ウォーターサーバーのメリット
上の表に出てきた各メリットについてかんたんに解説します。
いつでも冷水・温水が使える
ウォーターサーバーの大きな魅力は、常に冷水と温水の両方が利用できる点です。冷蔵庫で水を冷やしたり、ポットでお湯を沸かしたりする手間が省けるため、非常に効率的です。特に忙しい朝の時間や、夜間でもすぐに温かい飲み物を用意できるのは大きな利点です。また、赤ちゃんのミルク作りにも便利で、温度調整の手間が省け、すぐに授乳できる点は子育て世帯にとってありがたい機能です。さらに、お茶やインスタントスープ、カップ麺などの調理も簡単になり、日常生活全体がスムーズになります。
重いペットボトルの購入・運搬が不要
スーパーなどで水を購入する場合、2リットルのペットボトルを複数本持ち帰るのは重労働です。特に女性や高齢者にとっては負担が大きく、車を使わない生活スタイルではさらに困難です。ウォーターサーバーは定期的に自宅まで宅配してくれるため、そういった負担を一切感じることなく、清潔で安全な水を確保できます。階段の多い住居や、天候の悪い日に買い物に行く必要がなくなることも大きなメリットです。また、育児中や仕事で忙しい方にとっても、買い出しの時間を省ける点は非常に魅力的です。
衛生的に管理された水が飲める
ウォーターサーバーで提供される水は、工場で厳格な衛生基準のもと処理・管理されており、安全性が高いのが特徴です。一般家庭で水道水をろ過する場合に比べて、雑菌の混入リスクが低く、常に清潔な水を飲める安心感があります。特に天然水タイプのサーバーでは、採水地から直送される水を無菌状態で充填するなど、徹底した品質管理が行われています。また、ボトルやサーバー本体もメンテナンスや交換が定期的に行われるため、長期間安心して使える点も衛生面での大きな利点です。
災害時の備蓄水としても活用できる
地震や台風などの災害時にライフラインが止まった場合、飲み水の確保は非常に重要です。ウォーターサーバーのボトル水は長期間保存が可能なものも多く、日常的に使用しながら“ローリングストック”の形で備蓄水として機能します。また、停電時でも重力で注水できるタイプや、簡易ポンプを使えば水を取り出すことができる製品もあり、非常時にも頼れる存在です。家庭内に10〜20リットルの水を常備しておける安心感は大きく、災害対策の一環としてもウォーターサーバーは非常に優れた選択肢です。
飲料代の節約になることもある
日常的にミネラルウォーターやペットボトル飲料を購入している家庭では、ウォーターサーバーを導入することでトータルコストが下がる場合もあります。特に大家族や水の使用量が多い世帯では、サーバーを使うことで1リットルあたりの単価が安くなり、経済的なメリットが生まれます。また、インスタントコーヒーやスープなども温水で簡単に作れるため、外出先での飲み物購入頻度も減る可能性があります。初期費用や月額料金がかかるとはいえ、使い方によっては家計の節約につながるのです。
ゴミの削減に貢献できる
ウォーターサーバーを使用することで、ペットボトルや缶飲料のゴミを大幅に減らすことができます。毎週何本ものペットボトルを購入し、使い終わった後に廃棄することが通常ですが、ウォーターサーバーでは使い捨てのボトルが不要で、繰り返し使用できるボトルやリサイクル可能なボトルが多いため、環境負荷を減らすことができます。家庭でのゴミの量を減らすだけでなく、プラスチックごみの削減にも貢献できます。また、宅配ボトルを回収してリサイクルする仕組みが整っているサービスも多く、エコ意識の高い家庭には非常に適しています。
ミネラルバランスが整った水が選べる
ウォーターサーバーの水は、特定のミネラル成分を豊富に含んだものや、軟水・硬水の選択肢が豊富です。日本の家庭では軟水が主流ですが、ウォーターサーバーなら自分の好みに合わせて水を選べるため、料理や飲料に最適な水を手に入れることができます。例えば、硬水はミネラルが豊富で健康志向の方に人気がありますが、軟水はまろやかな味わいで、日本食に特に合います。自分のライフスタイルや健康管理に合った水を選ぶことで、日々の飲み物や料理がさらに美味しくなります。
