メリット デメリット
情報共有が容易 個人情報の流出リスク
人とのつながりが広がる 誹謗中傷やネットいじめの発生
リアルタイムでの情報収集 依存症になりやすい
ビジネスやマーケティングに活用可能 フェイクニュースの拡散
趣味や興味の合う人とつながれる リアルな人間関係の希薄化
災害時の連絡手段になる プライバシーの侵害
個人の表現の場になる 時間の浪費になりやすい
学びや情報収集の手段として使える 炎上や発言トラブルのリスク
拡散力が高く、社会的影響力がある 精神的ストレスや嫉妬の原因に
海外との交流がしやすい セキュリティの脆弱性に起因する犯罪の可能性

SNSのメリット

上の表に出てきた各メリットについてかんたんに解説します。

情報共有が容易

SNSは、文章・写真・動画など様々な形式の情報を瞬時に多数の人と共有できるツールです。個人の近況報告から、企業の広報活動、さらには緊急情報の伝達まで幅広く活用されています。従来のメールや電話と比べても手軽に、かつタイムリーに情報を伝達できるため、誰でも発信者になれるという利便性があります。また、フォロワーや友人といった限定的な範囲から全世界に向けてまで、発信の対象を自由に選べる点も、柔軟な情報共有を可能にしています。

人とのつながりが広がる

SNSは地理的な制約を超えて人とつながれる強力なツールです。友人や家族、職場の人との連絡手段としてはもちろん、共通の趣味や関心を持つ人々とも簡単に繋がることができます。リアルでは出会うことのない遠く離れた人々とも関係を築ける点が特徴で、新しい友人関係やビジネスパートナーとの出会いにも繋がる可能性があります。特に、引っ越しや転職、海外移住などで旧知の人と距離ができても、SNSを通じて気軽に連絡を取り合うことができ、関係を維持しやすくなっています。

リアルタイムでの情報収集

SNSの最大の特徴の一つは、リアルタイムで情報が更新されていくことです。ニュースサイトやテレビよりも早く、現場にいる一般のユーザーがその場の様子を投稿することで、即時性のある情報が得られます。災害時や事件発生時などの緊急時にも活用されており、公式の発表よりも早く現状を把握できるケースもあります。また、検索機能やハッシュタグによって興味のあるトピックに絞って情報収集が可能で、ユーザーが自ら関心のある情報にアクセスしやすい設計になっている点も大きな利点です。

ビジネスやマーケティングに活用可能

SNSは企業にとっても有力なマーケティングツールです。広告費をかけずとも、商品の紹介やキャンペーンの情報発信が可能で、フォロワーを通じて自然な形で情報が拡散されることもあります。また、ユーザーの反応をリアルタイムで得られるため、商品やサービスの改善にも役立ちます。さらに、インフルエンサーやSNS上の口コミを活用した「バズマーケティング」も注目されており、従来のメディアでは届かなかった層にも効果的にアプローチできるという点が、ビジネス面での大きな利点となっています。

趣味や興味の合う人とつながれる

SNSでは、趣味・関心に基づいたコミュニティが数多く存在しており、自分と同じような価値観や趣味を持つ人々と容易につながることができます。たとえば、特定のアーティストのファン同士、手芸や料理の愛好者、ゲームやアニメのファンなどが集まり、情報交換や交流を楽しんでいます。現実の生活ではなかなか出会えない「仲間」を見つけることができる点が大きな魅力です。また、自分の投稿を通じて反応をもらえることで承認欲求が満たされ、コミュニケーションの活性化にも繋がります。

災害時の連絡手段になる

地震や台風、火災などの災害発生時、電話回線が混雑して繋がりにくくなることがありますが、SNSはインターネット回線を使うため比較的安定して通信でき、重要な連絡手段になります。特に、X(旧Twitter)やFacebookなどでは、安否確認や避難所情報、ライフラインの状況などがリアルタイムで共有されることが多く、自治体やメディアの公式アカウントも活用されています。また、自分の状況を簡潔に投稿するだけで、家族や知人に無事を知らせることができるため、電話連絡が困難な状況でも安否確認がスムーズに行えるという大きな利点があります。

個人の表現の場になる

SNSは、誰もが自分の意見や感情、創作物などを自由に発信できる「表現の場」としての役割を果たしています。文章、写真、動画、イラストなど、多様な手段で自分を表現できるため、個性を発揮しやすく、他者との違いを明確に打ち出すことができます。また、フォロワーとのやり取りによってフィードバックを受けたり、共感を得たりすることで、自己肯定感が高まることもあります。プロの表現者に限らず、一般人でも自己発信の力によって注目を集め、インフルエンサーやクリエイターとして活躍する例も増えてきています。

