メリット デメリット
高いアイポイントで視界が良好 車体が大きく、取り回しに不便
悪路走破性に優れている 燃費が悪い傾向がある
荷物がたくさん積める 車両価格が高め
アウトドアやレジャーに最適 車高が高く、乗降しにくいことがある
多人数乗車が可能なモデルが多い カーブでのロールが大きい
安全性が高い設計 保険料や税金が高くなることもある
デザイン性が高く、存在感がある 洗車が大変
牽引能力に優れている タイヤ交換費用が高額
雪道や雨天でも安心の走行性能 都会での機動性に欠ける
高性能グレードの選択肢が多い ハイブリッドやEV化の対応が進んでいない車種もある

SUVのメリット

上の表に出てきた各メリットについてかんたんに解説します。

高いアイポイントで視界が良好

SUVの運転席はセダンやコンパクトカーと比べて高い位置にあるため、運転中の視界が広くなり、遠くまで見渡しやすくなります。これにより、交差点やカーブ、渋滞時などでも先の状況を把握しやすく、安全運転につながります。また、死角も少なくなるため、歩行者や自転車の確認も容易です。特に初めての道や夜間走行時には、この視界の広さが安心感を与えてくれる大きな要素になります。視認性の高さは、運転ストレスの軽減にもつながる重要なメリットです。

悪路走破性に優れている

SUVの大きな魅力のひとつが、未舗装路や雪道などの悪路にも対応できる走破性です。多くのSUVは四輪駆動(4WD)やオールホイールドライブ(AWD)機構を備えており、滑りやすい路面でもタイヤがしっかりと路面を捉えます。さらに、最低地上高が高く設計されているため、段差や水たまり、デコボコした道でも車体が擦れる心配が少ないのも特徴です。山道や林道、積雪地帯への移動も安心して行えるので、レジャー用途でも非常に心強い存在です。

荷物がたくさん積める

SUVは室内スペースが広く、荷室も大容量である点が特徴です。特にリアシートを倒せば、車中泊ができるほどの広大な荷室が確保できるモデルも多くあります。キャンプ用品やスポーツ用具、大型のベビーカーなど、かさばる荷物も気にせず積み込むことができます。日常の買い物から旅行まで幅広いシーンで活躍し、家族連れやアウトドア好きには重宝される要素です。使い勝手の良さと実用性の高さが、SUVの人気を支える理由の一つでもあります。

アウトドアやレジャーに最適

SUVはアウトドアシーンにおいて抜群の利便性を発揮します。キャンプ場や海辺、山道など舗装されていない場所にもスムーズに乗り入れ可能で、テントやバーベキュー道具などの大きな荷物も容易に運べます。また、車中泊に適したフルフラットシートや、防水仕様のラゲッジスペースを備えたモデルもあり、レジャーとの親和性が非常に高いです。釣り、登山、スキーなど、季節を問わず楽しめる活動に対応できる点も、SUVの大きな魅力といえるでしょう。

多人数乗車が可能なモデルが多い

SUVには3列シートを備えた7人乗りや8人乗りのモデルも多く、ファミリーカーとしての需要にも応えています。特に子育て世代にとっては、家族全員がゆったりと座れる車内空間が大きな利点となります。また、送迎や旅行などの場面でも、一台で大人数を運べるのは経済的かつ効率的です。後部座席の居住性も高く、足元や頭上空間が広いため、長時間のドライブでも快適に過ごせます。柔軟なシートアレンジが可能な車種も多く、様々な使い方に対応できる点が特長です。

安全性が高い設計

SUVは一般的に車体が大きく、重心も高めで構造がしっかりしているため、衝突時の衝撃吸収性が高く、安全性に優れています。さらに多くのSUVには先進的な運転支援システム(ADAS)が標準装備されており、自動ブレーキ、レーンキープアシスト、死角検知などによって事故のリスクを大幅に低減します。サイズが大きいことで相手車両に比べて優位になることもあり、万が一の衝突時でも搭乗者の保護性能が高いと評価されています。家族を乗せる機会が多い人にとっては、特に安心感の高い選択肢といえるでしょう。

