乳がん11年生!60歳でステージ3Aの乳がんが発覚した、現在71歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅢA
告知時の年齢 60歳
現在の年齢 71歳
サブタイプ ルミナールB
Ki-67 20以上
核グレード
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無
腫瘍径
静脈侵襲
リンパ管侵襲
リンパ節転移 あり
手術の内容 全摘手術(腋窩リンパ節郭清あり)
乳房再建 しなかった
行った治療 ホルモン療法
化学療法(抗がん剤)
放射線治療
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ルミナールBの体験談

食事について実践していること

「飲酒をやめた」「肉・魚・野菜をまんべんなくとる」の2つを心がけています。外食もしますが、外食時はサラダなどの野菜を必ず注文するようにしています。

また、食欲のなくても少量は必ず食べるようにしているようで、食べやすいおかゆや野菜ジュースなども取り入れています。

※参考:がんに良い食べ物・寛解した人たちが取り組んでいる食事法

運動について実践していること

年齢もあり、特に運動というものはしていませんが、動くことを意識しています。例えば、買い物に行く際は必ず近所のスーパーまでは歩くようにしたり、朝のラジオ体操は欠かさないなどです。

また、庭で家庭菜園をしたり、庭やガレージの手入れをするなど、家事の一環として外に出ておひさまを浴びて活動するようにしています。

※参考:がんに良い運動・寛解した人たちが取り入れている生活習慣

食事・運動以外で実践していること

規則正しい睡眠時間を心がけています。息子夫婦が帰省している時などを除いて、就寝時間と起床時間は守っているとのことです。お昼には短時間の昼寝もしています。

また、雨以外の日は庭などに出て、日光を浴びることや外の空気にふれることを実践しています。

夏は熱中症には気を付けつつも、汗をかくということを意識しています。冬は寒くても外に出て、散歩で体を温めているとのことです。季節に逆らうのではなく、それぞれの季節を感じることが大事だと言っていました。

※参考:がんに良い考え方・寛解した人たちが取り組んでいるメンタルケア

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

義母が告知を受けた際、息子である私の夫と義兄はもういい歳をした大人で、それぞれ家庭をもって自立していたこともあり、積極的な治療はしないと言っていました。

義母は「がんになったのは自分の運命で、子供たちを守ることももう終わっているから、しんどい治療はしたくない」とのことでした。

しかし、義父や私たちの説得でどうにか治療をすることを受け入れてくれ、しんどいながらも治療に励んでくれました。

治療中、しんどさや効果が感じられない時があって焦る気持ちが大きくなることもあると思います。当事者ではない私でも、義母を見ていてどうにもならない現状に焦ったこともあります。ですが、今の医療を信じてほしいです。

標準治療が最高の治療と言いますが、本当にその通りだと思います。義母はフルコースの標準治療を受け、そのおかげで10年以上たった今も元気にしています。

保険外の高額ながん治療もありますが、それは最高の治療ではありません。「標準」という言葉のせいもあると思うのですが、他の治療法は気にせずに、とにかく最高の治療法である標準治療をしっかりとやり切りましょう。

治療がつらくて逃げたいときでも「絶対治る」と信じましょう。1年後10年後30年後、元気に過ごしている未来を想像してほしいです。