メリット デメリット
体圧分散性が高い 硬さが合わない場合がある
寝返りが打ちやすい 価格が高め
腰痛対策に効果的 軽量な分、ずれやすい場合がある
通気性が良い 柔軟性が少ない
耐久性が高い 体型や体重に影響されやすい
姿勢を正しやすい 特殊な寝心地に慣れる必要がある
動きの伝わりにくさ 素材の違いによる品質差が大きい
選択肢が豊富 持ち運びに不便な場合もある
軽量なものが多い 温度変化に敏感な場合がある
アレルギー対応製品がある メンテナンスが必要

高反発マットレスのメリット

上の表に出てきた各メリットについてかんたんに解説します。

体圧分散性が高い

高反発マットレスは、全体の反発力によって体重を均等に分散させる設計が特徴です。これにより、腰や肩などの特定の部位に集中する負荷を軽減できます。一般的なマットレスでは、体の一部が沈み込みすぎることがありますが、高反発マットレスは適度な硬さを持つため、そのような問題が起こりにくいです。特に長時間同じ姿勢で眠る人や、仰向け・横向きなど複数の寝姿勢をとる人に適しています。この体圧分散効果により、血行が妨げられるリスクも減少し、快適な眠りをサポートします。

寝返りが打ちやすい

高反発マットレスは、沈み込みが少なく、反発力によって体を押し返す構造を持っています。そのため、寝返りを打つ際に無理な力を必要とせず、自然な動作で寝返りが可能です。寝返りは睡眠中に重要な役割を果たし、体の血流を促進し、筋肉の緊張をほぐします。反対に、柔らかすぎるマットレスでは体が深く沈み込み、寝返りを打つのに余計なエネルギーが必要となることがあります。この点で、高反発マットレスはスムーズな寝返りを助け、質の高い睡眠を提供します。

腰痛対策に効果的

腰痛の原因には、寝姿勢の悪さやマットレスの適合性の問題が挙げられます。高反発マットレスは体をしっかりと支えるため、自然な寝姿勢を維持しやすく、腰への負担を軽減します。特に、腰が沈みすぎることを防ぐ設計が、慢性的な腰痛に悩む人に適しています。適度な反発力は、腰のサポートだけでなく、背骨全体のラインを整える効果もあり、体のバランスを改善します。

通気性が良い

高反発マットレスは、多くの場合、通気性を考慮した素材で作られています。ウレタンフォームやファイバー素材の通気構造により、空気が循環しやすく、蒸れを防ぎます。特に暑い季節や湿度が高い環境では、この特性が快適な睡眠を提供します。また、通気性が良いと、マットレス内に湿気が溜まりにくくなり、カビやダニの発生リスクを抑える効果もあります。

耐久性が高い

高反発マットレスは、耐久性の高い素材を使用していることが多く、長期間使用してもヘタリにくいのが特徴です。特に、反発力を維持するための高品質なウレタンフォームなどの素材は、10年以上使用可能なものもあります。耐久性が高いということは、買い替え頻度が少なくなるため、長期的にはコストパフォーマンスも優れています。

姿勢を正しやすい

高反発マットレスは、体の自然なカーブに沿って支えるため、正しい寝姿勢を保ちやすいです。特に仰向けや横向きで眠る際に、背骨が自然なS字カーブを維持できるようサポートします。この特性は、姿勢の悪さが原因の肩こりや首の痛みにも効果的で、睡眠中に体のリカバリーを促進します。

動きの伝わりにくさ

高反発マットレスは、マットレス全体が均一に動くわけではなく、局所的に反発力が働くため、隣で寝ている人の動きが伝わりにくいです。これにより、パートナーと一緒に寝ている場合でも、相手の寝返りや動きで目が覚めることが少なくなります。

選択肢が豊富

高反発マットレスには、様々な硬さや素材があり、好みに応じて選ぶことができます。例えば、ウレタンフォームやラテックスなどの素材の違いや、硬めのものから柔らかめのものまで幅広い選択肢があるため、自分に合った商品を見つけやすいです。

