乳がん14年生!60歳でステージ2Aの乳がんが発覚した、現在76歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅡA
告知時の年齢 60歳
現在の年齢 76歳
サブタイプ ルミナールA
Ki-67 20未満
核グレード 1
組織学的グレード 1
乳がんの種類 浸潤性小葉がん
遺伝性の有無
腫瘍径 2cm台
静脈侵襲 なし
リンパ管侵襲 なし
リンパ節転移 なし
手術の内容 部分切除
乳房再建 しなかった
行った治療 ホルモン療法
放射線治療
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ルミナールAの体験談

食事について実践していること

体重管理のために、カロリーの高い揚げ物や、砂糖がたくさん入ったジュースやお菓子は控えるように言いました。

特に太らないように、普段からこういった食品を避けるようにアドバイスし、一時的に我慢するだけでなく、ずっと続けられる食習慣として控えることを勧めました。

太るリスクを減らし、健康的な食生活を身につけることを目指していました

※参考:がんに良い食べ物・寛解した人たちが取り組んでいる食事法

運動について実践していること

再発を防ぐには適正体重を維持することがすごく大事だと医者に言われたので、無理なく続けられる体重管理をおすすめしました。

具体的には「ウォーキング+食事のカロリー計算」です。毎日歩くことを勧めて、急に体重が増えたり減ったりしないように、ちゃんとカロリー計算もするようにアドバイスしました。

太りすぎに起因する再発リスクを減らしながら、健康的にずっと目標体重をキープできるように手伝っています。

※参考:がんに良い運動・寛解した人たちが取り入れている生活習慣

食事・運動以外で実践していること

ストレスをうまくコントロールして、心の健康を保つことも再発予防には重要です。

まず、本人がリラックスできる時間を作るように勧めました。趣味を楽しんだり、深呼吸や瞑想をしたり、軽いストレッチも一緒に行いました。

それから、本人とよく話をする機会を設け、心の支えになるようにつとめました。もし、不安な気持ちや落ち込んだ状態が長く続くようなら、がんのことをよく知っているカウンセラーや精神科医などに相談しようと準備していました。

※参考:がんに良い考え方・寛解した人たちが取り組んでいるメンタルケア

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

乳がんの告知を受けた直後の母に「今の私」が伝えたい言葉をつづりました。

今、不安とか怖い気持ち、混乱しているんじゃないかと思います。それは私たち家族も同じように感じています。

でも、一人で悩まないで。家族みんなでこの困難を乗り越えようと思っています。お母さんのつらいことや痛みの全部は引き受けられないけれど、いつもそばにいて、一緒に進んでいけます。

治療中は、体の調子が悪くなったり、副作用で苦しむこともあるかもしれません。そんな時は我慢しないで、何でも私たちに言ってください。家事とか子どものこととかはいったん全部置いといて、「今は自分の治療と回復に集中する時だ」と思ってください。

言葉にできない気持ちもちゃんと受け止めるから、泣きたくなったり、弱音を吐きたくなったら、無理に元気を出さなくても大丈夫!

怒りとか悲しみとか、どんな気持ちも否定しないで、「つらいね」「大変だったね」って、ただ話を聞きます。

時々、かける言葉に迷って、変な感じになるかもしれないけど、それは「お母さんのことがすごく大切だ」っていう気持ちの裏返しだと思ってくれたら嬉しいです。

今の医療は進んでいるから、先生たちを信じて、一つずつ治療をクリアしていきましょう。ちゃんと情報を共有したり、病院に付き添ったりと、治療が始まったら安心して過ごせるように環境を整えておきます。

お母さんが早く元気になるように、家族で役割分担を見直して、生活をしっかりサポートします。

全然焦らなくていいし、治療はマラソンみたいなものだから、小さい目標を少しずつクリアしていけば、きっと元気な日がきます。お母さんの笑顔が私たち家族にとって一番の宝物です。一緒に頑張ろうね!