料理や炊飯がより美味しくなる
ウォーターサーバーで提供される水は、料理や炊飯の味を向上させる要素となります。特に軟水を使用することで、米がふっくらと炊き上がり、スープや煮物などがさらに美味しく仕上がります。また、料理に使う水が新鮮でクリーンなものであるため、食材本来の味を引き立てることができます。水道水や市販の水に比べて、塩素や不純物が少ないため、料理をする上での大きなメリットとなります。特に家庭料理を大切にしている方や、こだわりの食材を使う方には非常に重要なポイントです。
小さなお子様や高齢者にも安心
ウォーターサーバーには、赤ちゃんや高齢者が使うのに配慮した機能が搭載されている製品が多く、特に使いやすさや安全性が考慮されています。例えば、チャイルドロック機能が付いているため、小さな子供が誤ってお湯を使ってしまう心配が減ります。また、お湯の温度が一定に保たれ、温度調整が不要なため、お湯を沸かし過ぎることなく、安全にお茶やインスタント食品を作ることができます。高齢者にも便利で、重い水のボトルを交換する手間がなく、冷水と温水がすぐに利用できる点が助かります。家族全員の安全を守るという点でも大きなメリットがあります。
デザイン性の高い製品もある
近年、ウォーターサーバーは単なる実用性だけでなく、デザイン性にも優れた製品が増えています。おしゃれでスタイリッシュなデザインのウォーターサーバーが多く、インテリアとしても楽しめるものが豊富です。例えば、シンプルでモダンなデザインのものから、木目調やレトロなデザインのものまで、選択肢が広がっています。キッチンやリビングなど、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができるため、インテリアの一部としても機能します。また、コンパクトなサイズの製品も多く、限られたスペースにもしっかりフィットします。美しさと機能性を兼ね備えたウォーターサーバーは、生活空間をさらに豊かにしてくれます。
ウォーターサーバーのデメリット
上の表に出てきた各デメリットについてかんたんに解説します。
ランニングコストがかかる
ウォーターサーバーは本体のレンタル料、水代、電気代、さらには定期メンテナンス費用など、月々のランニングコストがかかります。水1本あたりの価格は500〜1000円程度が一般的で、家族構成や使用量によっては月数千円〜1万円以上の費用になることもあります。また、無料プランに見えても配送料やメンテナンス費が別途請求されるケースもあり、トータルでの出費が予想以上になる場合があります。経済的に余裕のある家庭であれば問題ありませんが、節約志向の方にとっては費用対効果をよく検討する必要があります。
設置スペースが必要
ウォーターサーバーは冷蔵庫のようにある程度のサイズがあり、設置には専用のスペースを確保する必要があります。特にボトルを上部に設置するタイプは高さも必要で、天井に干渉することもあります。キッチンが狭い場合や、家具のレイアウトに制限がある家庭では、生活動線を圧迫する要因となることも少なくありません。さらに、水ボトルの保管場所も考慮する必要があり、結果的に部屋が狭く感じられることもあります。コンパクトタイプの製品もありますが、設置前に寸法の確認とレイアウトの見直しが求められます。
定期的なメンテナンスが必要
ウォーターサーバーを衛生的に保つためには、定期的な掃除やメーカーによるメンテナンスが必要です。水を扱う機器のため、放置しておくと内部に雑菌が繁殖したり、カビが生える可能性もあります。特に注水口やタンク内部、ボトル差し込み部分などは汚れやすく、清掃を怠ると健康被害につながることもあります。業者が年1〜2回のメンテナンスを行うサービスもありますが、それ以外の期間は利用者がこまめに手入れする必要があります。手間を惜しむと、せっかくの高品質な水も衛生面で台無しになりかねません。
契約の縛りがあることが多い
