乳がん12年生!26歳でステージ3Aの乳がんが発覚した、現在38歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅢA
告知時の年齢 26歳
現在の年齢 38歳
サブタイプ ルミナールB
Ki-67 20以上
核グレード 1
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無 BRCA1
腫瘍径 4cm
静脈侵襲
リンパ管侵襲
リンパ節転移 あり(内胸)
手術の内容 全摘手術(腋窩リンパ節郭清なし)
乳房再建 した(インプラント)
行った治療 ホルモン療法
化学療法(抗がん剤)
放射線治療
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食事について実践していること

もともと野菜は好きな方ではありましたが、以前にも増して野菜を意識的にとるように心がけているようです。

ただ、食べなくちゃ!と思うとプレッシャーになりますし、毎食きちんと作るとなると体力的にも時間的にも難しいので、鮮度のいい食材や旬の食材を使ったお惣菜を買ってくることも多いです。

あと、食欲があまりないときには、酸味のあるフルーツやトマト香りが爽やかなセロリやハーブなどをうまく活用しています。野菜をくたくたに煮た料理も胃腸にやさしくていいようです。

参考情報 情報元
野菜と果物をとる 国立がん研究センター

運動について実践していること

手術してからは、朝のウォーキングを夫婦の日課としています。朝二人で近くの公園まで歩き、河川の横を通って帰ってきます。30分ほどですが、意識的に腕を大きく振ることでいい運動になっています。

最近では、ワイヤレスイヤホンを使って、同じ音楽を二人で聴きながら歩いたりもしています。すごく楽しい朝のひと時を過ごしています。

運動することで乳がん再発リスクが約25%低くなるそうですし、手術や抗がん剤などの影響で持久力や筋肉量が失われてしまいますから、妻にとって運動はとても重要だと思っています。

食事・運動以外で実践していること

規則正しい生活を心がけています。先述の朝の散歩もそうですが、これからも健康でい続けるために、夫婦そろって早寝・早起きをしています

喫煙やアルコールの飲みすぎも乳がんのリスクを高める可能性があると聞き、もともとタバコは吸いませんでしたが受動喫煙にならないように気を付けているほか、アルコールを以前より少なくしています

あと、ワイヤーが入った下着や締め付けの強い下着をつけると、痛みやむくみが起きたので、ゆとりのあるものを着ているようです。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

私の妻は、結婚して1年後の26歳のとき、乳がんが見つかりました。親族に乳がんになった人がいるため、定期的に乳がん検診を受けていましたが、26歳のときに発覚しました。

家に帰ってから2人で涙が枯れるほど泣きました。立ち直れたのは1週間たった頃からで、2人して「泣いていても何も始まらないから治療を頑張ろう!」と決意したことを今でも覚えています。

あれから12年たった今、妻はとても元気です!手術や抗がん剤など、つらいこともありましたが、すべてを乗り越えて今があります。

抗がん剤が終わってからは長期間に渡ってタモキシフェン(ホルモン剤)も飲んでいましたが、それも終わって、今は定期的な検診を受けているだけです。

26歳という非常に若いタイミングで乳がんが発覚しましたが、今となっては「誰よりも充実した20代30代を過ごせている」と言うほど、元気で明るく楽しい日々を送れています

妻と同じように、あなたにもいつか乳がんや病気のことを気にせずに、楽しく過ごせる未来がやってきます。これだけは忘れないでいてほしいです。