メリット デメリット
ステータスの高さ 年会費が高い
ポイント還元率が高い 審査が厳しい
旅行保険が付帯 特典を使わないともったいない
空港ラウンジの利用 過剰なステータス意識
付帯サービスが充実 特典が地域限定の場合もある
利用限度額が高い 旅行保険が自動付帯ではない場合も
コンシェルジュサービス 限度額の使いすぎリスク
ショッピング保険が付帯 サービスの一部は有料
安心感 家族カードが有料の場合も
キャンペーン参加資格 更新手続きが面倒

ゴールドカードのメリット

上の表に出てきた各メリットについてかんたんに解説します。

ステータスの高さ

ゴールドカードは一般カードと比較して「高級カード」のイメージが強く、持っているだけで一定の社会的信頼やステータスを得られることがあります。たとえば、ビジネスの場や高級ホテルでの支払いの際にゴールドカードを提示することで、相手に良い印象を与えることが可能です。特に、日本やアジア圏ではこのステータス意識が強い傾向があります。単なる支払い手段ではなく、持つ人の信用力を示すシンボルとしての側面もあるため、ブランド価値が高いカードを選ぶ人も少なくありません。

ポイント還元率が高い

ゴールドカードは一般カードよりもポイント還元率が高い場合があります。また、特定の店舗やオンラインショッピングでの購入時に、通常より多くのポイントが付与される「ボーナスポイント」や「特定加盟店での優遇特典」が用意されていることが多いです。さらに、ポイントプログラムが充実しており、貯めたポイントをギフト券、マイル、キャッシュバックなどさまざまな形で利用できる柔軟性があります。特典をうまく活用すれば、年会費以上の価値を得ることも可能です。

旅行保険が付帯

ゴールドカードには、国内外の旅行中に発生する事故や病気、荷物の紛失に対応する保険が付帯している場合が多いです。この保険は旅行代金をカードで支払うことで有効になる「利用付帯」と、カードを持っているだけで適用される「自動付帯」の2種類があります。補償額は一般カードよりも高額で、特に海外旅行の医療費や緊急搬送費用など、高額になりやすい費用もカバーされるため、安心して旅行を楽しむことができます。

空港ラウンジの利用

ゴールドカードを持っていると、国内外の主要空港にあるラウンジを無料で利用できる場合があります。これにより、フライト前の待ち時間を快適に過ごすことが可能です。空港ラウンジでは、軽食や飲み物、Wi-Fi、新聞・雑誌などのサービスが提供されるほか、静かな環境でリラックスできるため、ビジネスや長距離旅行者にとって大きなメリットです。一部のカードでは、同伴者も無料で入場できる特典がついている場合もあります。

付帯サービスが充実

ゴールドカードは、レストラン、ホテル、エンターテインメント施設での割引や優待サービスが充実しています。たとえば、高級レストランでのコース料理の無料アップグレードや、ホテルのチェックアウト時間延長サービスなど、一般カードでは利用できない特典が含まれています。また、映画館やコンサートのチケットの優先予約サービスが提供されることもあり、カードホルダーならではの特別な体験を楽しめます。

利用限度額が高い

ゴールドカードは、一般カードよりも利用限度額が高く設定されていることが多いです。そのため、高額な買い物や旅行の際にもカード一枚で支払いを済ませることができます。また、利用限度額が高いことで、急な出費が発生した場合にも安心して対応できます。さらに、限度額の引き上げ申請がスムーズに行えることが多く、利用者のニーズに応じた柔軟な対応が期待できます。

コンシェルジュサービス

一部のゴールドカードでは、専用のコンシェルジュサービスが利用可能です。このサービスでは、旅行の手配やレストランの予約、イベントチケットの取得など、個別のリクエストに応じて対応してくれます。忙しい人や特別な体験を求める人にとって、プロフェッショナルなサポートを受けられる点が大きな魅力です。また、緊急時の対応や詳細な情報提供など、生活の質を向上させるサービスも提供されます。

ショッピング保険が付帯

ゴールドカードには、カードで購入した商品の破損や盗難を補償する「ショッピング保険」が付帯していることが多いです。たとえば、高額な家電や家具を購入した際に、不意の事故で壊してしまった場合でも、補償を受けられる可能性があります。補償内容や適用条件はカード会社によって異なりますが、これにより高額な買い物をする際にも安心感が得られます。

安心感

ゴールドカードは、一般カードよりもセキュリティが強化されている場合があります。不正利用が発生した際には迅速な対応が期待できるほか、補償も充実しています。また、カード会社のカスタマーサポートが24時間対応していることが多く、緊急時でも安心してサポートを受けることができます。このような手厚いサービスが提供されるため、日常生活や旅行中のトラブル時にも大きな安心感を得られます。

