乳がん29年生!59歳でステージ2Bの乳がんが発覚した、現在88歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅡB
告知時の年齢 59歳
現在の年齢 88歳
サブタイプ トリプルネガティブ(推定)
Ki-67
核グレード
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無
腫瘍径
静脈侵襲
リンパ管侵襲
リンパ節転移 なし
手術の内容 全摘手術
乳房再建 しなかった
行った治療 化学療法(抗がん剤)
放射線治療
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トリプルネガティブの体験談

食事について実践していること

脂質異常症もあったため、野菜の摂取量を増やし、炭水化物や和菓子を制限するようにしました。

また、食事の際に必ずボウルいっぱいの野菜を食べてから食事をするようになりました。

あと、乳製品をたくさん取るようにしていたようで、ヨーグルトや牛乳(低脂肪乳)を常備していました。

※参考:がんに良い食べ物・寛解した人たちが取り組んでいる食事法

運動について実践していること

ながら体操を実践しています。座って化粧するときに両足を上げて腹筋を意識したり、キッチンに立つときにはつま先上げを10回したり、テレビを見るときには横になって足を上げたりと、できることをいろいろとやっていました。

あと、犬の散歩も昔からの習慣となっていて、88歳になった今でもシャキシャキと歩けています。

食事・運動以外で実践していること

乳がんになってからは湯船につかる回数を増やしていました。血流をよくするためだそうです。

また、当時は長時間の座り仕事をしていたため、足元を少し高くして眠ることで浮腫みの軽減をはかっていたとも言っていました。

あとは朝に血圧を測るようになりました。変動を毎日記録しているそうです。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

祖母は乳がんが発覚したにも関わらず、私たち家族には平気な顔をしていました。パッチワークや刺し子などの趣味に没頭する祖母は、治療前も治療後も「病気になって自分の時間ができて良かった」と、私たちの前ではいつもニコニコしていました。

落ち込んだのはむしろ祖父の方で、当時はよく祖父を家族みんなで励ましていました。

いっさいの家事をしなかった祖父が台所に立つようになり、二世帯住宅だった私たちは祖父が心配で毎日様子を見に行くようになりました。

当時の祖父はお仏壇に座ることが増え、元気がなかったのですが、無事に治療が終わると、二人とも明るい会話が増えました。

別行動をすることの多かった二人ですが、定期健診には祖父が車で送り迎えをして、帰りには一緒にご飯を食べて帰ってくるようになりました。

あれから30年近くがたった今も乳がんの再発はなく、二人の仲は前よりも良くなって、祖母が発した「乳がんになって良かった」という言葉が今でも忘れられません

治療の先に待っているのはきっと明るく素敵な世界です