乳がん33年生!31歳でステージ3Aの乳がんが発覚した、現在64歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。
基本情報
ステージ | ⅢA |
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告知時の年齢 | 31歳(初発) 42歳(局所再発) |
現在の年齢 | 64歳 |
サブタイプ | トリプルネガティブ |
Ki-67 | ー |
核グレード | ー |
組織学的グレード | 2 |
乳がんの種類 | 浸潤性小葉がん |
遺伝性の有無 | ー |
腫瘍径 | 5cm台 |
静脈侵襲 | ー |
リンパ管侵襲 | ー |
リンパ節転移 | ー |
手術の内容 | 部分切除(初発) 全摘手術(局所再発) |
乳房再建 | しなかった |
行った治療 | 化学療法(抗がん剤) 放射線治療 |
関連ページ | ・30代の体験談 ・AYA世代の体験談 ・若年性乳がんの体験談 ・トリプルネガティブの体験談 |
食事について実践していること
体にいいものは率先して取るようにしています。酢大豆(お酢につけこまれた大豆)が良いとの情報を得て毎日欠かさず摂取しているほか、えのき氷を作って味噌汁に入れて毎日摂取しています。
また、野菜中心の生活を意識しているほか、飲みなれた微糖コーヒーではなくブラックに置き換えるなど、食生活は徹底しています。
「がん組織が嫌がるものを摂取し、身体から排出してやる!体質改善を徹底する!」とよく言っていて、病気に負けない・病気をつくらない身体を作ることを心掛けていました。
参考情報 | 情報元 |
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欧米型食事パターンと乳がん | 国立がん研究センター |
免疫力調整効果が証明されたえのき氷 | JA長野県 |
野菜と乳がん | 国立がん研究センター |
運動について実践していること
病気に負けない体力づくりとの事で30~60分のウォーキングを心掛けているようです。
10時~16時のパート後、犬を連れて近くの公園まで移動し、1周3キロの運動公園を2~3周して帰宅。最初は散歩で喜んでいた犬も、毎回帰る時には疲れているのが印象的でした。笑
初めのころは慣れない運動なので身体が悲鳴を上げていたようですが、初めて2週間もすると「歩かないと気持ちが落ち着かない」などの変化があらわれ、今では毎日欠かすことが出来ない日課となっています。
食事・運動以外で実践していること
家事・仕事・ウォーキングと1日をフル稼働している母親ですが、睡眠時間は欠かさず8時間はとっているとのことでした。
皆さんに共通することかと存じますが、寝る前の「スマホ」は厳禁です。動画閲覧・ネット検索など、スマホは気づいたら1時間経っていた…なんてこともあると思います。
母は、布団に入ったら目を瞑って瞑想状態に入り、1日の出来事を思い返し、「明日も頑張るぞ!」と念じてから就寝しているとのことでした。睡眠で1日の疲れをしっかりと癒しているようです。
同じ乳がん経験者として伝えたいこと
私の母は31歳・42歳と、乳がんの診断を2回経験しています。
一度目は部分摘出(部分摘出のため再発防止で同時にリンパ節郭清)でした。10年経過すれば根治と医者には言われたものの、11年目で同じところに局所再発。そこで全摘手術をし、抗がん剤治療や放射線治療などを経験しましたが、現在はよく旅行を楽しむほど元気です。
特に再発時は私たち家族側は「この先どうなってしまうんだろう…」と絶望でしたが、本人はこちらの気持ちはなんのその、「負けていられない!」と、がんに負けない身体作りを心掛けていました。笑
「病は気から」とよく言いますが、母を見ていると本当にその通りだなと感じています。
がんになった当事者しかわからない気持ちもあるので、簡単に「頑張れ」や「大丈夫」なんて言われたくないかもしれませんし、「なぜ私が?」と考えてしまうかもしれません。
しかし、悩んでも仕方ありません。絶対に負けない気持ちを持ち続ければ、がんだろうがなんだろうが必ず克服できます。
それを証明してくれた母が身近にいます。治療は副作用もあって大変だと思いますが、治療中も治療後も前向きな気持ちでいることが大事だということをお伝えしたいです。