キャンペーン参加資格

ゴールドカード保有者限定のキャンペーンや抽選に参加できることがあります。たとえば、海外旅行券や高額商品が当たる抽選、特定店舗でのポイント倍率アップキャンペーンなど、一般カードでは得られない特典が用意されていることが特徴です。これらのキャンペーンを活用することで、カードの付加価値をさらに高めることが可能です。

ゴールドカードのデメリット

上の表に出てきた各デメリットについてかんたんに解説します。

年会費が高い

ゴールドカードの最大のデメリットは、年会費が高額である点です。一般カードでは年会費無料や数千円程度のものが多いですが、ゴールドカードでは1万円以上の年会費が一般的で、高級カードではさらに数万円になることもあります。この費用はカードを使いこなして得られる特典やポイントで補填できる場合もありますが、頻繁にカードを利用しない人にとっては割高に感じられることがあります。年会費に見合うメリットを得られるかどうか、事前に利用計画を立てることが重要です。

審査が厳しい

ゴールドカードを取得するには、収入や信用履歴などの条件を満たす必要があります。カード会社によって基準は異なりますが、安定した収入や良好なクレジットヒストリーが求められるため、一般カードに比べて審査が厳しくなっています。特に、新社会人やクレジットカードの利用実績が少ない人にはハードルが高い場合があります。そのため、審査に通るための準備や計画的なクレジット履歴の積み重ねが必要です。

特典を使わないともったいない

ゴールドカードは多くの特典が付帯していますが、それらを活用しないと年会費に見合った価値を得られない場合があります。たとえば、空港ラウンジを利用しない人や、旅行保険が不要な人にとっては、付帯サービスの一部が無駄になる可能性があります。これにより、「使いこなせない」という心理的な負担を感じる人もいます。自分のライフスタイルや利用目的に合った特典が含まれているかを事前に確認することが重要です。

過剰なステータス意識

ゴールドカードを持つことでステータスを感じる一方で、見栄を張りすぎてしまう場合があります。特に、カードの所有に見合った支出をしなければと感じて、不要な高額な買い物や贅沢な生活をするリスクがあります。また、周囲からの期待に応えようとして過剰な支出を続けることで、結果的に家計が圧迫される可能性もあります。カードの利用目的をしっかりと定め、計画的に使用することが大切です。

特典が地域限定の場合もある

ゴールドカードの特典や優待サービスは、特定の地域や店舗に限定されていることが多いです。たとえば、提携するレストランやホテルが都市部に集中しており、地方在住者には利用機会が限られる場合があります。また、海外旅行保険が充実していても、そもそも海外旅行に行く機会が少ない人にとってはあまり恩恵を感じられません。自分の居住地やライフスタイルに適した特典があるかどうかを確認することが必要です。

旅行保険が自動付帯ではない場合も

ゴールドカードには旅行保険が付帯していますが、「利用付帯」となっている場合、旅行代金をカードで支払わないと保険が適用されません。この条件を知らずに旅行すると、保険が適用されない可能性があります。また、自動付帯であっても補償額が十分でないケースもあるため、追加で旅行保険に加入する必要が出てくる場合があります。保険内容を理解し、自分の旅行スタイルに合った補償があるかどうか確認することが大切です

限度額の使いすぎリスク

ゴールドカードは一般カードに比べて利用限度額が高く設定されているため、つい使いすぎてしまうリスクがあります。高額な買い物を簡単にできる一方で、計画性を持たないと、後に多額の支払いに悩まされることがあります。また、リボ払いを利用する場合には利息がかさむリスクもあります。カードの利用履歴を定期的に確認し、適切な支出計画を立てることが必要です。

サービスの一部は有料

ゴールドカードの特典やサービスの中には、別途料金がかかるものも含まれています。たとえば、空港ラウンジの利用でも、特定のラウンジは追加料金が必要な場合や、コンシェルジュサービスでの手配に手数料が発生する場合があります。また、旅行保険やショッピング保険の補償内容を拡大するオプションも有料となる場合があります。これらの費用を把握せずに利用すると、思わぬ出費が発生することがあります。

家族カードが有料の場合も

ゴールドカードでは、家族カードの発行が無料の場合もありますが、カード会社によっては年会費がかかる場合があります。特に家族の人数が多い場合、家族カードの費用が合計で高額になる可能性があります。また、家族カードに付帯する特典が本人カードと比較して制限されていることもあり、家族全員が恩恵を受けられるとは限りません。家族カードの利用条件やコストを事前に確認することが必要です。

