乳がん10年生!40歳でステージ3Aの乳がんが発覚した、現在50歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅢA
告知時の年齢 40歳
現在の年齢 50歳
サブタイプ トリプルネガティブ
Ki-67
核グレード 2
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無 なし
腫瘍径 5cm台
静脈侵襲 なし
リンパ管侵襲 あり
リンパ節転移 あり
手術の内容 部分切除(腋窩リンパ節郭清あり)
乳房再建 しなかった
行った治療 化学療法(抗がん剤)
放射線治療
関連ページ 40代の体験談
トリプルネガティブの体験談

食事について実践していること

以前の叔母は肉が好きで肉中心の食生活をしていたほか、忙しいと食べなかったりすることもありました。

しかし、乳がんがわかってからは生活クラブ(生協の宅配サービス)に加入して、国産や無添加の食べものを中心にしています。

食生活や習慣をガラリと変えるなど、かなり気を使っていると思います。良くなっているかはわかりませんが、悪くはなっていません。

参考情報 情報元
欧米型食事パターンと乳がん 国立がん研究センター
有機食品とがんリスク 海外がん医療情報リファレンス
朝食抜きは悪習慣 神奈川県政策局

運動について実践していること

術後しばらくしてから、カーブスに入会しました。

1人でする毎日のウォーキングはやはりサボってしまうことがあるらしく、毎日の買い物のついでにカーブスで運動して帰ることを心がけているみたいです。

職員の方も来ないと声をかけてくださるので、続けられています。

食事・運動以外で実践していること

叔母はレストランで仕事をしているのですが、もともと人と接するのが好きなので、色々な人と話をすることで人との繋がりを感じることができ、毎日充実していると言っていました。人と話すと明るくなれるそうです。

あと、腋窩リンパ節郭清の影響で、重いものを持つのは禁止されていますので、日々の買い物や運動時などは気を使っているとのことでした。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

叔母が乳がんを患って手術をしてから10年が経過しました。

がんの告知を受けた時はやはり絶望しており、落ち込んでいましたが、落ち込んでいても何も変わらないので、どうせならやれることをやろうと色々調べていました。

当初は全摘の可能性もなくはないと言われていましたが、術前抗がん剤治療のおかげで腫瘍が小さくなったことにより、温存でいけることになったことをとても喜んでいました。

経過観察となってからは、再発予防のために先述の食事や運動などの取り組みをしていました。

良いとも悪いとも言えないのですが、時にはスピリチュアルな方に傾くこともあり、体の悪いところが良くなるという高額な水が県外で売られていることを知り、それを買ってきて飲んだりもしていました。

また、叔母いわく、米ぬか酵素風呂が体に合ったそうです。においは少し臭いのですが、毎日のように通って、糠にもぐって体をあたためていました。人により効果はそれぞれだと思いますが、米ぬかの力を感じたそうです。

変な宗教や健康食品にひっかかるのはよくないですが(高額な水はちょっとグレーですが…)、叔母のよかったところはとにかく生きたい!という強い意思を持っていたことだと思います。

乳がんは早期発見が大事とよく聞きますが、叔母はステージ3でしたので「早期」ではなかったと思います。それでも、10年間ずっと元気でいられたのは強い意志のおかげだと感じています。

ですので、ステージが進んでいても落ち込まないでください。「絶対に治す!」「絶対に長生きする!」こういった強い意思を持って治療を進めれば、きっと未来は良い方に開けていきます。応援しています!がんばってください!