学びや情報収集の手段として使える

SNSには専門家や有識者、教育系のアカウントが多数存在し、フォローするだけで専門知識や最新のトピックに触れることができます。特にX(旧Twitter)やYouTube、Instagramなどは、ニュースや研究、技術解説、勉強法、ライフハックなど、さまざまな学習コンテンツが日々発信されています。自分の関心のある分野を効率よく学ぶ手段として活用できるのは大きなメリットです。また、コメント機能を通じて他者と議論することで、自分の視野を広げたり、異なる考え方に触れたりすることもできます。学びのきっかけとして非常に有用なプラットフォームです。

拡散力が高く、社会的影響力がある

SNSは一度投稿が注目されれば、瞬く間に多くの人に拡散される特性があります。これにより、個人や中小企業、NPOなどが大きなメディアを介さずとも社会に影響を与えることが可能になっています。例えば、社会問題や政治課題への関心を呼びかける投稿が共感を集め、「バズる」ことで署名運動や実際の政策変更につながることもあります。また、企業に対する消費者の声が拡散され、改善対応を促すケースも見られます。このように、SNSは単なる情報発信の場にとどまらず、世の中の動向を左右するような「社会的影響力」を持ったツールとなっています。

海外との交流がしやすい

SNSは世界中の人々と直接つながることができるため、国境を越えた交流が非常に簡単です。言語の壁を乗り越えるための自動翻訳機能も充実しており、英語圏やその他の地域のユーザーとも気軽にやり取りが可能です。旅行や留学の際の情報収集、文化の違いの理解、現地の人とのコミュニケーションなど、さまざまな場面で役立ちます。また、国際的なイベントやトレンドをリアルタイムで知ることができるため、グローバルな視野を養うきっかけにもなります。特に若い世代にとっては、世界とつながる日常的な手段として欠かせない存在です。

SNSのデメリット

上の表に出てきた各デメリットについてかんたんに解説します。

個人情報の流出リスク

SNSでは、投稿内容やプロフィールに自分に関する情報を載せることで、知らず知らずのうちに個人情報が他人に知られる可能性があります。名前、誕生日、居住地、学校、勤務先などが特定されると、悪意ある第三者によって不正利用される危険があります。特に位置情報付きの投稿は、自宅や現在地を知られる恐れがあり、ストーカー被害や空き巣被害のリスクも高まります。また、他人の写真を許可なく投稿することもプライバシー侵害になりかねず、SNSを使う際には個人情報の取り扱いに十分な注意が必要です。

誹謗中傷やネットいじめの発生

SNSは匿名で利用できる場合が多く、その性質上、誹謗中傷や悪質なコメント、ネットいじめといった問題が発生しやすくなっています。特に芸能人やインフルエンサーだけでなく、一般ユーザーも心ない言葉の標的になることがあります。学校や職場での人間関係がSNS上でも続いている場合、見えにくい形でのいじめ(例えば無視や仲間外れ)が発生することもあり、精神的ダメージが大きいです。SNSの言葉は記録として残るため、投稿された側に長期間影響を及ぼすことがあり、非常に深刻な社会問題です。

依存症になりやすい

SNSは気軽に楽しめる反面、過度に使用することで依存症になるリスクがあります。投稿への「いいね」やコメントをもらうことで快感を得やすくなり、それを求めて頻繁にSNSをチェックするようになります。また、フォロワー数やリアクションに過敏になり、自分の価値をSNSの反応で測るようになると、心理的に不安定になることもあります。就寝中も通知が気になって睡眠の質が低下するなど、生活のバランスが崩れてしまうケースも多く、特に若年層を中心に大きな問題となっています。

フェイクニュースの拡散

SNS上では、誰でも情報を発信できる反面、誤った情報やフェイクニュースが拡散しやすいという問題があります。悪意を持って作られた虚偽の情報が、「本当らしく」見えることで、多くの人に信じられ、混乱や誤解を生むことがあります。特に災害時や政治的な話題では、誤情報が広がることで社会的混乱が助長されるケースもあります。また、正確な情報を見分けるのは難しく、SNSを利用する際は情報の信頼性を確認するリテラシーが求められます。拡散の手軽さが、時に危険性を生むことを忘れてはいけません。

リアルな人間関係の希薄化

SNSは便利なコミュニケーションツールである一方で、対面での会話や人間関係を築く機会が減ることにより、リアルな人間関係が希薄化する恐れがあります。オンライン上でのやり取りは気軽で効率的ですが、相手の表情や声のトーンが伝わりにくく、感情の機微を理解する能力が育ちにくくなることも指摘されています。また、SNS上では「いい関係」に見えても、実際の関係性が浅く、孤独感を深める原因になることもあります。人との関係がデジタル上で完結することで、心のつながりが希薄になるという側面があります。

