗酸化物質をしっかり摂取するように心がけています。特にブロッコリーやキャベツなどのアブラナ科の野菜は再発予防に有効だと聞き、積極的に料理に取り入れています。
また、オメガ3脂肪酸を多く含む魚やナッツ類も取り入れています。
逆に、糖分や脂肪分の多い食品(特に動物性脂肪)とアルコールの摂取は控えめにしています。
乳がんの再発予防には適正な体重を維持することも大事ですので、バランスの良い食事を心がけるようにしています。
参考情報 | 情報元 |
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野菜と果物をとる | 国立がん研究センター |
アブラナ科野菜の摂取量が高いほど、乳がんになりにくい | 国立がん研究センター |
オメガ3脂肪酸と乳がん | 国立がん研究センター |
ナッツと乳がん | 東京医科大学乳腺科 日馬弘貴医師 |
運動について実践していること
ウォーキング・サイクリング・筋力トレーニングの3つを行っています。いずれもハードに追い込むようなやり方ではなく、無理なく続けられるような負荷で取り組んでいます。
ウォーキングとサイクリングはほぼ毎日どちらかをやっています(ウォーキングをする日はサイクリングをしない、サイクリングをする日はウォーキングをしない)。1度に3,40分ほどなので翌日に疲れが残るようなこともありません。
筋力トレーニングは週2回です。軽いダンベルを使ったトレーニングや、足腰を鍛えるためのスクワットを行っています。こちらも1回20分ほどなので、筋肉痛で翌日つらい…なんてこともありません。
食事・運動以外で実践していること
「ストレスをためない・睡眠をしっかりとる・健康状態を把握する」の3点です。
まず、ストレスをためないよう、旅行やカラオケなどに行ってリフレッシュしています。旅行は自然の豊かな場所を選ぶことが多いです。カラオケはもともと好きだったこともあり、ストレス発散にぴったりです。
次に睡眠ですが、こちらは具体的には8時間の睡眠時間をとるようにしています。前述のとおり、多少なりともほぼ毎日体を動かしているので、体を回復させる時間をしっかりと確保しています。
そして、自分の健康状態については、体調の変化に敏感に気づけるよう努力しています。なにか異変を感じたら些細なことでもかかりつけ医に診てもらうようにしています。
あとは当然ではありますが、乳がんの定期健診は毎年受けています。
同じ乳がん経験者として伝えたいこと
私も告知を受けた時は「なんで自分が?」と落ち込みました。それまで大きな病気をすることもなく、これからも健康でいられるんだろうなぁと根拠もなく思っていたので、まさに青天の霹靂でした。
今告知を受けた方や、治療中の方が、心身ともに大変な時期であることは痛いほどわかります。
ですが、あなたは一人ではありません。乳腺科の先生・看護師さん・薬剤師さん・ご家族・ご友人と、みんなが支えてくれます。迷惑かけるから…と思うことなく、サポートをしっかりと受け入れましょう。
治療にはつらい時もあります。私もそうでしたが、抗がん剤はやる人みんながつらいと思う治療です。しかし、未来への希望を忘れずに、少しずつでも前進していくことが大切です。
また、自分自身に優しくしてあげることも忘れないでください。「体調が優れないときはすぐに休む」「やりたいことはなんでもする」など、何事も我慢しないようにしましょう。
今は目の前の一日一日を大切にし、焦らずに進んでください。この経験を乗り越えた先には、きっと新しい自分が待っています。
私も乳がんを経験して人生観が変わりました。乳がんが発覚したのはもう10年も前の話ですが、これから20年30年40年…ともっと明るくて楽しい人生が待っていると思っています。
一緒に元気に明るく長生きしましょう!