メリット デメリット
個人よりも信用が高くなる 会社設立に費用がかかる
株式を発行して資金を調達することができる 黒字でも赤字でも一定額以上を国に納める必要がある
様々な税金対策をとることができる 決算公告が必要となる
バイアウトする際の創業者利益が大きい 株主がごく少数でも株主総会を開く必要がある
様々な業界の会社や人と知り合いになれる 個人事業よりも経理作業が複雑になる
法人税や雇用などの面で社会貢献ができる 会計士や弁護士への顧問料がかかる
昔よりも容易に株式会社を設立できるようになった 新規企業が長年にわたって生き残れる可能性はかなり低い
1人会社でも「社長」を名乗ることができる 今後、創業メンバー間でもめ事が起きる可能性がある
賛成意見 反対意見
一人の社員として会社に属していると、重要な役割を担っていても本当の意味での達成感を得ることはかなり難しいと思います。

しかし会社を設立し経営するということは、全てが自分次第であり、なにかが成功したときの喜びは一社員の時とは比べ物にならないものだと思います。全体の一部ではなく、全体が自分自身であるのですから。

よく「自分がやりたいことを本当にやりたいなら、会社を起こせ。」と耳にします。やりたいことを自分自身の力で勝ち取ることができることが最大の喜びであり、最大の苦労であると思います。
良くないというよりも、会社を設立するのであれば、大きな責任と代償がつきものだという事です。一人で始めるにしても、社員を抱えるにしても、そこには必ず相当な覚悟が必要です。

私の友人も軽い気持ちでネット会社を設立しましたが、半年ほどで経営が行き詰まり、倒産することに。大きな借金を抱えただけでなく、その会社に関わった多くの方々に多大な迷惑をかけることになってしまいました。

ネットの普及により、多くの若者が一攫千金を夢みて、会社を起こしていますが、生き残っているのはほんの一握りだということを忘れてはいけないと思います。
会社を持つことによるメリットは多くあります。例えば、体面がよくなる、親に心配をかけないで済む、保育園に入りやすくなる、節税できる、取引や商売を行う相手や場が広がる、といった点が、良い点として挙げられます。

会社設立の効果はビジネス面でのみ語られることも多いですが、このように、子どもの保育関係や学校、身内など、多方面で信用を得られる場合が多いのです。現在は手続きが簡単なことも、会社設立に賛成な大きな理由です。
会社設立に反対な理由は、個人事業主でもできることであれば、その方がずっとプレッシャーが少なくてすむ、ということです。

業績がのびて従業員を雇わなければならないといったことがない限りは、個人事業主のままの方が、経理の把握もしやすいです。

銀行や公庫にも個人事業主向けの融資がありますし、法人としか取引をしないといった企業も減ってきています。

なにより個人事業主であれば仕事をやめたとしても周りに影響は少ないですが、会社であれば廃業や倒産といったマイナスイメージが必ずつきます。
前提として、おもに個人事業からの株式会社への法人成りという点からの意見です。基本的には、社会的な信頼・信用が大きなメリットだと思います。

実際は別として、『大きな事業に発展できないような小さな事業だ』と思われてしまう誤解から解放されて、株式会社(法人)というだけで、事業規模を拡大する(または、その可能性)ことができます。

ネットショッピングモールへの参入が法人格を持っていることが最低条件とか、大企業などとの取引条件が法人でないといけないだとか、煩わしいことから解放されます。それだけでも充分にメリットがあります。

また、法的な意味で、一人分の別人格を持てるということですので、役員報酬を会社の経費として計上できます。

その他、資本金が1000万未満ならはじめの2期分の消費税が払わないで済む、減価償却費の計上が任意など、個人事業では認められなかった税制上のメリットがたくさんあるところが良いところだと思います。
会社設立以前には、まったく感じなかった事務的な事柄が山のようにたくさん出てきます。

私の知り合いは、株式会社設立して1年目にも事業年度末日の提出期限から4ヶ月たって、“まだ決算報告書を提出していない”と大慌てでした。

専任で税理士がついていましたが、何もしないままになっていたそうで、お上から『脱税では?』との指摘があったようです…。

基本は何でもそうですが、帳簿は厳密に期限までより高度な会計処理を必要とされます。

また、会社として、決算広告や社会保険(厚生年金や健康保険など)の加入義務や手続き、赤字であっても法人住民税(所得割分は免除されても、均等割分は支払いが義務)など、事業そのものとは別に人材を確保する必要があります。
会社を設立して良いと思う点を上げます。

まずはじめは、ステータスです。「会社を設立した。」とか「会社の社長です。」って言うと、かっこよくてなんだか自分のステータスが上がった気がします。

これと同じような感じで、信用度が上がるので、取引が有利に運べたり、融資を多く受けられたりします。

次は、税制です。特に経費ですね。かなりの額を経費で自動的に落とせるので、その分税金を安くすることができます。他には、実務上の取引です。

個人では取引できなかったり、そっぽ向かれていた顧客も、法人になったら取引できるようになったりします。
会社設立の悪い点を上げます。会社を設立するのに、手間と費用がとてもかかります。会社を設立しても、毎年、地方税などの維持費がかかります。

更に、各種保険への加入が必要となってきます。社会保険料も負担しなければなりません。他に、交際費も90%までしか経費になりません。

また、税金の申告が複雑になり、会計は複式簿記で記帳しなければなりません。会計士や税理士も雇わなければならなくなります。会社を止める時も費用がかかり、手間もかかります。
参考サイト
Wikipedia ドリームゲート