デザイン性が高く、存在感がある

SUVは見た目のデザイン性でも人気を集めています。力強さと高級感を兼ね備えたスタイリングは、街中でも一際目を引き、所有する満足感を高めます。最近ではクーペSUVやコンパクトSUVなど、デザインに特化したモデルも増えており、個性を表現したいユーザーにも適しています。また、ボディサイズが大きく存在感があるため、ステータスシンボルとしても支持される傾向があります。エクステリアだけでなくインテリアにもこだわりを持つモデルが多く、質感の高い空間が魅力です。

牽引能力に優れている

SUVはパワフルなエンジンと堅牢なシャシー構造を備えており、トレーラーやボート、キャンピングカーなどの牽引に適したモデルも多く存在します。ヒッチメンバーを装着すれば、キャンプやマリンスポーツなどの趣味をより本格的に楽しむことができ、アクティブなライフスタイルに最適です。また、一部のSUVにはトレーラースウェイコントロールといった牽引専用の安全機能が搭載されており、高速走行時の安定性も確保されています。アウトドア派の人にとって、牽引性能は大きな魅力となります。

雪道や雨天でも安心の走行性能

SUVの中にはAWD(全輪駆動)や4WD機能が搭載されている車種が多く、雨や雪といった悪天候時にも安定した走行が可能です。スリップしやすい路面やぬかるみのある道でも、4輪すべてに適切な駆動力を配分することで、タイヤが空転するのを防ぎ、安定感のある走行を実現します。また、スタッドレスタイヤとの相性も良く、冬季のスキー旅行などにも安心して使えるため、積雪地域に住む方や冬のアウトドアを楽しむ方にも最適です。急な天候変化にも強い点が安心材料です。

高性能グレードの選択肢が多い

SUVはラインナップの幅が広く、ユーザーのニーズに応じて多様なグレードから選べるのが特徴です。スポーツ志向のハイパフォーマンスモデルや、燃費重視のハイブリッド車、さらには環境に配慮したEVモデルまで用意されており、性能とスタイルを兼ね備えた1台を見つけやすいです。また、内装の高級感や先進装備の充実度も選択肢によって異なり、自分のこだわりに応じて細かくカスタマイズできます。趣味やライフスタイルに合わせた1台を選べる自由度の高さが、大きな魅力といえるでしょう。

SUVのデメリット

上の表に出てきた各デメリットについてかんたんに解説します。

車体が大きく、取り回しに不便

SUVはその特性上、全長や全幅が大きく、車高も高めに設計されているため、狭い路地や立体駐車場での運転や駐車に苦労することがあります。特に都市部では、駐車スペース自体が限られており、大型車両の扱いに慣れていないドライバーにとってはストレスの原因になります。また、回転半径が大きいため、Uターンや小回りを要する場面でも不利です。車庫入れや狭い道でのすれ違いなど、日常の運転でも取り回しの悪さを感じることがあるでしょう。

燃費が悪い傾向がある

SUVは車体が大きく重量があるため、走行に必要なエネルギーが多く、結果的に燃費性能が低くなりがちです。ガソリン車では10km/L以下の燃費も珍しくなく、日常的に長距離を運転する人にとっては維持費が高くつく要因となります。また、高出力エンジンや4WD機構を搭載したモデルは、特に燃料消費量が多くなる傾向があります。燃費重視のハイブリッドSUVも増えてきていますが、購入価格が高いため、元を取るには長期間の使用が必要です。

車両価格が高め

SUVはボディサイズが大きく、高性能なエンジンや安全装備、快適装備を備えていることが多いため、同じメーカーのセダンやハッチバックと比べて、車両本体価格が高くなりがちです。加えて、4WD機構や高品質なサスペンションなどの採用により、製造コストも上がっているため、価格に反映されやすいです。中古市場でも人気が高く、値落ちしにくい反面、購入時の初期投資額が大きいため、購入を検討する際には十分な予算を確保する必要があります。

車高が高く、乗降しにくいことがある

SUVの車高は一般的な乗用車よりも高いため、特に小柄な人や高齢者、子どもにとっては乗り降りが難しいと感じることがあります。足を大きく上げる必要があり、ドアを開けてからの動作が多くなる点も負担です。逆に、車から降りる際には足が地面に届くまでの距離が長くなり、バランスを崩すこともあります。こうした点は、送迎を必要とする家庭や、体力に不安のある方にとっては、デメリットとして考慮すべき重要な要素です。

