乳がん23年生!50歳でステージ2Bの乳がんが発覚した、現在73歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅡB
告知時の年齢 50歳
現在の年齢 73歳
サブタイプ HER2型
Ki-67 40
核グレード
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無
腫瘍径
静脈侵襲
リンパ管侵襲 あり
リンパ節転移 あり
手術の内容 部分切除(腋窩リンパ節郭清あり)
乳房再建 しなかった
行った治療 化学療法(抗がん剤)
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HER2型の体験談

食事について実践していること

できるだけ栄養バランスのよい食事を心がけ、そして適切なカロリー管理をしています。

具体的には、野菜やお魚中心のメニューにして、お肉とアルコールの量を減らしています。

ただ、栄養バランスを考えながらも、過度に心配しすぎてストレスにならないように、楽しく食事を行うことを心がけています。

参考情報 情報元
野菜と果物をとる 国立がん研究センター
魚と乳がん 国立がん研究センター
アルコールは控えめに 患者さんのための乳がん診療ガイドライン

運動について実践していること

体重の増加は乳がんの再発リスクを高める要因にもなりますので、運動の負荷が比較的少なく、楽しみながらできるウォーキング(毎日/1時間)をしています。今では「毎日のお散歩は欠かせない」と言うほど、楽しい日課となっています。

また、週末はリフレッシュも兼ねて、ちょっと遠めまでハイキングしています。

食事・運動以外で実践していること

ストレスを溜めないように、毎日を楽しく過ごすために、ボランティアや手芸サークルなどといった地域交流の場に積極的に参加しています。

また、質の高い睡眠も大切ですので「朝の光を浴びて体内時計を整え、夜更かしはしない」を常に心がけています。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

義母(私の妻の母)は50歳の時に悪性の腫瘍と診断され、左腋リンパへの転移も確認されました。それにより、左胸の部分切除と抗がん剤治療を行いました。

その結果、それから20年以上経過した今でも、とてもいきいきとした日常を送り、元気に過ごしています。

その後、妻も軽度の乳がん(非浸潤性・ステージ0)になったということもあり、義母とは乳がんになった当時のことをよく話しますが、今では冗談まじりで笑顔で語ってくれます。

率直に「なんか凄い」と感じています。過去のそんな経験も前向きに捉えて明るく過ごしているのですから。乳がんという経験がより一層、人間の幅というか、奥行きを深めてくれたのだと思います。

義母も乳がんと診断された時は大変落ち込み、絶望したそうですが、今となっては乳がんを冗談まじりでネタにするぐらいにするほど、ものすごく元気いっぱいです。

もちろん、再発リスクはゼロではありませんが、20年以上再発することなく元気いっぱいで過ごしているので、さほど心配はしていません。これからもいろいろなことをあまり我慢せずに、できるだけ自分の思うままに過ごしてほしいと思っています。

このように、乳がんになったからと言って悲観的になる必要はまったくありません。治療だけ頑張って乗り越えたら、あとは遠い未来に笑い話にできるようになっているはずです。応援しています!