メリット デメリット
新たな職場で心機一転頑張ることができる 必ずしも希望の職に就けるとは限らない
年収や勤務時間などの条件が良くなることがある 雇用条件が悪化する可能性もある
前の職場の人間関係を断ち切ることができる 転職を繰り返すと会社からの評価が下がる
自分が本当にしたい仕事をすることができる 転職先の人間関係が良くないことがある
前職の経験や人脈を活かした仕事に就くこともできる 不況時には転職活動そのものが非常に大変
人間関係が広がる 新たに人間関係を構築する必要がある
新しい自分を発見できる可能性がある 転職活動中は時間に余裕があり、だらけてしまいやすい
以前よりも自分に合った仕事を見つけられる可能性がある 転職活動をしていることが今の職場にばれると心苦しい
賛成意見 反対意見
ステップアップする目標のある転職の場合、自分のスキルをあげる事ができたり、給料が増えたりとメリットが大きいです。

ステップアップでなくても、残業の少ない職場で、家族との時間を増やしたい人、違う職種に挑戦したい人などは、転職によって希望が叶う事があります。

また、心機一転フレッシュな気持ちで働けるので、仕事に対するモチベーションが上がります。取引先や同僚など、新しい人間関係が出来るので、より交友関係が広がります。
人間関係でもめたから転職した場合や、仕事について行けず転職した場合、また次の職場でも同じような事になるかもしれないと覚悟が必要です。あと転職した一年目はボーナスがもらえないか、気持ち程度と思っておいた方がいいです。

給料も新しい職種への転職の場合は、下がる事が多いのが現実です。転職を繰り返していると、どんどん履歴書が汚れていきます。特に短いスパンでの転職は、人事の人に不信感を抱かせかねないので、注意が必要です。
転職の良いところは、新たな場所で心機一転スタートをきれる事でしょう。

今の職場で、仕事内容で行き詰ってしまったり、人間関係に疲れてしまったりしたとき、もちろんある程度の努力は必要ですが、どうしても改善できない時などは、思い切って転職するのも一つの手です。

環境が変わる事で、自分自身も新たな気持ちになり、仕事への取り組み方や同僚への接し方をかえる事が出来やすくなります。

また、転職する事で、今とは違う仕事を経験する事も出来ます。転職し、色々な職種を経験する事で本当に自分に合った仕事を見つける事が出来るでしょう。
転職にも注意が必要です。今が嫌だからと簡単に転職してしまっては、実際次の職場でも少し嫌なことがあるとまた転職すればいいや…と、転職癖がついてしまいます。

そして、転職ばかりしていると、一つの事を成し遂げる精神力が養われなかったり、結局自分は何の知識も技術も身につける事が出来ていない状態になりかねません。

また、企業側からも転職ばかりしている人は敬遠されるでしょう。根気がないと思われても仕方がありません。なので、転職する前には本当にその次の仕事がしたいのか、転職する価値があるのか、自分自身とよく話し合うべきなのです。
私はこれまでに2度ほど転職をしました。転職した理由としてはどちらの会社も、業績の悪化から社員への待遇が極端に悪くなったからであり、当時結婚を目前に控えていた私としては、将来の不安から転職したのでした。

在籍時は、自分の仕事以外で会社自体や役員などの言動に対して悩むことが多かったため、転職後は精神的な不安定さがなくなったという点においては良かったと言っていいかもしれません。

また私の場合、転職した先の会社(今の会社)こそが、自分が本当にやりたい仕事でしたので、モチベーションも上がり、良かったと思っています。
一度転職したことがある人だとたいがい当てはまるのですが、それまでは会社を辞めないようにと頑張っていた糸がプツンと切れてしまうため、二社目をわりと簡単に辞めてしまう人を大勢見てきました。

どうしても一社目を定規にしてしまうので、一社目より少しでも悪いところがその会社であったりすると、我慢することなくすぐに辞めてしまうわけです。

少しでも理想に近い会社に入ったり、やりたい仕事に就けることが良い転職だとは思いますが、転職を短期間で繰り返したりするのは、そこに感謝の気持ちがないような気がして、そうした意味では私は反対です。
転職は、前職における人間関係や待遇面等の様々な不満を一新して新たなビジネスライフを送るステップアップチャンスです。初就職等で、仕事をしていくうちに当初気付かずにいた適性や希望を発見する事は多いと思います、

希望の職業に就いたものの、ミスマッチを感じ、向いている事、向いていない事は働いてみて初めて気が付くケースも多いです。

ですから、自分に適した、または将来像が描ける新しい世界へ飛び出して、充実できる環境を求め、手に入れるチャンスがある転職は素晴らしい事だと思います。
就職してみて、様々な適正ミスマッチが見えて、次の就職先に希望を見出して入社しても状況が良くなる保障はありません。外から見る景色と中は違っている事は多いですし、期待や想像と違う厳しい現実に直面する可能性は低く無いです。

前職で積み上げた人脈は、また新しく構築していく必要があります。仕事は一人ではできませんし、関係性の中から生まれます。

希望の職種と方向性が合致しても人間関係や相性が合致しないと自分良さが何も活かせず、前職の職場での評価の方が良かったなんて事はありえます。

何か得ても、何か犠牲にするのは世の常で、転職はそれが表面化しやすいものです。リスク側が前面に出ると不幸になるだけです。
参考サイト
エンジャパン DODA(デューダ)