メリット デメリット
多様性のあるストーリー シーズンが長すぎる場合がある
高品質な映像技術 シーズン途中で打ち切りの可能性
キャラクターの深掘り 暴力的・刺激的な描写が多い
社会問題への取り組み ストーリーの中だるみ
言語学習に役立つ 文化的なギャップ
豪華なキャスト 登場人物が多すぎる
サスペンスと展開の巧みさ 過度なクリフハンガー
文化や価値観の理解 視聴者の好みに合わない場合がある
継続的なエンターテイメント 配信サービスの制限
国際的な人気 予算が尽きると質が低下することがある

海外ドラマのメリット

上の表に出てきた各メリットについてかんたんに解説します。

多様性のあるストーリー

海外ドラマは、非常に多彩なジャンルが揃っており、どのような嗜好の視聴者にも対応できる点が大きな特徴です。アクションやサスペンスだけでなく、恋愛ドラマ、ファンタジー、医療ドラマ、法律ドラマ、ホラーなど、幅広いジャンルが存在します。また、同じジャンル内でもテーマやスタイルにバリエーションがあり、たとえば犯罪ドラマでも心理的なものから派手なアクション重視のものまで楽しめます。この多様性は、視聴者に飽きさせず、次々と新しい体験を提供する原動力となっています。さらに、異なる背景や視点からのストーリーテリングにより、さまざまな価値観や文化を楽しみながら理解する機会も得られます。

高品質な映像技術

海外ドラマは、映画さながらの映像クオリティを誇る作品が多いです。特に大手配信プラットフォームが制作する作品では、膨大な予算を投入して高精度のCGやリアルなセットを作り上げています。これにより、ファンタジー世界の再現や未来的なSF空間が説得力を持つように描かれます。また、撮影技術も年々進化しており、シネマティックなカメラワークや光の使い方などが視聴者の没入感を高めます。このような高品質な映像美は、視聴者にリアルでダイナミックな体験を提供し、ドラマ視聴の魅力を一層高めています。

キャラクターの深掘り

海外ドラマは長いシーズンを通じてキャラクターの成長や内面の描写を丁寧に追っていく傾向があります。一人ひとりのキャラクターに時間をかけて背景や性格、葛藤を掘り下げることで、視聴者はより深い感情移入を体験できます。特にシリーズが進むにつれて、登場人物の意外な一面や成長過程が描かれるため、キャラクターがより立体的に感じられます。こうした描写は、ただのエンターテイメントではなく、視聴者にとって共感や考察の対象となることも多いです。

社会問題への取り組み

海外ドラマは、エンターテイメントであると同時に、現代社会の問題を映し出す鏡のような役割を果たしています。人種差別やジェンダーの平等、LGBTQ+の権利、移民問題、経済格差、環境問題など、視聴者にとってタイムリーなテーマを取り上げる作品が多く存在します。これらの問題をドラマの中で描くことで、視聴者に考えるきっかけを与えると同時に、より多くの人々が共感できる内容を提供しています。また、ストーリーの一部として自然に組み込むことで、単なる説教的なメッセージではなく、感情的な理解を促します。

言語学習に役立つ

海外ドラマは英語学習者にとって非常に役立つツールです。日常会話から専門用語まで、幅広い表現を学ぶことができます。特にスラングやイディオムなど、教科書では学べないリアルな英語が多く使われるため、実際のコミュニケーションで活用できるフレーズを覚えることができます。また、字幕付きで視聴することでリスニングスキルや語彙力を同時に向上させることも可能です。さらに、アクセントやイントネーションも学べるため、英語を自然に話すための助けとなります。

豪華なキャスト

海外ドラマでは、映画俳優としても活躍しているスターや実力派俳優がキャスティングされることが多いです。そのため、演技のクオリティが高く、キャラクターにリアリティを感じられる点が魅力です。また、有名俳優が出演することで視聴者の期待値が高まり、作品の人気がさらに上昇することもあります。さらに、新進気鋭の俳優が登場する場面もあり、これらのドラマは新しい才能を発掘する場としても機能しています。

サスペンスと展開の巧みさ

海外ドラマは、ストーリーの展開が非常に巧妙です。視聴者を引きつけるサスペンスフルな要素や予想外の展開が織り込まれており、「次のエピソードをすぐに観たい」と思わせる仕組みが整っています。クリフハンガー(次回への引き)が多用されるため、一度見始めると止まらなくなることも珍しくありません。特にサスペンスやミステリードラマでは、緻密に構築されたプロットが視聴者を飽きさせません。