軽量なものが多い

高反発マットレスは、素材によっては非常に軽量で、扱いやすいものがあります。特にシングルサイズやスリムタイプのマットレスは、頻繁に移動や掃除をする家庭でも便利です。軽量でありながら耐久性を備えている点が魅力です。

アレルギー対応製品がある

高反発マットレスには、ダニやホコリが溜まりにくい素材が使われていることが多く、アレルギー体質の人にも適しています。また、通気性の良さや湿気を吸収しにくい設計により、カビの発生も抑えるため、清潔な環境を保ちやすいです。

高反発マットレスのデメリット

上の表に出てきた各デメリットについてかんたんに解説します。

硬さが合わない場合がある

高反発マットレスの硬さは、寝る人の体重や好みによって快適さが異なります。特に柔らかいマットレスに慣れている人にとっては、硬すぎると感じる場合があります。硬さが合わないと、体のカーブに十分にフィットせず、肩や腰に圧力が集中してしまい、不快感や痛みを引き起こすこともあります。そのため、自分に合った硬さを選ぶことが重要ですが、店頭での試し寝だけでは判断が難しい場合もあります。

価格が高め

高反発マットレスは、使用されている素材や技術が高品質な場合が多く、結果として価格が高めになることがあります。低価格帯の商品もありますが、耐久性や性能が劣る場合が多く、満足度が下がる可能性があります。特に、しっかりしたサポート力を提供するために必要な密度の高いウレタンフォームや特殊素材を使用している製品は、数万円から十数万円する場合があります。

軽量な分、ずれやすい場合がある

軽量であることは扱いやすさの点でメリットですが、その一方で、使用中にマットレスがずれることがあります。特に、ベッドフレームに置く場合やフローリングの上で使用する場合、滑り止めがないと動いてしまい、寝心地が悪くなることがあります。ずれを防ぐためには、滑り止めシートや固定用のアクセサリーを別途購入する必要があります。

柔軟性が少ない

高反発マットレスは硬めの素材で作られているため、柔軟性に欠けることがあります。これは、身体のラインに完全にフィットしない可能性があるということを意味します。特に体の細かい凹凸に対応できず、圧力を感じる部位ができることがあります。このため、柔らかさを求める人や、特定の部位へのサポートを重視する人には不向きと感じる場合があります。

体型や体重に影響されやすい

高反発マットレスは、ある程度の体重があってこそ、その効果を発揮します。体重が軽すぎる人では、十分に沈み込まず、体圧分散の恩恵を受けにくい場合があります。一方、体重が重い人では、期待した反発力を得られない場合もあります。このため、自分の体型や体重に合った製品を選ぶことが重要です。

特殊な寝心地に慣れる必要がある

高反発マットレスは、低反発マットレスやスプリングマットレスとは異なる寝心地を提供します。このため、初めて使用する人には硬さが違和感として感じられることがあります。特に、柔らかいマットレスに長期間慣れていた場合、寝心地の違いに順応するまで数日から数週間かかることがあります。

素材の違いによる品質差が大きい

高反発マットレスの市場には、幅広い価格帯と品質の製品があります。一見同じように見えても、使用されている素材や製造技術に大きな差があるため、価格が安い製品では反発力が持続しなかったり、寝心地が悪化したりする場合があります。このため、購入前に製品の評判やレビューを確認し、信頼性の高いメーカーを選ぶことが重要です。

持ち運びに不便な場合もある

軽量なものが多い一方で、サイズが大きい製品は持ち運びに不便な場合があります。特にキングサイズやクイーンサイズのマットレスは、たとえ軽量でも大きさゆえに扱いにくく、狭い通路や階段を通る際に困難が生じることがあります。また、一体型のマットレスは折り畳みができないため、保管や移動時にスペースを取ります。

温度変化に敏感な場合がある

一部の高反発マットレスに使用されるウレタン素材は、気温によって硬さが変わることがあります。寒い環境では硬くなり、寝心地が悪く感じることがあります。これに対して、夏場では柔らかくなりすぎる場合もあります。気候の影響を受けやすい素材の場合、部屋の温度管理が必要になることがあります。

