39歳で乳がん（トリプルネガティブ・ステージ2B）になりました。今55歳の私が伝えたい乳がん体験談

乳がん16年生！39歳でステージ2Bの乳がんが発覚した、現在55歳の女性の体験談です。

基本情報

ステージ	ⅡB
告知時の年齢	39歳
現在の年齢	55歳
サブタイプ	トリプルネガティブ
Ki-67	ー
核グレード	2
組織学的グレード	2
乳がんの種類	浸潤性小葉がん
遺伝性の有無	ー
腫瘍径	2cm台
静脈侵襲	ー
リンパ管侵襲	ー
リンパ節転移	あり
手術の内容	部分切除（腋窩リンパ節郭清あり）
乳房再建	しなかった
行った治療	化学療法（抗がん剤）放射線治療
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乳がんになった後、いろんな本を読み漁ったのですが、やはりバランスのいい食事が1番とのことでした。そのため、以下のようなことを心がけています。

乳がんになる前とは大違いの食生活ですが、再発予防になっていると思うとそんなに苦でもなく、以前はそんな得意ではなかった納豆も今では好きになりました。

なお、抗がん剤治療中は好きなもの（食べられるもの）を食べていました。食欲もかなり落ちましたので、どんな形でもカロリーを摂取することを考えていました。

腋窩リンパ節郭清をしているので、リンパ浮腫予防のためにストレッチは毎日行っています。また、体重が増えることもリンパ浮腫のリスク要因とされていますので、週2回は近所のジムに通ってトレーニングやジョギングをしています。

また、もともと身体を動かすのは好きなので新たに登山やハイキングといった趣味も始めてみました。心肺機能の向上にもつながりますし、なにより自然いっぱいの中での運動はリフレッシュになります。

睡眠とストレス解消を意識しています。先ほど乳がんの本をいろいろ読んだと書きましたが、多くの本に睡眠の重要性が説かれていました。そのため、1日8時間は睡眠をとれるように努力しています。

ストレス解消については好きな音楽を聴いたり、20代の頃から好きな神社巡りをしたりしています。行く先々の神社で再発しないようお祈りを繰り返しています。

人よりもアクティブで運動量も多かったため、病気になるなんて、しかもそれががんだなんて、思ってもいませんでした。

両親も祖父母もがんの既往歴はなく、いわゆるがん家系という訳でもありませんでしたので、まさに青天の霹靂でした。「私が乳がん？まだ40にもなってないのに？？」と、告知を受けた時はショックでしたし、混乱しました。

平日に1人で話を聞きに行っていたこともあり、実は今でもその日どうやって帰宅したのか覚えていません。いつも通りの電車に乗って、いつも通りの道を歩いて帰ってきたはずなのですが、それだけショックが大きかったのだと思います。

それから3日くらいは毎日泣いていましたし、1週間くらいはぼーっとしてしまう時間も多かったと思いますが、時間と共に頭が現実を受け入れられるようになってきたのか、そこからは治療頑張ろう！と前向きになれました。

最終的には手術・抗がん剤・放射線と、フルコースでの治療となりました。部分切除（＋腋窩リンパ節郭清）ということもあり、手術自体は想像していたほど辛くはありませんでしたが、やはり抗がん剤は大変でした。

でも、その大変な治療を頑張って乗り越えたからこそ、今の私があります。あれからもう15年以上も再発していません。家事や仕事はもちろんのこと、筋トレやジョギングなどの体力が必要なことも問題なくできています。

そして、少しでも長生きしたいと思って、新たな趣味を見つけました。それは登山＆ハイキングです。いろんな場所の山へ休日を使って訪れています。

登山とハイキングを始めてから新たな人との交流も増えましたし、健康にも役立っていると思います。昔からの友人には性格もより明るくなったと言われました。

乳がんになった方へ、私のように再発しない人もたくさんいますので、あまり深く考えずに、まずは治療に集中してください。

そして、乳がん治療が終われば、何か新たな楽しみを見つけて実践してほしいです。新たな楽しみができると、新しい人生が始まるような気持ちになれて、より前向きに生きていけると思います。