文化や価値観の理解

海外ドラマを通じて、アメリカの文化や価値観、生活様式を学ぶことができます。例えば、家族観や仕事への取り組み方、友情の形など、アメリカ社会に根付く考え方をドラマを通じて知ることができます。また、異なる地域や時代背景を持つ作品を見ることで、多様な文化や歴史についての理解を深めることができます。これにより、視聴者自身の価値観や視野を広げる助けともなります。

継続的なエンターテイメント

海外ドラマは、多くの場合シーズン制で制作されるため、長期間にわたって楽しむことができます。1シーズンだけでも10話以上があり、さらにシリーズが複数シーズン続くことも多いです。そのため、好きな作品を見つければ、毎週の楽しみとして長期間にわたり楽しむことができます。視聴者がキャラクターやストーリーに愛着を持つことで、継続的にエンターテイメントを享受できる点が魅力です。

国際的な人気

海外ドラマは世界中で放映されており、国際的なファンが多く存在します。そのため、共通の話題として友人やインターネット上のコミュニティで楽しむことができます。特に人気作はグローバルな現象となることも多く、視聴者同士が感想を共有したり、考察を深めたりする場が増えます。また、異なる文化圏の人々とつながるきっかけにもなり、国際的な交流を促進するツールとしての役割も果たしています。

海外ドラマのデメリット

上の表に出てきた各デメリットについてかんたんに解説します。

シーズンが長すぎる場合がある

海外ドラマの特徴の一つとして、1シーズンあたりのエピソード数が多く、さらにシリーズ自体が複数シーズンにわたるケースが多い点が挙げられます。一部の作品では1シーズンが20エピソードを超えることもあり、視聴者がすべてを見終えるまでに相当な時間が必要です。特に仕事や学業で忙しい人にとっては、この長さが負担になることがあります。また、長いシリーズの場合、途中で飽きたり、物語の進行が遅く感じられることもあるため、最後まで観続けるモチベーションを保つのが難しい場合もあります。

シーズン途中で打ち切りの可能性

海外ドラマは視聴率が非常に重要視されるため、放送局や制作会社が利益を見込めないと判断した場合、シーズン途中で打ち切りになることがあります。このような場合、物語が未完のまま終わってしまうことがあり、視聴者にとって大きな不満や落胆を生む原因となります。特に、登場人物の運命や主要な謎が解決しないまま終了することは、物語への感情的な投資を裏切られる形になり、ファンにとって残念な結果となります。

暴力的・刺激的な描写が多い

海外ドラマの中には、暴力や性的なシーンが多く含まれる作品があります。これらの描写は、ストーリーのリアリティやエンターテイメント性を高めるために使用されることが多いですが、視聴者によっては不快に感じることもあります。特に、家族や子供と一緒に観るには不適切な作品も多いため、視聴環境や内容の選択には注意が必要です。また、こうした刺激的な描写が過剰だと、ストーリーやキャラクターの魅力がかすむこともあります。

ストーリーの中だるみ

海外ドラマの長いシーズン構成は、物語が途中で停滞し、中だるみを感じる原因となることがあります。特に、視聴率を維持するためにシーズンを引き延ばすような脚本が採用される場合、一部のエピソードが重要性を欠き、冗長に感じられることがあります。このような中だるみは視聴者の興味を失わせ、続けて観る意欲を削ぐ要因となることがあります。

文化的なギャップ

アメリカ特有の価値観やユーモア、生活習慣が描かれるため、国際的な視聴者にとっては理解が難しい場合があります。例えば、アメリカの政治制度や社会問題に関するエピソードが含まれると、その背景知識がない視聴者には内容が伝わりにくいことがあります。また、アメリカのユーモアやスラングが文化的な文脈に基づいている場合、笑いどころが分からないと感じることもあります。

登場人物が多すぎる

海外ドラマは長期間にわたるシリーズが多いため、主要キャラクターだけでなく、多くのサブキャラクターも登場します。これにより、物語が深みを増す一方で、視聴者にとってはキャラクターの関係性を把握するのが難しくなることがあります。特に初めて観るシリーズの場合、登場人物が一気に出てくると混乱しやすく、ストーリーに集中できないことがあります。

過度なクリフハンガー

海外ドラマでは、視聴者を引きつけるためにエピソードの終わりにクリフハンガーを用いることがよくあります。しかし、この手法が過度に使われると、視聴者にとってストレスを感じる要因になることがあります。「次が気になりすぎる」という感情が続くと、楽しむよりも疲労感を覚えることがあります。また、クリフハンガーが多用されると、ストーリー全体のバランスが崩れることもあります。

視聴者の好みに合わない場合がある

海外ドラマは、制作側の意図やテーマが強調される場合があります。特定の政治的メッセージや価値観が盛り込まれることも多いため、視聴者の個人的な価値観と合わない場合、物語に感情移入しにくくなることがあります。また、社会問題を扱うドラマの場合、そのアプローチや解釈に対して視聴者が賛否両論となることも少なくありません。

