低反発枕のメリット
上の表に出てきた各メリットについてかんたんに解説します。
フィット感が高い
低反発枕の最大の特徴は、頭や首の形にぴったりとフィットすることです。低反発ウレタン素材は、体温や圧力に反応して徐々に沈み込み、個々の体型に合わせた形状になります。これにより、一般的な枕と比べて隙間が少なくなり、頭や首にかかる負担を軽減できます。また、フィット感の高さによって、寝ている間に首が浮いたり、不安定な姿勢になったりすることがなくなります。その結果、快適な寝心地が得られ、熟睡しやすくなります。ただし、人によってはこの密着感が苦手に感じることもありますので、試してみることが重要です。
圧力分散が優れている
低反発枕は、一般的な綿や羽毛の枕と比べて圧力分散性に優れています。通常の枕では、一部の部位に圧力が集中しやすく、首や肩に負担がかかることがあります。しかし、低反発枕はゆっくりと沈み込み、頭や首の形状に合わせて圧力を均等に分散します。これにより、血流の阻害を防ぎ、筋肉の緊張を和らげることができます。特に、長時間同じ姿勢で寝る人や、寝返りが少ない人にとっては、体圧分散による負担軽減の恩恵が大きいです。また、医療現場でも使用されることがあり、床ずれ防止やリハビリ用としても活用されています。
首や肩の負担を軽減
低反発枕は、首や肩のカーブに自然に沿うように作られており、首や肩にかかる負担を軽減する効果があります。通常の枕では、枕が高すぎたり低すぎたりすると、首が不自然な角度になり、寝ている間に筋肉が緊張してしまいます。これが首こりや肩こりの原因になります。一方、低反発枕は適度な沈み込みと形状保持によって、理想的な頸椎のカーブを維持しやすく、筋肉への負担を抑えることができます。特に、肩こりに悩んでいる人や、長時間のデスクワークで首に負担がかかる人には、適切な高さと硬さの低反発枕が有効です。
寝返りが減る
低反発枕は、通常の枕に比べて寝返りが少なくなる傾向があります。これは、枕が頭部をしっかり包み込み、安定した姿勢を維持しやすくなるためです。一般的な枕では、圧力が一点に集中しやすく、不快感を覚えて頻繁に寝返りを打ってしまうことがあります。しかし、低反発枕は圧力を分散し、特定の部位に負担がかからないため、寝返りを減らす効果が期待できます。寝返りが少なくなることで、深い眠りに入りやすく、睡眠の質が向上する可能性があります。ただし、寝返りが極端に少なくなると、血流が滞りやすくなるため、体に合った適度な硬さのものを選ぶことが重要です。
横向き寝にも対応しやすい
低反発枕は、仰向け寝だけでなく、横向き寝にも適しています。通常の枕では、横向きに寝たときに肩の高さと枕の高さが合わず、首が曲がってしまうことがあります。しかし、低反発枕は適度に沈み込み、肩と首のラインに沿うようにフィットするため、無理のない姿勢を保つことができます。また、横向き寝の人向けに設計された低反発枕もあり、これらは首や肩の負担をさらに軽減するようにデザインされています。横向きで寝ることが多い人は、適切な高さの低反発枕を選ぶことで、より快適に眠ることができます。
静音性が高い
低反発ウレタン素材は、動いてもほとんど音が出ません。通常の羽毛枕やポリエステル枕では、寝返りを打つたびに「カサカサ」といった音がすることがありますが、低反発枕はこのような音がほとんど発生しません。そのため、睡眠中の環境音を気にする人や、敏感な人にとっては大きなメリットになります。また、パートナーと同じベッドで寝ている場合も、枕の音が気にならず、互いに快適に過ごすことができます。特に、静かな環境でぐっすり眠りたい人には適した選択肢です。
長期間使用可能