プライバシーの侵害

SNS上に投稿した写真や動画、コメントが他人により無断で保存・再利用されたり、予期せぬ形で拡散されたりすることで、自分や他人のプライバシーが侵害される可能性があります。例えば、集合写真を投稿した際に写っている他人の顔が無断でネット上に公開され、意図せずトラブルになるケースがあります。また、ストーリーズやライブ配信などで、自宅の内部や生活パターンが映ってしまうことで、個人が特定されるリスクもあります。SNSは非常に公開性の高い場であるため、投稿内容には細心の注意が必要です。思わぬ第三者にまで情報が届くことを常に想定して行動すべきでしょう。

時間の浪費になりやすい

SNSは情報が絶えず更新されるため、次々とコンテンツに触れたくなり、ついつい長時間閲覧してしまう傾向があります。暇つぶしのつもりで始めたのに、気がつけば数時間も経っていたという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。特に、リール動画やショート動画といった短くて刺激の強いコンテンツは中毒性が高く、学業や仕事のパフォーマンス低下を招く恐れがあります。また、SNSを見ている時間が長くなるほど、睡眠時間やリアルな人間関係に割く時間が削られ、生活リズムが乱れる原因にもなりかねません。自制心を保つことが求められます。

炎上や発言トラブルのリスク

SNSは気軽に発言できる反面、不適切な投稿や表現が批判を集め、「炎上」につながるリスクがあります。たとえ本人に悪意がなかったとしても、文脈や言葉遣い、誤解によって大きな問題に発展することがあります。過去の投稿が掘り返されて非難されたり、無名の個人が一夜にして世間からバッシングを受けるケースもあります。炎上が発生すると、精神的ダメージはもちろん、職場や学校に影響が出ることもあります。SNSでは発言の自由が保障されている一方で、その責任も伴うため、発言前に「どう受け取られるか」を考える慎重さが必要です。

精神的ストレスや嫉妬の原因に

SNS上では「楽しそうな写真」や「リア充アピール」が多く投稿されるため、自分と他人を比較してしまい、劣等感や嫉妬、孤独感を感じることがあります。とくに、他人の成功や充実した日常ばかりを見ていると、「自分は取り残されているのではないか」という焦りを感じてしまい、自己肯定感が低下する要因になります。また、投稿への反応(いいねやコメント)が少ないことに落ち込んだり、誰かの投稿に無視されたと感じて不安になるなど、SNSが心の負担になることもあります。現実とSNSの世界とのギャップが、精神的な不調につながることもあるのです。

セキュリティの脆弱性に起因する犯罪の可能性

SNSは不特定多数の人がアクセスできる場所であるため、サイバー攻撃やなりすまし、詐欺などのリスクがあります。フィッシングサイトへの誘導リンクを踏んでしまったり、個人情報を悪用されたりといった被害が実際に多数報告されています。また、有名人や企業アカウントが乗っ取られ、不正な投稿がされるケースもあります。さらに、DM(ダイレクトメッセージ)を通じて詐欺的なやり取りが行われる場合もあるため、知らない相手との接触には注意が必要です。SNSを安全に使うためには、パスワード管理や2段階認証などの対策が欠かせません。

みんなの意見

賛成意見 反対意見
SNSの良いところはやはり手軽にネットで知らない人から身近にいる人までつながりが深まることです。SNSがあるから知らない遠くの人とも会話が出来たり知り合えたりします。

最近はSNSで知り合って結婚する人も多いと聞きますしコミュニケーションの幅はとても広がりました。

今は登録するだけでいろんなサービスとの連結なども実現しており、Facebookなどでは就職活動に使えたり企業の広報として使え、進歩しているので昔より格段にいろんな人とのコミュニケーションが出来るようになったと思います。
SNSという性質上一番問題になるのが、個人情報の管理。インターネットで誰でも自分のことを知ることが出来ますから、その情報を使って悪用されたりすることも増えています。

そしてSNSはインターネット上で誰でも見れるということは、友達と話すような感覚で話していると、それが批判や中傷に繋がってしまったり、いろんな人から同じように批判や中傷を受けてしまうこともやぶさかではありません。

些細なことでもトラブルに巻き込まれたりしてしまうので管理が難しいです。
私がSNS全般について良いと思うところは、「リアルタイム性に優れ、人と人の出会いが非常に生まれやすい」ということです。