配信サービスの制限

多くの海外ドラマは特定の配信サービスや放送局でのみ視聴可能であるため、視聴環境が限られることがあります。これにより、視聴者は複数のサブスクリプションサービスに登録しなければならない場合があり、コストが増える原因となります。また、地域によっては特定のドラマが配信されていないこともあり、視聴したくてもアクセスできないという不満が生じることがあります。

予算が尽きると質が低下することがある

海外ドラマは、初期のシーズンで大規模な予算が投入され、高いクオリティを維持する場合が多いですが、後半のシーズンになると予算が削減されることがあります。その結果、ストーリーやキャラクターの描写に影響が出たり、セットやCGの質が低下したりすることがあります。視聴者はその変化に気づき、シリーズへの評価が下がる場合もあります。

みんなの意見

賛成意見 反対意見
アメリカのドラマは英語の勉強になるのが、良い点だと思います。学校で習うような英語だけでは英会話ができるようになりませんから、アメリカのドラマを吹き替え無しで字幕のみで見るようにしています。

小学生の子供は字幕など読めませんから、内容はあまり分かっていないようですが、耳から入ってくる英語を何となく聞き取っているようで、英語教室で習ったような単語や簡単な会話がドラマの中で出てくると嬉しそうに教えてくれます。
アメリカのドラマの中で出てくる日本との文化の違いを、大人は理解できますが、子供は理解できないようで、一緒に見ている子供が、ドラマと同じような事をやりたいと言われるとアメリカのドラマは良くないかもしれないと思います。

例えば、朝ご飯を準備するお母さんが子供の前にお皿を置いて、箱からシリアルを入れてミルクをかけ、「朝ご飯よ。」と言って子供に与えるシーンをよく見かけますが、我が家ではシリアルはお菓子として捉えているので、子供がマネしたいと言っても、朝ご飯として与えたくはないです。
アメリカのドラマは何よりスケールが大きいです。日本のドラマで使われているような安っぽいセットは出てきませんし、CGもかなり出来が良く、映画作品と遜色が無いレベルです。とにかくお金がかかっているなという印象を受けます。

私はSF作品が好きで、海外ドラマはSFジャンルのものが多いので、よく見ています。

予算の関係もあるのでしょうけど、日本ではSF作品というのはほとんど放送されませんからね。海外ドラマには日本のドラマにはない良さがあると思います。
アメリカのドラマは何作品か観ましたが、どれについても共通して言えるのは話が長いことですね。2シーズン分くらいであれば観られますが、大抵は4シーズン以上あります。長い方がいいという人もいると思いますが、私は駄目です。

話が長いと、どうしても中だるみする部分というのは出てきてしまいますし、そこから視聴を続けることが難しくなってきます。日本のドラマは短すぎると思いますが、アメリカのドラマは逆に長すぎると思います。
どこの国にも無い圧倒的なスケールが海外ドラマの良い所です。広い大地にたくさんの人種がいてストーリーを気にしないで見ているだけで楽しいです。役者さんもしっかりと役に合った人を起用するのも素晴らしいです。

日本みたいに「人気があるから起用しておこう」という考えは無いのがいいです。

同じ役者さんの使い回しもほとんど無いので、たくさんのドラマを見ても「またあの人が出ている」とか感じる事もありません。人気のあるドラマは長く続いていく所もいいです。
人気が無かったらあっさりと打ち切ってしまうのが海外ドラマの悪い所です。どんなに熱心なファンが居てもお金にならなかったら途中でも打ち切ってしまいます。話が完結していないのに終わってしまったドラマもたくさんあります。

せっかく見ていたドラマが途中で終わってしまうとなんだか気持ち悪いです。この先はどうなったんだろうと気になって仕方ありません。視聴者の事をあまり考えてくれていないような気がしてしまってとても嫌です。
アイデアが素晴らしく、人物描写においても背景をしっかりと設定したものが多いので、人間ドラマの完成度の高さは他の国の追随を許さない面があります。

その他のドラマであっても、舞台設定やサスペンスなどの伏線の張り方など、やはりショウビズの本場と感嘆させられるような高度なレベルのものが多いです。

社会的なテーマを扱った重厚な作品が多いのも、幅広い層に受け入れられやすい理由です。本当に大人から子供まで楽しめるものが豊富に揃っています。
やはりどうしてもお国柄を反映しているのか、何かというとドンパチ拳銃でやり合うシーンが多いので、これはいただけないなと感じています。