低反発枕は、適切にケアすれば比較的長く使用できます。通常の綿や羽毛の枕は、使っているうちに形が崩れたり、中の素材がへたったりすることがありますが、低反発枕は形状保持性が高いため、一定の期間はしっかりとしたサポートを提供できます。ただし、ウレタン素材は経年劣化しやすく、長年使用すると弾力が低下するため、数年ごとに買い替えることをおすすめします。適切な使い方をすれば、比較的長持ちし、コストパフォーマンスも高くなります。
アレルギー対策になる
低反発枕は、ダニやホコリが発生しにくい素材で作られていることが多いため、アレルギーを持っている人にも適しています。特に、羽毛や綿の枕はダニが繁殖しやすく、アレルギー反応を引き起こす原因になりますが、ウレタン素材はダニの温床になりにくいのが特徴です。また、抗菌・防臭加工が施されている低反発枕もあり、清潔に使用することができます。アレルギー体質の人は、通気性の良いカバーを併用することで、さらに快適に使うことができます。
種類が豊富
低反発枕には、さまざまな形状や高さのバリエーションがあります。一般的な長方形のものだけでなく、波型の形状や首をしっかり支える特殊なデザインのものも販売されています。そのため、自分の好みや寝姿勢に合ったものを選びやすいというメリットがあります。また、硬さも異なるため、柔らかめが好きな人やしっかりしたサポートが欲しい人など、さまざまなニーズに対応可能です。
肩こりや頭痛の軽減
低反発枕は、適切なサポートによって血流を改善し、肩こりや頭痛を軽減する効果が期待できます。特に、長時間のデスクワークやストレスによる首の緊張が原因で肩こりがひどい人にとっては、良い選択肢となります。自分に合った高さと硬さの枕を選ぶことで、快適な睡眠環境を整えることができます。
低反発枕のデメリット
上の表に出てきた各デメリットについてかんたんに解説します。
通気性が悪い
低反発枕は主にウレタンフォームで作られており、この素材は密度が高いため、空気が通りにくい性質を持っています。そのため、一般的な綿や羽毛の枕と比べて通気性が悪く、寝ている間に熱や湿気がこもりやすくなります。特に夏場は、寝ているうちに枕が熱を持ち、蒸し暑さを感じやすくなることがあります。これを防ぐために、通気性の高いカバーを使用したり、冷却ジェルが入ったタイプの低反発枕を選ぶのがおすすめです。また、部屋の湿度管理をしっかり行い、エアコンや扇風機を活用することで、より快適に使用できます。
気温の影響を受けやすい
低反発ウレタンは温度によって硬さが変化する特徴があります。冬場の寒い環境では、ウレタンが硬くなり、頭を乗せても沈み込みにくくなります。逆に、夏場の高温環境では柔らかくなりすぎて、頭が深く沈み込んでしまうことがあります。このように、季節や室温によって枕の感触が変わるため、一年を通じて安定した寝心地を維持するのが難しくなることがあります。この問題を解決するためには、エアコンや加湿器などで寝室の温度を調整するか、温度変化の少ない素材を採用した低反発枕を選ぶのが良いでしょう。
へたりやすい
低反発枕は、長期間使用すると次第に形状が崩れ、弾力が低下することがあります。特に、毎晩同じ場所に圧力がかかることで、枕が部分的にへたってしまい、サポート力が弱くなることが一般的です。このため、適切な寝姿勢を保つことが難しくなり、結果的に首や肩への負担が増える可能性があります。へたりを防ぐためには、定期的に枕の向きを変えたり、圧力が一部に集中しないようにする工夫が必要です。また、寿命が3〜5年程度のものが多いため、適切なタイミングで買い替えを検討することも重要です。
寝返りが打ちにくい
低反発枕は頭や首にしっかりフィットするため、寝ている間の動きを制限することがあります。特に、寝返りを頻繁に打つ人にとっては、枕が体の動きに対応しにくく、不自然な姿勢になってしまうこともあります。寝返りは、血流を促進し、同じ姿勢による圧迫を防ぐ重要な役割を持っています。そのため、寝返りが打ちにくくなると、血流が滞り、肩こりや体の痛みが生じる可能性があります。これを防ぐには、適度な弾力を持った低反発枕や、寝返りしやすい設計の枕を選ぶのが良いでしょう。