カーブでのロールが大きい

SUVは重心が高いため、コーナリング時に車体が左右に揺れる「ロール」が大きくなりがちです。これにより、スポーティな走行を求めるドライバーには物足りなさを感じる場合があります。特に高速道路の合流やカーブが続く山道では、車体の揺れが顕著に感じられ、乗員が不快に思うことも。近年は電子制御サスペンションや低重心設計などにより改善されてきていますが、それでもセダンやスポーツカーのような安定したコーナリング性能は期待しにくいのが現実です。

保険料や税金が高くなることもある

SUVは排気量が大きく、車両価格も高いため、自動車税や重量税などの税金が高額になる傾向があります。さらに、修理費用が高いことや盗難リスクの高さから、任意保険料も上がる傾向にあります。特に輸入SUVの場合、部品の価格が高かったり、修理に専門知識が必要であることもあり、維持費全体が高くなるケースが多いです。購入時には車両価格だけでなく、保険料や税金などのランニングコストも含めた総合的な負担を見極めることが重要です。

洗車が大変

SUVは車体が大きく背も高いため、手洗い洗車を行う場合は脚立や洗車用モップなどの道具が必要になります。特にルーフ部分は手が届きにくく、しっかり洗うには体力と時間を要します。また、大型SUVは一部の自動洗車機に入らない場合もあるため、洗車場所の選定にも注意が必要です。洗車やメンテナンスにかかる労力がコンパクトカーよりも大きくなるため、常に綺麗な状態を保ちたい方には、若干の不便さを感じる点と言えるでしょう。

タイヤ交換費用が高額

SUVは一般的に大径タイヤを使用しており、タイヤ1本あたりの価格が高めに設定されています。また、走行性能や乗り心地を重視するため、専用設計のタイヤが必要になるケースもあり、交換時には予想以上のコストが発生することがあります。さらに、スタッドレスタイヤなど季節によって別途タイヤを用意する場合、保管場所の確保やホイール付きでの購入が必要となり、費用や手間がかさみます。メンテナンスを重視する方にとっては悩ましい点です。

都会での機動性に欠ける

SUVは車体が大きいため、都市部の混雑した道や狭い住宅街での運転では不便を感じる場面が少なくありません。小回りが利かず、狭い道でのすれ違いや急な曲がり角で苦労することもあります。また、都心部では大型車両に適した駐車スペースが限られており、立体駐車場やコインパーキングでも高さ制限や車幅制限に引っかかる場合があります。都市生活においては、機動力よりもコンパクトさが求められることが多く、SUVはやや不向きな傾向があります。

ハイブリッドやEV化の対応が進んでいない車種もある

近年のエコカーブームによりハイブリッドSUVやEV(電気自動車)SUVも登場していますが、まだ対応が十分でないモデルも多くあります。特に本格オフロードSUVや大排気量モデルでは、燃費やCO2排出量に課題を残していることがあります。また、EVモデルは充電インフラや価格面でのハードルがあり、導入が進まない地域もあります。将来的な環境規制を見据えると、現時点での選択肢の少なさや技術の過渡期であることは、デメリットとして考慮すべき点です。

