乳がん20年生!49歳でステージ2Bの乳がんが発覚した、現在69歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。
基本情報
ステージ | ⅡB |
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告知時の年齢 | 49歳 |
現在の年齢 | 69歳 |
サブタイプ | ルミナールB |
Ki-67 | 20以上 |
核グレード | ー |
組織学的グレード | ー |
乳がんの種類 | 浸潤性乳管がん |
遺伝性の有無 | ー |
腫瘍径 | 8cm台 |
静脈侵襲 | なし |
リンパ管侵襲 | なし |
リンパ節転移 | なし |
手術の内容 | 全摘手術 |
乳房再建 | しなかった |
行った治療 | ホルモン療法 化学療法(抗がん剤) 放射線治療 |
関連ページ | ・40代の体験談 ・ルミナールBの体験談 |
食事について実践していること
仕事をしていた頃は朝食を欠食する日が多かったのですが、乳がんを機に退職したことで朝の時間に余裕ができ、毎食摂取するようになりました。それで体調が良くなったと話していました。
参考情報 | 情報元 |
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朝食抜きのリスク | 神奈川県政策局 |
運動について実践していること
退職したことにより動くことが少なくなってしまったので、日に二度散歩へ行くことが日課となっていました。20年が経った今も続けています。
単に運動になるだけでなく、外の空気を吸うことで気分転換にもなり、体力的にも精神的にも良い方向へ向かっていました。
食事・運動以外で実践していること
長年勤めていた仕事を退職しました。ストレスはがんと繋がらないと言われていますが、表情が穏やかになったように見えました。
あと、就寝後に目が覚める事が多くあり、睡眠の質を高めるために半身浴を行っていました。一度の入浴で1時間半ほど(水分補給をしながら)毎日行っていました。
以前よりも熟睡できるようになったほか、リラックス効果もあり、心身の負担が減ったように見えました。
同じ乳がん経験者として伝えたいこと
私の母は乳がんで左の乳房を全摘出しています。
術後、なんて声を掛けたら良いだろうかと向き合う表情を作れずにいた私に母は「(乳房)なくなったから体が軽くなった」「片方がないからバランスとるの難しいね」と笑顔で話していました。
誰よりも本人が1番ショックだったはずですが、落ち込む様子を見せない母に、むしろ私が励まされたように感じてしまいました。
この時、私は「本人以上に周りの人間が笑顔で前向きな気持ちでいなければ」と考えさせられました。
乳がんをきっかけに好きだった仕事も辞め、塞ぎ込むのではないかと心配しましたが、「自由って良いね」と、仕事から離れたことにより新たな考え方ができていました。
「明日は何をしようかな?」「週末は何処へ行こうかな?」と、日々を楽しんで過ごしていました。
全摘出後に再建もしていませんが、温泉も気にすることなく楽しんでいるようで、「○○県に行ってきたよ」と、今では乳がんになる前より生き生きとした生活を送っています。
がんは悲しいだけのものではなく、新たな人生の一歩になるということを知ってもらえたら嬉しいです。