乳がん25年生!50歳でステージ2Bの乳がんが発覚した、現在75歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅡB
告知時の年齢 50歳
現在の年齢 75歳
サブタイプ ルミナールB
Ki-67 20以上
核グレード
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性小葉がん
遺伝性の有無
腫瘍径 3cm台
静脈侵襲
リンパ管侵襲
リンパ節転移 あり
手術の内容 部分切除(腋窩リンパ節郭清なし)
乳房再建 しなかった
行った治療 ホルモン療法
化学療法(抗がん剤)
放射線治療
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ルミナールBの体験談

食事について実践していること

叔母が乳がんになったのはもう20年以上も前のことで、しばらくは肉類を避けて魚・野菜・豆腐・果物を中心にしていたそうですが、今は高齢になったこともあり、タンパク質が豊富な肉もよく食べています。

乳がんの再発防止のためというよりは、高齢になったので健康全般のために気を付けているようで、味付けも薄口にしたり、醤油やお味噌汁も減塩タイプを選ぶなど、胃腸に優しい食事を心がけています。

あと、昔は辛い料理も好きでよく食べていたそうなのですが、それもやめて、香辛料がきつい料理などは今も避けています。

参考情報 情報元
野菜と乳がん 国立がん研究センター
魚と乳がん 国立がん研究センター
塩分とがん 国立がん研究センター

運動について実践していること

もともとインドア派の叔母でしたが、乳がんを経験してからは外によく出るようになりました。運動を目的としてというよりは、外のきれいな空気を吸ってリフレッシュすることを意識していたそうです。

還暦を過ぎたころから、足腰が弱くなったり、心肺機能が衰えたりするのを防止するために、運動としてウォーキングを始めました

また、ラジオ体操やリンパマッサージ、両腕をくるくる回してほぐすなどの運動も行っています。

食事・運動以外で実践していること

乳がんになってからは特にストレスを溜めないように努力をしていたようです。ヒーリングミュージックを聞くと心身がスッキリし、心が落ち着いてストレス解消になると言っていました。

また、先述の通りあまり遠出をしない人でしたが「自然を楽しむ事で心身が健康になる」と、積極的に旅行もしていました。

お寺・国立公園・果物園などへ行って自然と触れ合うことが、乳がんを忘れられる癒しの時間となっているそうです。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

叔母から「乳がんになったから手術を受ける」と聞いたときは本当に驚きましたし、なにか手伝えることはなんでもしてあげないとと思いましたが、25年が経った今、叔母は乳がんを意識させないほど健康に暮らしています

叔母曰く、手術や抗がん剤などの治療がすべて終わったときに、健康のありがたみを意識したそうです。

「がんになった人なら再発の不安はみんなあるよ。でも、再びがんにならないよう生活習慣を変えれば、再発しないよ。現に、私は再発がなく75歳で元気で健康に動ける訳だから」と、前向きに人生を楽しんでいます。

がんというとどうしても怖いものというイメージがありますが、乳がんは他のがんよりも生存率が高く、医療が進んでいる今なら完治もする病気です。

そのため、乳がんになったからといって、決して悲観的にならないでください。「自分は大丈夫!」という前向きな気持ちを持ってください。希望を持てば、道は開け、叔母のように乳がんになる前より人生を楽しめるはずです。