乳がん19年生!48歳でステージ2Bの乳がんが発覚した、現在67歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅡB
告知時の年齢 48歳
現在の年齢 67歳
サブタイプ ルミナールB
Ki-67 20以上
核グレード
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無
腫瘍径
静脈侵襲
リンパ管侵襲
リンパ節転移 なし
手術の内容 全摘手術
乳房再建 しなかった
行った治療 ホルモン療法
化学療法(抗がん剤)
放射線治療
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ルミナールBの体験談

食事について実践していること

3食バランスよく食べるように心がけています。

乳がんになる前は、昼ご飯に菓子パン1つやおにぎり1つで簡単にすませることがありましたが、病気後はサラダやスープ、フルーツをプラスすることで、栄養バランスに気を配っていました。

ミニトマトやブロッコリーなどが手軽で、無理なく食べられるのでおすすめだそうです。

また、体を冷やさないように、暖かい飲み物を好んで飲むようになりました。

※参考:がんに良い食べ物・寛解した人たちが取り組んでいる食事法

運動について実践していること

乳がん治療が終わり体力が戻った後は、ジムに通って筋トレや有酸素運動をいていました。

もともと運動が好きではなかったですが、ジムに行くと周りの方々がトレーニングを頑張っているので、つられて自分も運動を前向きに行えるようになったそうです。

最近は60代後半となり、体力の衰えを感じるようになってきたため、ストレッチを中心に無理のない範囲で運動しています。

地方在住で車社会のため、以前はどこへ行くにも車移動していましたが、最近は近くであれば歩いて移動するように心がけています。

※参考:がんに良い運動・寛解した人たちが取り入れている生活習慣

食事・運動以外で実践していること

規則正しい生活を心がけています。起きる時間や寝る時間、食事の時間をだいたい決めて、休日もなるべく時間通りに行動しています。規則正しい生活をすると、気分が後ろ向きになりにくいと感じています。

がんの発覚直後はネガティブな思考になりやすいので、意識して楽しいことを考えるようにしていました。最初は無理やりにでも笑顔を作ることで、自然と笑顔の時間が増えていったと思います。

がんになると、自然食品を勧めてくる人が少なからずいましたが、気にせずに主治医を信じることが大切です。

※参考:がんに良い考え方・寛解した人たちが取り組んでいるメンタルケア

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

私がまだ学生のときに、母の乳がんが発覚しました。親の元気な姿しか見たことがなかったので、ショックでしたし、信じたくない気持ちがありました。

母本人もとてもショックだったと思います。しかし、子どもに辛い姿を見せないように頑張っている様子をみて、家族はいままで通りに過ごすことが良いだろうと思い、抗がん剤治療中のしんどそうな時期も変わらず能天気な子どもとして接していました。

抗がん剤治療中は、吐き気や倦怠感、脱毛など、色々な副作用に苦しんでいましたが、なるべく楽しい話題を話して、少しでも「楽しい」「おもしろい」と思える瞬間が増えるように心がけていました

特に女性にとって、脱毛はとてもショッキングな副作用だと思いますが、一緒にウィッグストアに行き色々なウィッグを試して楽しみました。今まで挑戦したことのない髪型ができることがいい気分転換になったようです。

周りの人が暗い顔をしていると、がんになって迷惑をかけたと本人が自分を責めてしまうと思うので、周囲の人はなるべく明るくいることがおすすめです

絶対に治るとは言えませんが、乳がんは比較的完治が望める病気です。ネットで検索すると、どうしても悪い情報ばかりが目に入ってくると思うので、あまりネットに依存しすぎず、病院の主治医や看護師さんの言うことを信じることが大切です。

乳がん発覚直後はとても落ち込むと思いますが、完治している人がたくさんいるので、前向きに、治ると信じて、少しでも楽しく過ごしてほしいと思います!