60代・HER2型・ステージ2Aの乳がん体験談

乳がん13年生！60歳でステージ2Aの乳がんが発覚した、現在73歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

義母と同居しています。以前は義母が食事の準備をしていましたが、炭水化物（パン・白米）の摂取が非常に多かったです。

私ががん患者の食生活を本などで勉強し、白米は玄米や五穀米に変える、甘いものを控えるなど食事の管理を行いました。

「食べていけないものはない」と主治医に言われましたが、バランスよく食べ、なんでも食べすぎないということを心がけました。

その成果もあり、85キロから60キロまで減量することができました。

参考情報	情報元
低炭水化物食とがん	国立がん研究センター
肥満は乳がん発症リスク	患者さんのための乳がん診療ガイドライン

運動することが苦手な義母でしたが、運動が再発予防に有効と知り、今はカーブスに通っています。

太っていたので動くこと自体が面倒だったのですが、カーブスでインストラクターさんから無理のない筋トレと有酸素運動の方法を教えてもらい、週に2回は通っています。

義母はストレスをためやすい性格だったので、愚痴はしっかりと聞くようにしていました。

今まではなにかすることもないのに夜遅くまで起きていて、リビングで寝てしまうことも多かったのですが、なるべく早く寝るように促し、朝型の生活にしてもらいました。

「私も乳がんになったけど、治った今はこんなにピンピンしてる！乳がんなんて治らない病気じゃないんだから大丈夫！」と、親戚や周りで実体験した人から言われた時には不安が少しおさまったようでした。

私は常に一緒にいるのでそんなことはなかなか言えず、義母に、「治ったら、好きな韓国ドラマのロケ地にいきましょう」と励ましたり、なるべく前向きになれるような声がけを心がけていました。

術前の抗がん剤で気分の落ち込みも激しいことがあったのですが、そんな時には前向きな声がけというよりは、「辛いですね。大変ですね。」と、義母に寄り添う言葉を心がけていました。

イライラして私に当たってくることもあったのですが、そこは本当に辛いのだと受け止めて、我慢しました。

「今してほしいこと、できることはありますか？」と聞いてみるだけでもいいと思います。義母からは「とても頼りになったし、そんな支えが本当に心強かった」と言われています。