多くのウォーターサーバーサービスには最低契約期間が設けられており、1年〜2年以上の継続利用が求められます。途中で解約した場合、解約手数料や違約金が発生することが一般的です。引っ越しや家族構成の変化で必要なくなった場合でも、期間内の解約には費用がかかるため、柔軟に解約できない不自由さがあります。また、キャンペーンや特典を利用して契約した場合も、解約によってそれらの特典が無効となることがあるため、契約前にはしっかりと規約を確認することが重要です。気軽に試すにはややハードルが高い点がデメリットといえます。
ボトルの保管に困る場合がある
ウォーターサーバー用の水ボトルは、一般的に12リットル前後の大容量で、使用前・使用後ともにある程度の保管スペースを必要とします。特に配送がまとめて行われるサービスでは、1度に複数本届くため、保管場所の確保が大変です。未使用のボトルは清潔な場所で保管する必要がありますし、使用済みのボトルも回収までの間、室内に置いておく必要があることもあります。ワンルームや収納スペースが限られた住宅では、見た目や動線の邪魔になることもあり、利便性より不便さを感じてしまう要因となる場合があります。
電気代が意外とかかる
ウォーターサーバーは常に冷水と温水を維持するため、コンセントに繋いだまま24時間稼働しています。そのため、意外と電気代がかかるという声も多くあります。月あたり300〜1000円程度の電気代がかかるケースが一般的で、節電を心がけている家庭にとっては見逃せないポイントです。エコモードや節電機能付きのサーバーもありますが、それでも完全に電源をオフにできるわけではないため、ランニングコストのひとつとして認識しておく必要があります。特に複数の家電を稼働させている家庭では、全体の電気代への影響が気になるところです。
ボトルの交換が重くて大変
ウォーターサーバーのボトルは重く、1本で12kg程度あるものが主流です。これを持ち上げてサーバー上部に設置する作業は、特に女性や高齢者、腰痛を持つ人にとって大きな負担となります。また、ボトル設置時に水漏れを起こすリスクもあるため、慎重な取り扱いが必要です。最近では足元に設置するタイプや、軽量ボトル対応型も登場していますが、すべての製品が対応しているわけではありません。交換作業のたびにストレスを感じるようであれば、導入そのものを見直す必要が出てくる可能性もあります。
使用頻度が低いと割高に感じる
ウォーターサーバーは毎月一定量の水を注文する必要があるサービスが多く、1人暮らしや水の消費が少ない家庭では使い切れずに余らせてしまうことがあります。使用しない月でも基本料金やレンタル料が発生することがあり、コストパフォーマンスの悪さを感じやすくなります。また、水の注文ノルマを満たさないと追加料金が発生するサービスもあるため、日常的に水を多く使わないライフスタイルの方には不向きといえるでしょう。定期配送のスキップができるサービスを選ぶことで、多少の負担軽減は可能です。
衛生管理を怠ると逆効果
ウォーターサーバーの利点の一つは清潔な水を提供できることですが、使用者が衛生管理を怠ると、かえって雑菌やカビの温床となってしまうリスクがあります。特に注水口の周辺や、ボトルの差し込み口などは水分が溜まりやすく、定期的な拭き取りが必要です。長期間使わない場合でもサーバー内部に水が残るため、放置すればカビや臭いの原因にもなります。清掃が面倒だからと放置すれば、健康被害につながる恐れもあり、本来の「安心して飲める水」という価値を損なう結果となる可能性があります。
解約手続きが面倒な場合がある
ウォーターサーバーの解約には、電話連絡が必要だったり、専用フォームの提出、ボトルや本体の返却手続きなど、手間のかかる作業が伴うことがあります。また、契約時に説明されていなかったような費用が発生する場合もあり、トラブルに発展するケースもあります。特に忙しい人にとっては、このような煩雑な手続きは大きなストレスになりかねません。近年ではオンラインで解約できるサービスも増えていますが、契約前に「解約方法」と「解約条件」をしっかり確認しておくことが、後のトラブル回避につながります。
みんなの意見
賛成意見 | 反対意見 |