重さがある
低反発枕は、一般的な綿や羽毛の枕と比べて重量があり、持ち運びに不便を感じることがあります。特に、旅行や出張に持っていく際には、かさばる上に重くなるため、持ち運びに適していません。また、洗濯や手入れの際に持ち上げるのが大変と感じる人もいるかもしれません。このデメリットを軽減するために、軽量タイプの低反発枕を選ぶか、旅行用にコンパクトな折りたたみ式の低反発枕を用意すると良いでしょう。
ニオイが気になることがある
新品の低反発枕には、ウレタン特有の化学臭が残っていることが多く、使用開始直後は気になる人もいるかもしれません。このニオイは、製造時に使用される化学物質が揮発する際に発生するもので、数日から数週間で徐々に薄れていきます。しかし、敏感な人にとっては、不快に感じることもあります。ニオイが気になる場合は、使用前に風通しの良い場所で数日間陰干しをするか、通気性の良いカバーを使用すると、早くニオイを和らげることができます。
洗濯できないものが多い
低反発枕は水に弱い性質を持っており、基本的に水洗いができません。ウレタン素材は水を吸収すると劣化しやすく、乾燥させるのにも時間がかかるため、誤って洗濯してしまうと、枕の寿命を縮めてしまう可能性があります。そのため、手入れの際は、専用のカバーを定期的に洗濯し、枕本体は風通しの良い場所で乾燥させるのが一般的なメンテナンス方法です。また、消臭スプレーや除菌スプレーを使用することで、清潔な状態を保ちやすくなります。
硬さが合わないと逆効果
低反発枕は、沈み込みがあるため、人によっては硬さが合わず、かえって首や肩に負担を感じることがあります。特に、頭が深く沈み込みすぎると、首が不自然な角度になり、朝起きたときに痛みを感じることがあります。また、仰向け寝に適した高さの枕を横向き寝で使用すると、正しい寝姿勢を保ちにくくなり、不快感が増す可能性があります。そのため、自分の寝姿勢や体型に合った高さと硬さの枕を選ぶことが重要です。
価格が高め
低反発枕は、一般的な綿やポリエステル素材の枕に比べて価格が高めに設定されています。特に、品質の高い低反発枕や有名ブランドの商品は、数千円から1万円以上することも珍しくありません。価格が高いため、購入前に慎重に選ぶ必要がありますが、安価な低反発枕は品質が劣ることもあるため、注意が必要です。長期間使用することを考えると、適度な価格の高品質な枕を選ぶのが良いでしょう。
使用感の好みが分かれる
低反発枕の独特のフィット感は、人によって好き嫌いが分かれることがあります。一般的な枕に慣れている人にとっては、沈み込みのある感触が違和感となる場合があり、慣れるまでに時間がかかることもあります。また、硬めの寝具を好む人にとっては、柔らかすぎてサポート力が足りないと感じることもあります。初めて低反発枕を使う場合は、試しに使ってみるか、返品保証のある商品を選ぶと失敗しにくいです。
みんなの意見
賛成意見 | 反対意見 |
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低反発枕は低反発マットレスと併用して既に5年使用しています。良いと思うところは、枕のお陰で頭と肩がその形に沈むことからしっくりと固定されることです。なので眠りも深く、ぐっすり睡眠出来るのです。 また、頭の重力が均等に分散されるので心地よい眠りにつくことが出来ます。今まであったいびきをかくことも少なくなったので深い眠りに落ちているのだと思います。 また、寝つきも良くなりました。不眠症気味で悩んでいる方には安眠効果は絶大なので、お勧めしたい枕です。 |
