乳がん12年生!42歳でステージ2Aの乳がんが発覚した、現在54歳の女性の体験談です。

基本情報

ステージ ⅡA
告知時の年齢 42歳
現在の年齢 54歳
サブタイプ ルミナールA
Ki-67 18
核グレード 2
組織学的グレード 2
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無 なし
腫瘍径 2cm台
静脈侵襲 なし
リンパ管侵襲 なし
リンパ節転移 なし
手術の内容 部分切除
乳房再建 しなかった
行った治療 ホルモン療法
化学療法(抗がん剤)
放射線治療
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ルミナールAの体験談

食事について実践していること

乳がんの治療が終わってからは体の声に耳を傾けるようになりました。

以前は忙しさを理由に食事をおろそかにしていましたが、病気をきっかけに野菜を中心とした食生活に変えました。特に色の濃い野菜や旬の食材を選び、体に必要な栄養をしっかり取るようにしています。

甘いものや脂っこい食事を控える代わりに、果物や発酵食品を積極的に取り入れています。食べることは生きることだと感じ、毎日の食事に感謝の気持ちを込めています

※参考:がんに良い食べ物・寛解した人たちが取り組んでいる食事法

運動について実践していること

手術直後は体を動かすことが怖く感じましたが、主治医から軽い運動を勧められて、少しずつ散歩を始めました。

最初は10分ほど歩くだけでも息が上がりましたが、今では朝と夕方に30分ずつ歩くことが習慣になっています。自然の中を歩くと心が落ち着き、前向きな気持ちが戻ってきます

体を動かすことで眠りの質も良くなり、気分の落ち込みも減りました。無理をせず、できる範囲で続けることが大切だと感じています。

※参考:がんに良い運動・寛解した人たちが取り入れている生活習慣

食事・運動以外で実践していること

治療が終わってからは心の健康を大切にするようになりました。

以前は人に弱音を吐けず、一人で抱え込んでしまうことが多かったのですが、病気を経験してからは人とのつながりの大切さを知りました。友人と話したり、好きな音楽を聴いたりする時間を意識的に作っています。

また、十分な睡眠をとり、夜更かしをしないようにしています。休日には花を育てたり、季節の風を感じながら庭に出たりして心を整えています。

笑うことも免疫力を上げると聞き、できるだけ笑顔で過ごすようにしています

※参考:がんに良い考え方・寛解した人たちが取り組んでいるメンタルケア

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

告知を受けたときの衝撃は今でも忘れられません。世界が色を失ったように感じて、毎日が不安で胸が苦しくなりました。けれど時間が経つにつれて、少しずつ心の中に光が戻ってきました。

治療は確かにつらいですが、終わりの見えない闇ではありません。必ず一歩ずつ前に進んでいきます。

私は治療中何度も涙を流しましたが、そのたびに支えてくれる人の優しさに救われました。どうか一人で抱え込まないでください。家族や友人や医療スタッフに思いを伝えてください。人の温かさに触れることで心が軽くなります。

治療を終えて10年以上が経ち、今の私は心から笑えるようになりました。再発の不安が消えることはありませんが、不安と上手に付き合いながら毎日を楽しんでいます。

病気は人生の終わりではなく、生き方を見つめ直すきっかけでした。小さな喜びを見つけながら今日を大切に過ごすことが私の生き方です。

今つらい思いをしている方にも、必ず笑顔で過ごせる日が訪れます。自分を信じて一歩ずつ進んでください。あなたは一人ではありません。

そして、どうか自分を責めないでください。病気になったことは誰のせいでもありません。自分をいたわることが回復への第一歩です。

たとえ今は涙が止まらなくても、その涙はあなたの強さの証です。心が折れそうなときは空を見上げてください。雲の向こうには必ず青空があります

未来はまだたくさんの希望に満ちています。焦らずに自分の歩幅で進んでください。あなたには乗り越える力が必ずあります。