乳がん19年生!46歳でステージ3Cの乳がんが発覚した、現在65歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅢC
告知時の年齢 46歳
現在の年齢 65歳
サブタイプ トリプルネガティブ
Ki-67
核グレード
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無
腫瘍径
静脈侵襲 あり
リンパ管侵襲 あり
リンパ節転移 あり(腋窩・内胸)
手術の内容 部分切除(腋窩リンパ節郭清あり)
乳房再建 しなかった
行った治療 化学療法(抗がん剤)
放射線治療
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トリプルネガティブの体験談

食事について実践していること

もともとは好きなものを食べるという食生活だったのですが、乳がんがわかってからは「野菜や魚を多めに、肉や油を少なめに」という食生活に変わりました。

サプリメントも意識して摂取しており、マルチビタミン・マルチミネラル・オメガ3などのサプリメントを続けています。

運動について実践していること

犬との散歩が運動になっているようです。2匹犬を飼っていて、朝晩2回、30分~1時間ほどの散歩を毎日しています。

腋窩リンパ節をしっかり郭清していて、重いものは持たないように言われているので、ダンベルを使うような筋トレはしていません。

食事・運動以外で実践していること

なによりも睡眠第一です。母はうつ病も発症しているので睡眠に苦労することもあったのですが、とにかく健康な体と健全な精神を保つために睡眠を意識しています。

朝晩の散歩で生活リズムを整えるのもそうですし、時によっては養命酒を飲んだり、睡眠導入剤を飲んだりしています。

あと、あまりストレスを溜め込まないようにして、物事を意識的に楽観的に考えているみたいです。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

母が乳がんになってから、色々な人たちが手助けをしてくれました。乳がんを通じて新しく知り合った人だったり、もう20年以上も会っていなくて連絡だけ続けていた同級生だったりです。

乳がんに限らないかもしれませんが、病気になると「周りの人達に迷惑をかけられない」「病気のせいで友人関係が悪くなるかも」などと後ろ向きに考えてしまうこともあると思いますが、大丈夫です。

家族だったり、昔からの友達だったり、乳がんになってから出会った人だったり、必ず誰かが心の支えになってくれるはずです。もちろん、変な健康食品や宗教には関わってはいけませんが、助けてくれる人は必ずいます。

母も私もはじめはよく泣いていました。涙が枯れ果てるという言葉が誇張ではないほど、毎日泣きはらした目をしていました。

しかし、手術や抗がん剤などの治療を乗り越えて、今では昔と変わらない、むしろ昔よりも健康な毎日を送れています。一緒に趣味の家庭菜園やガーデニングも楽しめています。

うつ病の方は完治とはいかず、今もうまく付き合っている状態ではありますが、それでも楽しく過ごしています。ステージ3Cの告知から19年、さらにうつ病も抱えていますが、母はこんなにも元気です。

手術で胸を切除しても、精神疾患を抱えていても、人はそうかんたんに負けません。一緒に頑張りましょう!