低反発枕の悪いところは、ストレートネックを生み出す点です。これは通院している整体の先生に聞きました。 体にフィットし過ぎるところから、寝返りをうつ機会を無くすのでずっと同じ姿勢で睡眠することになります。なので、首の骨もまっすぐになりやすいということです。 ストレートネックは、背中の痛みの症状が出ます。私も最近背中の凝りが酷くなって来ており、今はずっと低反発だった枕をやめている最中です。頭痛などの症状がそれにより激減しました。 ストレートネックは現代病とも言われていますが、それを助長させるのが低反発枕であるようです。動かせない状態は、一見しっくりしているように見えますが、そもそも首が休まっていない状態にあるということです。 |
低反発枕のいい点は、心地よい眠りを得られるところです。頭の形に枕に納まって、首のところの安定感もあって、横向きで寝る癖がある人などには、背骨と首の骨が直線状態になって、体に負担がかからないので、いいと思います。 眠りに関しては低反発枕が優秀なことは評判でもわかっていることですし、首に負担がかからないということで、全身の歪みが改善されると思います。寝心地が良い点がまず上げられますし、寝心地がいいといい睡眠がとれるのです。 |
枕に自分自身の頭が合わなかった場合、寝苦しくて、違和感を感じます。首のところが高くなっているので、違和感を強く感じますし、寝返りをうつたびに、枕が合わないと感じます。 枕は抑えると手の跡がつくくらい沈み込むようになっていますが、それがかえって、寝苦しい感じになることがあります。 低反発枕はクッション性が低くて、頭が沈み込むような感じがして、寝ごこちが良くないところが困った点だと言えます。低反発枕は一種のブームのようになりましたが、それほど寝心地がいいものではありません。 |
頚椎ヘルニアがあります。以前は、そばがらの枕や細かいプラスチックが入った枕を使っていましたが、高さが合わなかったり、首を支えられていないため、頚椎ヘルニアがどんどんひどくなっていきました。 そこで、カイロプラクティックの先生から、低反発枕を紹介されて、テンピュールの枕に替えました。最初、頭より首側の方が高くなっているので、どうだろうと思いましたが、首をちゃんと支えてくれるので、とても良いと思います。 おかげで、首のコリ、痛みがかなり軽減しました。低反発なので、あたりが柔らかですが、沈み込みすぎないところも気に入っています。 |
低反発枕は仰向けに寝ているときは、とても良いのですが、横向きになったときは、少し苦しいです。 首を支えるような設計のため手前が高くなっていますが、横向きになるとそこが邪魔になります。ずっと仰向けで寝ることを前提として作られているように思えます。 また、冬は良いのですが、夏はムレます。通気性が良くないのか、夏寝ていると、頭や首のところに汗をかきます。天気が良いときは、外に干すようにしていますが、どうしても湿気がこもるようです。 横向きになったときも寝やすく、夏涼しく寝られるような低反発枕があれば、いうことないのですが。 |
低反発枕の素晴らしいと思う点は、重心をかけると変形してそのまま安定してその形をキープしてくれるという性質から、自分の理想の形で眠れるという点です。 形が固定されている枕の場合には、いつまでたってもしっくりこない時もありますが、この枕の場合には色々ムズムズと頭を動かしていると、いつのまにか一番フィットする形に枕が変形してくれるのです。 人間というにはわがままで、その時によってフィットする枕の形が異なります。低反発枕はその都度人間に合わせて変形してくれます。 |
良くないと思う点は、頭の重みにより変形してそのまま形が分からないという性質があるので、寝相が悪くなった時にそのまま枕の形も悪いまま固定されてしまうということです。 例えると、寝相が悪く顎を思いっきり引いた感じで寝てしまっていると、枕も同じように頭上部分が盛り上がり、首に近い部分が低くなって変形してしまう為に、非常に寝苦しい思いをする時があるのです。 寝相があまりにも悪い方などでは、あまり低反発枕の恩恵は受けられないでしょう。 |