メリット デメリット
エネルギーの見える化が節電に繋がる 費用対効果が不透明
対応機器の遠隔操作や自動操作ができる 遠隔操作できる機器がまだ少ない
省エネ・創エネ・蓄エネの連携ができる コンピューターに慣れていない場合は使いこなせるか不安
電力だけではなく水道やガスなどの見える化も可能 知名度が低いため、HEMSの存在を知らない人も多い
ピークシフトやピークカットに役立つ 誤作動や誤操作が起きる可能性がある
子供が楽しみながら節電を学べる 何かの拍子に専用端末を壊してしまう可能性がある
HEMS機器を製造しているメーカーが多い HEMSメーカーによって機能や操作方法が異なる
スマートグリッド実現のためには必要不可欠 補助金があるとは言え、まだ高額な印象を受ける
賛成意見 反対意見
温暖化や環境問題のことを考えると、こういった取り組みは是非必要なのだと思いますし、必然的にそうなっていくのだろうと思います。

家庭の機器が集中管理できれば、個々の製品の省エネ機能が、更に生活全体の省エネにつながるでしょう。こういった家が増えることが、温暖化や環境問題のみならず、光熱費の適正化や削減にもつながります。

無駄や使用状態が目で見えることにより、家族の省エネへの関心も深まり、それが更に省エネへとつながっていくと思います。更に太陽光発電や蓄電システムとも連携させれば、素晴らしい省エネになると思います。
最近は家庭電気製品自体、マイコンやセンサーの技術も進み、年々省エネ機能が進歩してきているし、そのほかの機能も益々多機能化してきています。家電製品単体でも、かなりの充実ぶりだと思います。

ただ、単体の機器だけでもこれだけ充実してきたものをそこまでして、はたしてどれだけの違いが出てくるのかは疑問です。

本当に大きな違いが出るのか?システムを組むにはかなりの規模になるような気がするのですが、それだけの効果がなければ意味がありません。

また、ここが無駄、ここはこうした方がいい、と言う表示は、一見ありがたい便利さも感じますが、逆に、システムに人の生活がコントロールされているような気もします。
災害時にスマートフォンなどの端末から一括管理で電源をオフにすることができるという点は評価できます。

そして、ガスや電気や水道の管理を可視化できるということは、節電節約に繋がるのはもちろんのこと、月末の経済的に厳しい時にうまく調整して負担を軽くすることができると思います。

更に、一度設定してしまえば、いちいち面倒な温度設定などを必要とせずに自動でコントロールしてくれるという点も大きなメリットでしょう。まさに未来のシステムです。
このシステムはどうもお年寄りとかには理解することが難しいように思います。既にインターネットが当たり前となった世の中ですが、ネットに疎い方は多数いらっしゃいます。

HEMSだけではなくFEMS・BEMS・CEMSといったようにどんどん広がりを見せるエネルギー管理システムですが、そのシステム自体を利用者全員が理解できるのか心配です。

政府の補助金の後押しもあり、これから様々なメーカーがHEMSの普及に力を入れていくと思いますが、普及しても非常に使いづらいものにならなければ良いなと思います。
HEMSを導入すると、家庭の中における電気使用の内容を把握出来ます。どの家電が一番電気を使っているのか、またはどの時間帯に一番電気を使っているのかなどが分ります。

電気を多く消費する家電商品が分れば、省電力タイプに買い換えたり使用時間を節約したりして、また一番電気を使う時間帯が分ればその時間に節電を心がけるなど、HEMSは省エネルギーの観点で非常に大きな意味を持ちます。

そのため、これからの時代に必須のものであると思います。
HEMSを導入するには当然の事ながら費用が発生します。補助金が用意されていますが、これは先着順で終了するという実に心許ないものです。HEMSには低価格のものから、最新のシステムを持った高額のものまであります。

よりエコロジーを考えると、より詳細に電気を把握するものが必要となります。つまりエコ意識が強ければ強いほど、出費がかさむということになります。また高額なシステムの費用対効果を考えると、いささか疑問を感じてしまいます。
参考サイト
ハウスメーカー比較ランキング 環境共創イニシアチブ