更新手続きが面倒

ゴールドカードの更新手続きは、一般カードよりも複雑になる場合があります。利用状況や年会費の優遇条件が変動するカードの場合、条件を満たしていないと次年度の年会費が増加することがあります。また、更新時に必要な手続きや書類が多い場合もあり、手間がかかると感じる人もいます。特に、複数のゴールドカードを所有している場合は、管理が煩雑になる可能性があります。

みんなの意見

賛成意見 反対意見
ゴールドカードの良い点は、ゴールドカードならではのサービスがあるところです。それにステータスシンボルにもなりますから、ゴールドカードをもてるくらいの財力があるということになります。

運転免許証のゴールドカードの場合も優良運転手というステータスがあります。

ゴールドというのは響きがいいですし、ゴールドカードを持っていると、キャッシングの金額も多くて、ショッピング額も大きく増えて、カードが使いやすくなります。

アメリカではアメックスのゴールドカードを持っているとコンサートのチケットを優先的に買えたりします。
なによりも、年会費が高いです。アメリカンエクスプレスカードの場合でも2万円以上するので、ゴールドカードをフル活用する人でなければ年会費がもったいないと思います。

年会費を取り戻すくらい便利に使う人ならいいでしょうが、普通の生活をしていると、ゴールドカードの特典とは縁遠い生活を送ることが多いので、わざわざ高い年会費を払ってまで持ち歩く必要がありません。

年会費の分、他のものに使ったほうが良いと思えるほど、年会費がネックになっています。
ゴールドカードで良い点なのはステイタスがあるということでしょう。

今では他のプレミアムカードなどが出てきていることもあり少しステイタスが落ちてきているように感じますが、それでもゴールドカードと言うものはプレミアムカードの入り口であることには変わりはありません。

年会費が高いということもありますが、年会費以上のメリットがあればそれはペイしますので使う人は年会費は関係ありません。それにゴールドカードした付属しないサービスなどもあります。
やはりプラチナカードやブラックカードが出てきてからその存在感は薄れてきたと言えます。

それに普通のカードと比べると圧倒的に年会費が高い場合が多くメリットがなければステイタスがあると言うだけで所有する意味はなくなってきています。

その高い年会費と見合うお得さがなければゴールドカードを持つメリットは減っていくと考えます。

私たちが若い時にはゴールドカードは憧れでありましたが今では普通のカードより少し良いカードと言うような位置づけになってしまっています。
ゴールドカードの良い点の一つは、一般カードに比べて審査が厳しく、一定の社会的地位を持っている人でないと持つ事が出来ないため、一つのステイタスとなりうる事です。また、一般カードに比べ、利用限度額が高いです。

そしてもう一つは、カード付帯の保険やサービスがより充実しているということ。ゴールドカードは国内外旅行の傷害保険が必ずついており、補償額も一般カードよりも高いです。

また、空港のラウンジが無料で利用出来たり、専用のサポートデスクが設けられています。
一般カードに比べ、年会費が高いのが悪い点です。無料から出来る一般カードは有料カードでも数千が主体ですが、ゴールドカードの場合、1〜3万円が平均となっています。

また、それに見合うサービスはありますが、カードを使わなければ全く意味がありません。

また、最近では、初年度は年会費無料、2年目以降も2千円から持てるカードも出て来ており、ゴールドカードならではのステイタスも薄れつつあります。

そのほか、年収はあっても20代など若い世代の人が持つと、生意気な印象を持つ人もいます。
ゴールドカードは、持っているだけである程度の信用が手に入る、という点が良いと思います。

現在はそんなに会費も高く設定されていないため、普通に仕事をして収入を経ている社会人であれば、誰でももてるチャンスがある、というのも長所になっています。

旅行保険や空港でのラウンジ使用、レストランやホテルの予約でのメリットも大きいので、特に出張や旅行の機会が多い人にとっては、「持っていないほうが損」といえるくらいの魅力があると私は思います。
ゴールドカードは年々持ちやすいものになっているので、そのステータス自体が下がっているように感じるのが、悪いと思う理由です。

また、サービス内容についても、特定のビジネスマンに偏ったメリットになっているので、それ以外の人にとっては、年会費が高すぎるのではないかとも思います。

空港を利用しない人にとってはほぼメリットはないといってもいいのではないでしょうか。ゴールドカードにこだわること自体ちょっと時代遅れな感もあり、古くさく嫌みに感じるのも気になります。