「足跡機能」や「お友達」など、同じ趣味を持つ同好の士を探しやすく、ネットワーク上で同じ趣向の人を探せ、連絡を取ることができます。

Twitterやフェイスブックとはまた違った趣があって、よりディープな出会いもしやすいです。そうしてオフ会や飲み会も開催することができます。

言い換えれば、実際に出会えるネットのツールということで、「実生活に即したツール」だと言えるでしょう。
SNSの悪い点は、モラルの崩壊、ネチケット(ネチケット)を守る人がいなくなってきたということです。ネットが登場した頃は、「画面の向こうにも人がいるので、発言には気をつけましょう」という決まり事がありました。

しかし、昨今は繋がることが先に来てしまっているので、エチケットを学ばないまま、SNS上で他人に暴言を吐いたりする人が多いことが挙げられます。

SNSは特にリアルタイム性に優れていますので、考える間も無しに辛辣な言葉を吐けてしまうのは良くない点だと思います。
SNSは長い間連絡の取れなかった友人や知人と思わぬ再会できたり、そういった人たちの近況を知ることができたりと、人間関係の距離が一気に縮まるところが良い点だと思います。

また、社会的地位の違う人や、まったく知らない分野の人達と知り合って様々な議論できたり、ためになるような情報を手に入れることができたり、友人になれたりします。

実社会の生活だけではなかなか得られない人間関係や知識の大きな広がりができる事も素晴らしい点だと思います。
はじめは娯楽や遊びとして活用していたSNSが、実社会の人間関係が反映されてくると、ネット上でも気を使ったり人間関係をわずらわしく感じたりすることがあります。、

なんのためにSNSをしているのかが分からなくなるような事もあるといった事は悪い点としてあげられると思います。

また、知識の交流などが出来ているうちはいいのですが、場合によってはそれが非難や罵倒の応酬となったりしてネット上でもいさかいが起こるということもままあったりする点も悪い点だと思います。
SNSとして、よく利用しているのは、漫画やイラストの閲覧や、投稿ができるサイトです。主婦なのですが、家族も友人も誰も知らない隠れオタクなのです。

こういったあまり、大っぴらにできない趣味や嗜好を理解してくれる仲間と言いますか、全国のそういった方と親しくなれる機会が容易に得られるという点がSNS利用の最大のメリットだと思います。

実際、同じような境遇の方と仲良くなって、メールで共通の話をしてると日常のストレスが緩和されます。大変、癒しを頂いて、有難いです。

毎日、忙しい家事や雑用のほんの少しの空き時間にホッとすることができるとSNSが、世の中に普及して、本当によかったと思います。
贅沢な悩みかもしれませんが、SNSでお話していると、あまりにも楽しすぎて、現実の時間の感覚が薄れてしまったりする点は、私にとってデメリットです。

あと、自分ではそう言ったトラブルはないのですがID抜き取りによる、いわゆる成り済ましなどの被害にあった友人がいます。そういう話を聞くとゾッとしてしまいます。

仲良くなってから、個人的なアドレスを交換したところ、一転して嫌がらせにあったとか…。

HPなどが、誹謗、中傷のターゲットにされたり、いわゆる晒しと言われる掲示板に書き込まれたり、といった話を聞くと大変、悲しくなります。SNSのデメリットは顔が見えない、悪意と背中合わせの怖さが常にあるという点だと思います。
一昔前では考えられなかったほど便利なサービスだと思います。私はFacebookとTwitterをやっていますが、前者は割とプライベートなことを、後者は比較的まじめなことを掲載するといった具合に使い分けています。

使っていて最も大きなメリットだと感じたのは、旧友らの現状を知ることができる点です。幼稚園や小中学校の頃、仲の良かった友達が今どのように変わっているのかを知ることができ、ついには同窓会まで開催されました。

子供の頃の友達と会うと、思い出話に花が咲きます。ちなみに、特に実名制のFacebookだと見つけやすいです。偽名でもOKなmixiやTwitterは見つけにくいでしょう。
良くないなと思う点は、これだけ優れたコミュニケーションのツールですから、それに頼りきってしまって、SNSをやっていないとかやの外になってしまう可能性があるという点です。

SNSをやっていないとコミュニケーションができないというのは問題ですよね。

またSNSでいつでもどこでも誰かと関わりを持つという事は、なんだか常に監視されていて縛られているというように感じる人もいると思います。それがストレスになってしまうのはあまり良くない事です。

また人間関係を保つために誰かが何かを発信する度に興味がなくても反応をしなくてはいけない雰囲気になってしまうのも、負担が大きく良くない点だと思います。