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重い水を玄関先まで運んでくれる点がウォーターサーバーの一番良いところだと思います。 これまでは買い物の度にペットボトルで買った水を持って家まで運んでいました。小さい子どももいるので子どもを抱いて水を持って帰るのは本当に大変でした。 料理や飲料水、娘の調乳のためにウォーターサーバーを利用していますが、この量の水を自分で運ぶと思ったら本当に重労働です。ボトルの取り換えも簡単に行えて家事の負担も少なく、助かっています。 |
やはり室内でかなりの場所を取ってしまうことがデメリットではないでしょうか。私の家はとても狭い賃貸アパートなので、部屋の中に占めるウォーターサーバーの存在感がすごいです。 部屋に入ると一番先にウォーターサーバーに目が行くほど場所をとっています。広い部屋ならこの大きさでも大満足なんでしょうが我が家は狭いのでこの大きさが不満です。 あと水がやっぱりちょっと高いかなと思ってしまいます。水が美味しい地域では水道水で賄えるものをお金を出して買っているので、ちょっと高く感じてしまいます。 |
ウォーターサーバーのメリットは、自分で重たい水を運ぶ必要がないところです。ミネラルウォーターを無くなる都度購入し運搬するのは手間ですが、業者が定期的に残量を確認しに来てくれるのでうっかり切らすこともないので、楽です。 また、お湯の蛇口が付いているタイプのサーバーであれば、急な来客時でも、相手を1分と待たせずスピーディーに温かいお茶やコーヒーを提供でき便利です。 飲みたい分だけ注げますので、ペットボトル飲料と違い「キャップを開けたから数日中に飲まなければ」と焦る必要もなく衛生的で良いと思います。 |
ウォーターサーバーの欠点は電気代がかかることです。 ペットボトル飲料を常備する場合は冷蔵庫に保管しますので、飲料本体以外には特に費用はかかりませんが、サーバーの電気代が月900円かかったとすると、電気代だけでも年間1万円以上の電気代が加算されてしまいます。 また、自宅で気軽に使用できてしまうため、ペットボトル飲料なら「重いし買いに行くのが面倒だから」と我慢できるところが、サーバーだとつい飲みすぎて節約にならず、結局費用がかかってしまうという結果になるのも短所といえます。 |
良い点はいつでも冷たい水・熱いお湯が出てくるという点です。特に熱いお湯がすぐに出てくるというのは大変便利です。お茶を飲むとき、カップラーメンを食べるとき…などなど、様々な場面で重宝します。 また、福島第一原発の事故で飲み水の安全性が問題になりましたが、きちんと管理されて製造されているので安心です。 そして、ミネラルウォーターだと重くて自宅まで運ぶのが大変ですが、ウォーターサーバーはタンクを自宅まで運んでくれるので便利で助かります。 |
良くない点としては多少割高だという点が挙げられます。ウォーターサーバーの相場としては1リットル100円と言われており、スーパーなどで販売されているミネラルウォーターより値段は高めです。 また、日本の水道水はかなり安全性が高いことで知られています。なのにあえて水を買うというのは、環境にあまり良くないんじゃないかとも言われています。 実際海外でもニューヨークや水道水の安全性が高い地域では、ミネラルウォーターではなく水道水を飲むように推奨しているほどです。 |
家庭にいながら簡単に天然水を飲めるのが良いと思います。宅配をしてくれるので、お店でペットボトルの天然水を大量に買い込む事が無くなりました。また、レンタルの場合が多いので、設置にそれほどの費用がかかりません。 お水も品質管理が徹底しているので、安心して飲み続ける事が出来ます。お水だけでなくお湯も給湯してくれるので、コーヒーやお茶もすぐに飲めるのが便利で良いと思います。 |
ウォーターサーバーの悪いと思う点は、ウォーターサーバーの設置場所に困るという点です。 広いお宅なら問題もありませんが、狭い賃貸住宅などでは設置する事で圧迫感を感じてしまうでしょう。また、ストックしているボトルの水の置き場所にも困ります。 衛生面も、業者によっては徹底されていない事があるので、どこからレンタルするかはじっくり検討してから選ぶと良いと思います。サーバーがすぐにカビてしまうような会社の物は選ばないように気をつける必要があると思います。 |