乳がん17年生!34歳でステージ2Aの乳がんが発覚した、現在51歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅡA
告知時の年齢 34歳
現在の年齢 51歳
サブタイプ ルミナールA
Ki-67 19以下
核グレード
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無
腫瘍径 3cm台
静脈侵襲 なし
リンパ管侵襲 なし
リンパ節転移 なし
手術の内容 部分切除(温存手術)
乳房再建 しなかった
行った治療 ホルモン療法
化学療法(抗がん剤)
放射線治療
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食事について実践していること

再発予防としてビタミンDの摂取を心がけています。

先生や看護師さんに言われたわけではないのですが、ネットで調べてみると、ビタミンDが乳がんの予防にとても良いということが分かったので、食事の中にビタミンDを取り入れるようになりました。

具体的には、魚介類・卵類・キノコ類です。これらを意識的に多めにしています。

一方で、あまり気にしすぎてもストレスになってしまいそうなので、食べたいものがあったら食べるようにして、食事でストレスを溜めないということも意識しています。そのため、たまにはジャンクフードも食べます。

参考情報 情報元
ビタミンDとがん 国立がん研究センター
魚と乳がん 国立がん研究センター
きのこと乳がん ホクト

運動について実践していること

妻は乳がんになる前は運動はほとんどすることがなかったのですが、乳がんを経験してから「少し運動をしたい」と言うので、一緒にできる運動を考えました。

そして、選んだのがサイクリングです。のどかで自然も多い地域に住んでいるので、林道を自転車で一緒に走っています。そんなにアップダウンがあるわけでないので、軽く汗ばむくらいのほどよい運動になっています。

また、週末になると近くの山などを散策したりして、リフレッシュしています。

食事・運動以外で実践していること

食事や運動以外では、趣味として庭で一緒にいろいろな作物を作っています。ジャガイモだったり、枝豆だったり、ネギだったりと、好きなものを作っています。

理由としては、土をいじるためです。土の中には良好な細菌が豊富に存在していて、土いじりで免疫力が向上するというのをネットで見たことがきっかけです。

また、土をいじることで体の中にある余計な静電気が排出されて健康になる(アーシング)という情報も見かけました。

科学的にどれほど真実なのかはわかりませんが、プラシーボ効果もあると言われていますので、とにかく妻の免疫力がアップして健康を維持するためにもやれることはやっています。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

乳がんはそれほど珍しい病気ではないものの、告知を受けた人にとってはとてもショックで、生死について考えてしまう人もいるはずです。

妻も乳がんを知って相当落ち込んでいましたし、その姿を隣で見ていた私も人生で1番と言えるほど落ち込みました。

でも、安心してください!今は乳がんの研究も非常に進歩していて、いろんな薬が出ています。優秀なお医者さんが多い日本で治療すれば、必ず乳がんは治ります

そして、前向きな気持ちを持つのはとても大切なことです。妻も先生を信じて標準治療をやりきって、無事に回復しました。手術から10年以上たった今も再発せずに元気です。

妻はよく「治ったらやりたいこと」を日記に書いていました。こういった前向きな気持ちが回復力や免疫力を上げるのだと思います。

ですから、今はショックを受けて落ち込んでいても、前向きな気持ちだけは決して失わないでほしいです。治ったらやりたいことを想像して、治療に専念してください。

手術や抗がん剤が終わったら、再発予防に取り組みましょう。先述の通り、我が家では「適度な運動」「ビタミンDを取り入れた食生活」を取り入れています。

そして何よりストレスを溜めないよう楽しく生きるようにしてください。そうすれば必要以上に再発を恐れることもなく穏やかに生きられます。一緒に頑張りましょう!