みんなの意見

賛成意見 反対意見
SUVはオフロードに強い自動車ですから田舎暮らしをする者にとっては非常に有難い移動手段であり有能なツールとなります。アウトドアスポーツなどの嗜好があるのでしたらとても活躍してくれる良きパートナーとなってくれます。比較的車体の大きなものが主流ですから車内空間も十分確保され、大きな荷物の持ち運びにも便利です。スノーボードなども場所を必要とする物でも容易に積むことができます。また、フロントガラスなどが開放的で車高やシートも高めに設計されているため運転がしやすいというのもメリットです。 SUV車両のよくないところは、燃費が良くないと言うことです。車体が大きくできているので、その分車体の重量が増し、エンジンも大きなものが取り付けられています。結果的に、燃料をたくさん利用することになるので、燃費が悪くガソリン代がかさむ欠点があります。2つ目に、横風などに弱いと言う欠点があります。高速道路なので横風を受けると、車体が高い分だけ風にあおられやすくなります。ハンドルを取られると事故につながるので注意が必要です。
SUVというクルマは近年使われる様になった言葉で、スポーツや趣味、アクティビティに使う為のクルマとして注目される様になりました。普通車よりも背が高く、荷室も広く作ってある事から、スキーやサーフィン、アウトドアキャンプへ行く為のクルマとして使われていました。これらのアクティビティに使わない日常使いでも、背が高くて荷室も大きなクルマは、運転のしやすさと使い勝手の良さが受けて、若者だけでなくファミリー層へも好評なクルマだと思います。 オフロードに強い、向いている、ということは逆に言ってしまえば市街地などのちょっとした移動には不向きということになります。車体が大きいため小回りも利きませんし、近所に買い物へ行く際の移動手段をメインとするのでしたら維持費等のコストが割高となってしまいますし、狭い道路ばかりでは運転するのも苦痛に感じてしまうことも多くなります。馬力がある分相応の燃費となりますのでこちらもコスト高となります。セダン車に比べ車高が高い分安定感は損なわれます。
SUV自動車の良い所は、アウトドアに最適なラケッジルームがあり荷物が沢山詰めます。また排気量も多くストレスなく走る事ができドライブも楽しく出来るます。車高が高いですから運転する際の視界が良いです。だいたいのSUV自動車は大きくて快適なスペースを確保しています、マルチにいろいろな楽しみを提供してくれる自動車なので良いと思います。スポーティなドライブから悪路も走破する性能がとても魅力的で沢山の人を乗せる事が出来る点です。 SUV車は、その車自体を使って悪路を走破したりするクルマでは無いので、悪路の走破性は一般の自動車とかわりありません。4WD車も存在しますが、これは未舗装路や河川敷を走るためでは無く、悪天候に備えてというものなので、そういった悪路に踏み込むと、抜け出せなくなる事があります。また、車体が大きく背が高いので、その分車重も重く、燃費が良くなかったり、立体駐車場に入らなかったりする事もあり、その点が悪い点と言えると思います。
最大の魅力は、見た目が男らしくてかっこいいことにあると思います。他の車種に比べて、車高が高く、車幅も大きめに作られているので、どの角度から見てもガチッとした地から強い印象を受けます。人間で例えるなら、アスリートのようなイメージだと思います。引き締まった肉体美は、尊敬に値するとともに男女問わず、「強い」という印象が際立つので、SUVの魅力は、こうした見た目の力強さにあるのだと感じています。また、車高が高いためにドライバーの目線が高くなり、運転しやすいのも良いなと思っています。 SUV自動車の悪い点は、大型な車種が多いのでその為どうしても排気量が多くなるので燃費が悪くなります。そして排気量と重量による自動車の維持費がコンパクトカーに比べて高いです。家族持ちでなく一人なら必要の無い車種です。車高が高く大型の車の為、駐車場およびスペース確保が大変な事です。特に狭い道など走る際は要注意が必要ですし通勤に使用すると燃費の悪さの為に燃料代が沢山かかり家系の負担となります。またタイヤなどの消耗品が高い事がデメリットです。
SUVの良いところは、室内が広く使いやすいと言うことです。一般の乗用車に比べると、荷物ルームなどが広く作られているので、たくさんのものを載せることが可能です。さらに乗用車に比べると運転をする視点が高くなっているので、遠くまでよく見渡すことができ安全に運転をすることができます。視点が高いので、運転するときの圧迫感が少なくなり、運転の疲労が軽減されます。高い座席になっているので、乗りやすく降りやすいと言うメリットもあります。 見た目の力強さを強調する車体サイズの大きさが裏目をとって、すこし扱いづらいということが欠点だと思います。免許を取るにあたって、教習所等で使用する車種はセダンが主流なので、どうしても車高が低めの車に慣れてしまっている方が多いと思います。それに比べると、車幅、車高ともにサイズアップしたSUVを運転するとなると今までより感覚が異なり、狭い路地裏等の細い道を通り抜けたりするのが難しく感じると思います。慣れの問題もありますが、こうした免許取得後からマイカーとしてSUVを運転する際の運転感覚の違いは、マイナス要素だと思っています。