乳がん16年生!52歳でステージ2Bの乳がんが発覚した、現在68歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅡB
告知時の年齢 52歳
現在の年齢 68歳
サブタイプ ルミナールB
Ki-67 20以上
核グレード 2
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性小葉がん
遺伝性の有無
腫瘍径 3cm台
静脈侵襲 あり
リンパ管侵襲 あり
リンパ節転移 あり
手術の内容 部分切除(腋窩リンパ節郭清なし)
乳房再建 しなかった
行った治療 ホルモン療法
化学療法(抗がん剤)
放射線治療
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ルミナールBの体験談

食事について実践していること

術後からしばらくは、野菜の量を増やしたり、肉の量を減らしたりして用心していました。

ただ、15年生存できた今では、普通に自分の好きなものを食べたり飲んだりしています。お酒も飲んでます。当時は考えられなかったので、本当に良かったです。

参考情報 情報元
野菜と乳がん 国立がん研究センター
加工肉と乳がん 海外がん医療情報リファレンス

運動について実践していること

もともと体を動かすほうではなかったのですが、なるべく外の風を浴びるようにしています。ウォーキングを中心に運動を取り入れるようになりました。

ジムの敷居は高いですが、カーブスのように同年代の女性が利用しているものは興味があります。

食事・運動以外で実践していること

死を意識したこともあり、少しスピリチュアルに傾倒する時期もありました。

今では、特定のものはありませんが、お坊さんの書いた本などをよく読んだり、睡眠導入のリラクゼーションの音楽や瞑想を取り入れています。

日々、静かに、穏やかに毎日を過ごすことを念頭に置いています。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

私の母も最初は絶望していましたが、今となっては昔話で、術後15年を経過しています。「孫の顔を見るまで長生きする」と言っていましたが、今では「孫のお嫁さんを見るまで長生きする」と上方修正しています。

乳がんを患ったことでかえって「日々を充実させたい」という思いが出てきたり、「後悔したくない」という思いが強くなったようで、しつこいくらいに孫の様子を聞いてきたり、顔を見せるように催促してきます。

いい意味で、たくましくなったし、明るくなったように感じます。

母はもともと積極的な人間ではなかったのですが、「せっかくなら〇〇したい」とか「なんか話をしないと損だ」とか言っています。一期一会を大事にし、人とも積極的に関わるようになったのです。

このように、病気を経たことによって、より人生を充実させた人を私は間近で見ています。

本人はもちろんとても辛いですし、周りの家族も辛い思いをしますが、乳がんがきっかけとなって家族の結びつきや信頼関係はこれまで以上に固いものになり、より豊かな人生を送れますので、ぜひ頑張ってください。