乳がん14年生!53歳でステージ3Cの乳がんが発覚した、現在67歳の女性の体験談です。ご家族からお話を伺いました。

基本情報

ステージ ⅢC
告知時の年齢 53歳
現在の年齢 67歳
サブタイプ トリプルネガティブ
Ki-67
核グレード
組織学的グレード
乳がんの種類 浸潤性乳管がん
遺伝性の有無
腫瘍径 7cm台
静脈侵襲 あり
リンパ管侵襲 あり
リンパ節転移 あり
手術の内容 部分切除(腋窩リンパ節郭清あり)
乳房再建 しなかった
行った治療 化学療法(抗がん剤)
放射線治療
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トリプルネガティブの体験談

食事について実践していること

間食をほぼ毎日していましたが、間食をやめて、しっかりと朝昼晩3食をとるようにしました。

朝は抜くことが多かったのですが、朝も家族で揃ってご飯を食べるように、家族みんなで協力しました。

また、ビールも飲むのを本人も私もやめました。

運動について実践していること

理学療法士の先生に教えてもらった運動を行いました。

具体的には有酸素運動として週3回以上のウォーキング、そして筋力トレーニングとしてスクワットや重りを使った運動を教えてもらい、実践してきました。

食事・運動以外で実践していること

睡眠です。以前は夜型の生活で、就寝時間も不規則でした。そのため、睡眠時間を確保することを目的として、早く寝ることや、TVやスマホを使う時間を制限しました。

制限と言っても強制ではなく、少し頑張ってみようという形で行いました。

同じ乳がん経験者として伝えたいこと

10年以上前に妻が乳がんを罹患しました。妻と一緒に告知を受けたのですが、本人も私も「乳がんです」と言われたときには死を意識しました。

しかし、先生から続きのお話があり、「昔は死に至る可能性のある病気でしたが、今は治療できます。治って10年も20年も元気に暮らしている人も多いです」と教えてもらいました。

「がん」と聞いて絶望する気持ちも無気力になる気持ちもすごくわかります。しかし、治療をすることでもとの生活に戻れること、そして治療中もがん支援相談センターやがんの人たちの集まりなどがあり、サポートを受けられることも知ってほしいです。

今も再発しないかという不安はありますが、それ以上に「人生を楽しく生きよう」「もっとやりたいことをやろう」「思ったことは伝えて行動しよう」と家族みんなが思い、今を過ごしています。

妻も私も「死ぬかもしれない」と一瞬でも思ったことが、逆に人生を明るくしたのではないかとも思っています。

治療は確かに辛いこともあると思います。ただ、元気になった人が山ほどいるということを忘れないでほしいです。妻もステージ3Cで早期発見ではありませんでしたが、10年以上毎日元気に明るく過ごしています。

ささやかですが、エールを送ります。頑張ってください!