乳がん13年生!28歳でステージ2Aの乳がんが発覚した、現在41歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅡA
告知時の年齢 28歳
現在の年齢 41歳
サブタイプ ルミナールA
Ki-67 19以下
核グレード 1
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無 なし
腫瘍径 3cm台
静脈侵襲 なし
リンパ管侵襲 なし
リンパ節転移 なし
手術の内容 全摘手術
乳房再建 しなかった
行った治療 ホルモン療法
化学療法(抗がん剤)
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食事について実践していること

バランスの良い食生活ということにつきます。妻が乳がんになる以前は、仕事が忙しくて食事はスーパーの総菜だったり、冷食だったり、外食だったりがほとんどでしたし、お酒も毎日飲んでいました。

乳がん治療後は、ほぼ自炊の生活をするようにして、炭水化物・タンパク質・食物繊維など、バランスの良い食生活にするようにしています。

また、「ちゃんと1日3食しっかり食べること」「間食は基本しない」「食べ過ぎない」というのも心掛けています。ただ、月に1度くらいはケーキやファーストフードも食べたりして、息抜きも入れています。

参考情報 情報元
朝食抜きのリスク 神奈川県政策局
野菜と果物をとる 国立がん研究センター
がんと食べ物 エーザイ

運動について実践していること

妻が乳がんになる前から二人ともジムに通って筋トレをしていたのですが、乳がん治療後からはジムに通うのはやめました。激しい運動というのもあまり体にとって良くないだろうと、話し合って決めました。

ただ、体を動かすのは好きなので、一緒にヨガ教室に通うことにしました。ヨガのようなリラックスしながら行う運動なら体の負担も少ないだろうし、精神的にも落ち着いて、いろいろな悩みからも解放されるのでは…と期待したからです。

実際にヨガは素晴らしく、心身ともに整うようになりました。

食事・運動以外で実践していること

今現在、夫婦の中で心掛けていることは「悩みがあれば話し合うこと」「睡眠をしっかりとること」「定期的に休暇をとって旅行に行くこと」の3つです。

やはり大きなストレスがあると病気になってしまう可能性をあげてしまうと思っていて、ストレスを感じることは仕方ないとしても、適度に発散することが大事だと思うようになりました。

そのため、夫婦間で思ったことや悩みはすぐにその場で言い合うことにし、睡眠は毎日最低7時間は確保するようにし、毎年最低3回は有休や長期休暇で旅行に出かけてます。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

乳がんの告知を受けてしまった方、ショックははかり知れませんよね。今後、自分はどうなってしまうのか、また、残された家族に申し訳ないと思う方もおられるはずです。

私も、妻が10年以上前に乳がんになってしまって、とてもショックを受けました。ただ、家族の意見としては「安心して乳がんに対して立ち向かってほしい」ということと、「家族に対しての心配はいらない」とお伝えしたいです。

自分のこと、治療に専念してほしいのです。そして、絶対に治療はうまくいくんだという強い気持ちを持っていただきたいと思います。

今は医療技術も非常に進んでいますし、お医者さんはいろいろな方法で乳がんをやっつける治療を頑張ってくれます。

治らないかも…という気持ちにならず、「乳がんなんて誰でもなる可能性があるし、治療さえしっかりすれば治るんだ」という前向きの気持ちを持ってほしいのです。

妻も最初は凄いナーバスになっていましたが、お医者さんを信じて頑張ると決めて強い気持ちを持ってからは、「本当に免疫力が上がったのでは?」と思うほど回復していきました。

10年以上たった今も再発もせず前向きに生きています。やはり「病は気から」というのは間違いないと思っています。