あまりにも唐突にそういったシーンが始まってしまったりするので、子供と安心して見ることが難しいのが欠点と言えば欠点とも言えます。

正義のためという大義名分があるものの、子供には理解しづらい面もあります。たまに勧善懲悪が行きすぎて、大人でも話についていけなくなったりすることもあります。
日本に比べて海外のドラマはストレートなところが良いと思います。同じようなことが繰り返されると、他とは違う方向性を出すため、変わった複雑な内容を入れてきます。これが現代の日本のドラマだと思います。

それに比べて海外では、日本人なら恥ずかしいと思うほどストレートな感情表現が普通にあります。それは社会にも影響されますので、その国の人間関係をわかりやすいものにする手助けにもなっています。

実際に単純な感情表現をするドラマを見ている人たちは、くどい話し方などが少ない印象を受けます。
海外のドラマの悪いところは、道徳の概念が日本に比べて薄いことや、感情表現が激しいことがあります。例えば東日本大震災の時など、それを話題にしたブラックジョークを平気で笑い話にするようなドラマを作る国もかなりあります。

また、特に女性の感情表現が激しいドラマも多いです。1時間ドラマの中で、ほとんどの時間女性がケンカしたり、どなりあったりなどが続いているドラマもあります。

そういう国の若い女性は、ほぼドラマと同じように品の悪い行動をすることが多いです。
外国のドラマの良い点は、ドラマの中からその国の習慣などを学ぶことができたり、その国の習慣などを知ることが出来るところにあると思います。アメリカのドラマなどでは面白い連続ドラマなどもあって、見ていて飽きません。

ストーリー展開も大胆で、内容が濃いものがあって、続きがみたくなるものが多いです。吹き替えされているので、違和感なく見ることが出来ますし、コメディードラマなどは本当に面白いと思います。面白さの質が違うと思います。
海外のドラマはその国の言葉でなければ表現出来ない事柄が沢山あって、日本語に置き換えるのが不可能なことが少なからずあります。そんなときには「あれ?」と思ってしまいます。

また、人工的な笑い声が後で付け加えられていることが多く、たいして面白くもないのに、大笑いの声が入っているのはわざとらしくて好きになれません。笑い声で笑いを誘おうとしているのが丸わかりで、嫌な感じがします。

そのほか、俳優の本当の声を知っていると、吹き替えの声が違っていたりして、違和感を感じます。
海外ドラマがとても好きです。海外ドラマの中でも私がよく見るのはアメリカのドラマです。私が海外ドラマが良いと思う理由は、話の展開がとてもダイナミックなところです。

日本のドラマは淡々と進んでいくことが多いような気がしますが、アメリカのドラマは(特にFBIものや刑事もの)アクションがすごくて、どんどん先に進んでいき、目が離せなくなるほど心が惹きつけられるものが多いです。

どれだけ見ていても時間が長いと感じたことがないです。
海外ドラマの良くないと思う理由は、日本のドラマに比べて衝撃的な内容が多いことです。

殺人もかなりひどいものであったり、拷問シーンであったり、道徳的にどうかなと思うことがたくさん出てきます。子供には見せたいとは思えないシーンが多いのも残念です。

また、どんどん見たくなるので、レンタル料金が結構かかることです。最近はレンタル料も安くなりましたが、やっぱり先に先にという思いがあって、一回にたくさん借りてしまいます。

それほど海外ドラマが面白いということなのですが、テレビで深夜とかにしかやっていないので、レンタルするしかないのです。
海外ドラマ全般の良いところは、外国の役者さんたちが演技をしているので、完全な創作もの、あるいはファンタジーとして、割り切って視聴できるというところです。

海外の役者さんたちに対して、私たち日本人はあまり情報量を持っていません。彼らが出演しているバラエティや他の番組を視聴することがあまりないので、そのドラマに出演する海外の役者さんたちを先入観無しで視聴できるからです。

また、字幕や吹き替えでの視聴が多いので、役者さんに酷い演技を見る場面が少ない、あるいは分からない事が多いので、粗探しをしなくて済むことが多いのも良いところです。
海外ドラマ全般の悪いところは、海外での習慣や独自の表情やBGMなどを演出表現として用いてしまっているために、私たち日本人が戸惑ったり、不可解に思ったりして、完全な感情移入ができなくなり、特に歳を取ってからの視聴が辛いものがあることです。

例えば、キスシーンや性表現などのデリケートな描写ほど、その国の倫理基準で表現されており、日本人の価値観ではないので、私たちは素直に楽しむことができません。

また加齢に従って、他国の文化的価値観を想像許容する脳内の労力が衰えて、視聴自体が苦しくなってしまいます。

つまり海外ドラマは高齢者向きではないので、高齢化社会である日本では、特に地上波などであまり率先して放送するようなコンテンツではないということです。