メンテナンスが必要

高反発マットレスは、長期間快適に使用するためには定期的なメンテナンスが必要です。特に、マットレスの表面を清潔に保つためにはカバーの洗濯や定期的な乾燥が推奨されます。また、長期間同じ向きで使用すると一部がへたりやすくなるため、数ヶ月ごとに上下や裏表をローテーションする必要があります。

みんなの意見

賛成意見 反対意見
高反発マットレスは基本的に硬いマットレスです。従って体が沈みにくく背骨が曲がることを防いでくれます。

柔らかいマットは気持ちがいい反面、体が沈み不自然な姿勢の寝癖がつく可能性がありますが、高反発マットレスはその危険がほとんどありません。

寝ている間に背骨を真直ぐに伸ばして姿勢を正しくしたい人には、お勧めのマットレスです。体重の重いマットに体が沈みがちな人にも向いているマットです。スポーツ選手にも愛用者が多いマットレスです。
高反発マットレスの欠点は寝心地が良くないことです。特に柔らかい布団になれた人には、平板の上に寝ているような感じがして、違和感を感じるはずです。

特に皮膚感覚のデリケートな人や、体重の軽い女性やお年寄りはハードな印象を受けるはずです。

それから高反発マットレスは普通本体重量が重いので、動かすのが一人では大変です。マットレスは定期的に上下裏表のローテーションをするのが望ましいのですが、重いとそれをするのが大変です。
高反発マットレスは、弾力性も高いため横になった時に体が沈むことがないという点がよいと思います。寝具を使用する時、どうしても体が沈み込んでしまい、肩こりや腰痛などに悩まされてしまう方も多いです。

その点高反発マットは沈み込むことがありませんので、首や腰に余分な負担がかからず、腰痛や肩こりに効果的だと思います。

更に通気性がよいので、暑い夏に使っても湿気を感じることなく、快適に熟睡できる点もよいところだと思います。
高反発マットレスは、その弾力性で肩こりや腰痛を防止、改善してくれますが、その分お値段も高い点がよくないと思います。

いくら体に効果的だといっても、その分料金が高めだったらだれでも気軽に購入することは難しくなってしまいます。

更に、自由に洗濯することができませんので、汚れが気になった時にも専門の業者に頼むしかなくなってしまいます。このように、それ自体の値段に加えて、お手入れにもお金がかかってくる点がよくないところだと思います。
高反発マットレスの良い点はなんと言っても体に優しいという点です。人間の体は寝ているときは腰に体重が集中するため、腰痛の人には特にオススメです。腰痛の人は良くマットが合わないといいます。

マットが体重を支え切れていないためで、腰に不自然な形で体重がかかっているからです。高反発マットレスの場合そういった心配がなく安眠できます。また高反発マットレスは腰痛がなくても体重が重い人にもオススメです。
高反発マットレスの悪いところは通常のマットレスより価格が高いことです。

通常のマットレスと製造方法が違ったり、素材も特殊なものを使っているので結構値段が高いんですね。通販で購入できる安い物だと1万円くらいから購入できますが、高いものだと10万円以上するものもあります。

しかし極端に安い物は普通のマットレスと変わりません。また通常の低反発タイプと違い洗濯できないものが多いことも欠点です。これは素材や製法が他のものと違う高級品に多いです。
高反発マットレスの良いところは、寝返りがうちやすいことでしょうか。

寝返りがうちやすいということは、寝ている時に身体の一部分に圧力がかかっている時間が少なくなるので、血液が長時間滞留することがなくなります。腰痛や肩こりで悩んでいる人に有効だと思います。

高反発マットレスは通気性に優れており、寝返りによってマットレスとの接触部分の蒸れを抑えられるので、夏場などの暑いときには最適だと思います。高反発ということでへたりにくいのも特徴だと思います。
高反発マットレスは硬いので、寝心地が悪いです。寝心地という点から考えれば、低反発マットレスの方が断然優れていると思います。

寝返りはうちやすいですが、過度の寝返りは夜中に目が覚めてしまうなど睡眠の質を落とすことにも繋がります。

また、高反発マットレスは湿気がマットレスの底の方に溜まりやすく、洗うことができないので手入れが面倒な部分もあります。折りたたみやロールアップのできないものだと収納する際に困ります。