乳がん12年生!33歳でステージ2Aの乳がんが発覚した、現在45歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅡA
告知時の年齢 33歳
現在の年齢 45歳
サブタイプ ルミナールB
Ki-67 23
核グレード
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無
腫瘍径 2cm台
静脈侵襲 なし
リンパ管侵襲 なし
リンパ節転移 なし
手術の内容 部分切除(腋窩リンパ節郭清なし)
乳房再建 しなかった
行った治療 ホルモン療法
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食事について実践していること

以前は好きなものを食べるスタイルでしたが、乳がんになってからは健康的な食生活を維持するために日々努力しています。

45歳という年齢を意識し、栄養バランスの取れた食事を心がけ、和食や魚料理を積極的に取り入れています。特に、良質なタンパク質と野菜を多く摂ることを大切にしています。

間食も完全に我慢するとストレスになって逆効果だと思うので、ナッツやドライフルーツなどといった栄養価の高いものを選んでいます。

乳がんの経験から、食事の大切さを実感し、健康的な食材や調理法を研究している妻の姿は、私にとって尊敬すべき存在です。妻の食事への取り組みは、家族の健康に対する意識を高め、日々の生活に良い影響を与えています。

参考情報 情報元
魚と乳がん 国立がん研究センター
健康寿命の延伸に役立つ五大栄養素 味の素
ナッツと乳がん 東京医科大学乳腺科 日馬弘貴医師

運動について実践していること

私と妻は、一緒に運動を楽しむことで、健康的な生活をサポートし合っています。週末には、近所を散歩したり、軽いハイキングに出かけたりして、自然の中でリフレッシュする時間を大切にしています。

また、時々はジムに一緒に行って、マシントレーニングや水泳を楽しむこともあります。妻は、私と一緒に運動することでモチベーションが上がると言っています。

お互いの健康を気遣いながら、運動を通して夫婦の絆を深めていると感じています。適度な運動は、体だけでなく、夫婦のコミュニケーションにも良い影響を与えているようです。

食事・運動以外で実践していること

私たち夫婦が心がけていることは、定期的な健康診断を受けることです。乳がんの経験から、病気の早期発見の大切さを痛感した私たちは、年に一度、一緒に健康診断を受けています。

検査結果を共有し、お互いの健康状態を把握することで、生活習慣の見直しや改善のきっかけにしています。

また、メンタルヘルスにも気を配り、定期的に旅行やレジャーを楽しむことで、リフレッシュの時間を確保しています。

夫婦で共通の趣味を持ち、一緒に過ごす時間を増やすことで、精神的な安定や前向きな気持ちを保っています。お互いを気遣い、支え合うことで、健康的な生活を長く続けていきたいです。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

私の妻は33歳の時に乳がんと告知されました。あれから12年、今思えばあっという間でしたが、最初の頃は辛くて大変なことも多かったです。

そこで、妻を支える夫としての立場から、同じ境遇の方(妻が乳がんになられた方)へお伝えしたいことを書き記します。

あなたの奥様が乳がんと診断されたこと、そして共に闘病の道を歩んでいることは、大変でありますが、強い絆で結ばれる機会でもあります。

まずは、奥様の気持ちに寄り添い、話を聞いてあげてください。不安や恐れ、様々な感情が湧き上がることでしょう。その気持ちをすべて自分のことのように受け止め、共に乗り越える姿勢を見せるのです。

時間を惜しまずに、治療法や副作用について学び、奥様を理解してあげてください。治療は長期にわたる可能性がありますが、一つ一つのステップを二人で喜び、励まし合うことで、前向きな気持ちを保てると感じました。

そして、乳がんは夫婦だけでなく、ご家族全員で向き合うべき課題です。ご家族の支えは、奥様にとって何よりの力となります。

夫婦で協力し、時にはご両親や、いらっしゃればお子様にもサポートしてもらいましょう。家族の愛と団結が、奥様の回復を後押しします

乳がんは、決して二人だけで抱え込む病気ではないと思います。前向きに、そして賢く向き合っていくことで、必ず明るい未来へと繋がります。

手術が終わり、再発予防のフェーズに入ったら、完全にもとの生活に戻るのではなく、健康的な生活を心がけましょう。

健康的な生活は、乳がんの再発予防に欠かせません。奥様の食事や運動習慣をサポートし、夫婦で取り組んでみてください。バランスの取れた食事と適度な運動は、体だけでなく、心の健康にも良い影響を与えます。

一緒に料理をしたり、散歩や軽い運動を楽しんだりすることで、夫婦の時間も充実します。

また、定期的な検診も忘れないように。乳がんの経過観察だけでなく、他の病気の早期発見にも繋がります。夫婦で一緒に検診を受け、健康管理を習慣化しましょう。

あと、メンタルヘルスにも配慮をお忘れなく。ストレスは様々な病気のもとになります。ストレスを溜め込まないよう、旅行や趣味など、リラックスできる時間を確保してください。

乳がんは決して不治の病ではありません。想像できないくらいの多くの人々が治療を乗り越え、健康な生活を取り戻しています。治療法も日々進歩しています。希望を持ち、一歩一歩進んでいくことが大切です。

奥様の笑顔と健康のために、あなたの愛とサポートを惜しまず与えてください。きっと、明るい未来が待っています。

あなたと奥様が、乳がんを乗り越え、健康で幸せな日々を過ごせることを心から願っています。